(都築虹帆) PHOTO: © WSL/Kenny Morris

都築虹帆、岩見天獅、矢作紋乃丞がベスト16入り!『SAMBAZON World Junior Championships』2日目

カリフォルニアのオーシャンサイドを舞台とした20歳以下のサーフィン世界一を決めるWJCこと『SAMBAZON World Junior Championships』は2日続けて進行。

現地時間1月10日に敗者復活戦が進行してベスト16が決定した。

3名の日本人選手が勝ち上がる

(矢作紋乃丞)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

初日に行われた3人ヒートのオープニングラウンドはトップのみRound of 16へ。
残り2名がこの日の敗者復活戦を戦った。

オーシャンサイドの波は前日よりサイズダウンした公式2-3ftレンジ。
朝は風が弱く、日中は風の影響で難しいコンディションに変化していった。

日本人選手6名は全て敗者復活戦に回っていたが、都築虹帆、岩見天獅、矢作紋乃丞の3名が勝ち上がり、ベスト16入りを決めた。

中でも矢作紋乃丞はハワイのプロディ・セイルとのエアーゲームに競り勝ち、注目を浴びていた。
7.50に加え、スピードに乗ったエアーリバースで8.17を出してこの日2番目のスコアとなるトータル15.67をまとめていた。

「ヒートの前に自分の好きなエアー向きの風が吹いてきたんです。ブロディのエアーが凄いのを知っていましたし、エアーを狙っていましたよね。楽しい波でした。厳しい戦いだったけど、良い波に乗れた時は楽しかったです」

次のRound of 16ではディフェンディングチャンピオンのジャーヴィス・アール(AUS)と対戦する矢作紋乃丞。
岩見天獅はジョエル・ヴォーン(AUS)、都築虹帆はローラ・ラウップ(BRA)とのカードになる。

中塩佳那がラスト3分で…

(ローラ・ラウップ)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

ローラ・ラウップ(BRA)とのカードで5.83、7.50をまとめて主導権を握っていた中塩佳那だったが、ローラがラスト3分でフロントサイドのパワフルなライディングで9.00をスコア。
中塩佳那にとっては悔しい敗退となった。

「優先権があったのに彼女に乗らせてしまい、7.50を出されてしまったの。本当に後悔したわ。自分のサーフィンを見せるには良い波が必要だと分かっていたので、それができて通過したことに興奮している。昨年もWJCに出場して、今年はワイルドカードで出場している。家族と一緒にカリフォルニアを満喫しているの。ここは夢のような場所よ」

その他、キーラ・バックピット(AUS)がガブリエル・メディナの妹、ソフィアを倒してベスト16入り。
エリー・ハリソン(AUS)、ザーレ・ケリー(AUS)、エウェレイウラ・ウォン(HAW)、キーラ・バックピット(USA)が勝ち上がっている。

日本人ハーフのシフォン・クロフォードが9ポイントライド

(シフォン・クロフォード)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

日本人ハーフではスカイ・ブラウン(GBR)がエリー・ハリソン(AUS)に敗れて早くも姿を消したが、オアフ島・ノースショアの次世代サーファー、シフォン・クロフォードが活躍。

前半の5.67に加え、後半にはイーサン・ユーイングのようなスタイリッシュなライドで9.33をスコア。
トータル15.00でオージーのルーク・ブランビーに圧勝した。

「昨年は補欠待ちだったけど、今年はやっと出場して自分のサーフィンを見せることができた。あの波は2つのターンを組み合わせたんだ。ただ良いサーフィンをしたいね。少し柔らかいけど、楽しい波もあるよ。ジャクソン(バンチ)と一緒に滞在していて、いつも競い合っている。彼のことは尊敬している。いつも彼に勝ちたいとも思っているよ。彼もブロディも、全てのハワイの仲間が大好きで、お互いを応援しているんだ」

その他、レヴァイ・スローソン(USA)、ハーレー・ウォルターズ(AUS)、ルーク・トンプソン(RSA)、レオ・カサル(BRA)、サム・ピッター(FRA)がRound of 16進出を決めた。

ネクストコールは現地時間1月11日の朝7時30分で35分後(日本時間1月12日1時5分)に再開予定。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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