(ファイナルデーのパイプラインの波) PHOTO: © WSL/Brent Bielmann

「上位陣の入れ替わりがすごい。時代は21世紀生まれのシーン」 – F+

F+(エフプラス)

ファイナルデー、男女ともにQFから先が行われた。優勝したのはバロン・マミヤとケイトリン・シマーズ。でもどのラウンドでもいいサーフィンをしていたのは2位のジョンジョンとモーリー・ピックラム。

(バロン・マミヤ) PHOTO: © WSL/Tony Heff
(ケイトリン・シマーズ) PHOTO: © WSL/Tony Heff

なんかね、この辺がコンテストの難しいところ。うまい人が勝つわけではない。バロンは神がかった波運で10点含みのハイポイントを重ねたし、ケイトリンは戦略というか、バックアップを拾うのがうまかったと思う。18歳であそこにいるということは、そういう戦略的な部分が強烈なんだろうな。例えば双方8点台1本あって、中盤で2点必要な時に3点出してすぐひっくり返しておくみたいな部分は、すごいな、と思う。

(ジョン・ジョン・フローレンス) PHOTO: © WSL/Brent Bielmann
(モリー・ピックラム) PHOTO: © WSL/Tony Heff

でもね、でも、モーリー・ピックラムのほうがサーフィンはすごかったよ。そこ、ジョンジョンも同じ。ただ、波はバロンがお好きなようで、バロンの波回りがすごくよかったと思う。

一日ずっと波が良かったわけでもなく、いい波の来るヒートと、なんか波なくなっちゃったね、みたいなヒートがあったと思う。
これで次のサンセットはケイトリンとバロンがイエロージャージー。

(コナー・オレアリー) PHOTO: © WSL/Tony Heff

コナー・オレアリー、イーサン・ユーイングを破ってセミに行ったものの、神がかりのバロンに大差で敗れた。あのコナーパイプ、バロンバックドアにスプリットしたの何本かあったけど、仲良くスプリットしなくても良かったのかな、と思う。あの時間帯はバックドアのほうが良かったから、あのスプリットをバックドア行くって選択肢もあったんじゃないだろうか。プライオリティがどっちだったかは定かではないけど。

(コナー・オレアリー) PHOTO: © WSL/Tony Heff

でもパイプで3位は立派。頑張ったと思うし、いい滑り出しだ。

まぁ、このままいくわけではないだろうけど、上位陣の入れ替わりがすごいかも。時代は21世紀生まれってことなのかなぁ。昭和のおばちゃんは、なんかついていけないというか、ついていくのを力づくで抵抗している感じ?(笑)

F+編集長つのだゆき

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