(ケリー・スレーター) PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

ケリー・スレーターに2023年シーズン後半戦/2024年シーズン前半戦のワイルドカードを授与

2022年のパイプラインでの開幕戦で50歳を目前に優勝したのを最後に失速。
現在、ウェスタンオーストラリアのマーガレットリバーで開催中のCT第5戦『Margaret River Pro』でミッドシーズンカットが確定してその後の進退が不透明だったケリー・スレーター。

51歳という年齢を考えるとこのまま引退という説が濃厚と言われていたが、WSLは30年以上にも渡ってCTの主役に君臨して11度のワールドタイトル、56回の優勝、メンズの史上最年少と最年長のタイトル記録などサーフィンに関するほぼ全ての記録を持ち、今やCTイベントのスポンサーやサーフランチという会場も持つキングを大人しく引退させることなく、2023年シーズン後半戦と2024年シーズン前半戦のワイルドカードを授与した。

(ケリー・スレーター)
PHOTO:© WSL/Cait Mier

ケリーはこれによって2023年のワールドタイトルを争う『Rip Curl WSL Finals』進出の可能性と2024年パリ五輪の出場権のチャンスも得ることになる。
『Rip Curl WSL Finals』進出はトップ5、パリ五輪の出場権はトップ10かつアメリカ人で上位2名に限られる。

どちらもハードルは高いが、ケリーがシーズンに残ることはWSLにとって利益になることは間違いない。
それほどケリーの人気はまだ高く、永遠のヒーローなのだ。

また、以前から言われていたパリ五輪出場で引退というシナリオもこれで整ったことになる。

ジョアン・ディファイもワイルドカードを獲得

(ジョアン・ディファイ)
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes

WSLはケリーと同時にフランスのジョアン・ディファイにも2023年シーズン後半戦と2024年シーズン前半戦のワイルドカードを授与。

ジョアンは2014年のクオリファイ以来、毎年トップ10位を果たし、2021年、2022年に『Rip Curl WSL Finals』進出を決めて4位と3位に入っている。
また、東京五輪にフランス代表としても出場、すでに2024年パリ五輪の出場権も暫定的に獲得している。

今シーズンは怪我のために開幕戦から3戦続けて欠場。オーストラリアレッグで復帰したものの、まだ怪我の状態が良くないのか結果を残せず、ミッドシーズンカットが決まっていた。

ミゲルとブリッサが2024年シーズン前半戦のワイルドカードを獲得

(ミゲル・プーポ)
PHOTO:© WSL/Tony Heff

WSLはケリーとジョアンの他、ポルトガルで足首を負傷してオーストラリアレッグを欠場したミゲル・プーポ(BRA)とブリッサ・ヘネシー(CRI)に2024年シーズン前半戦のワイルドカードを授与。

ミゲルは昨年のタヒチでCT初優勝を果たし、キャリア最高のランキング6位でフィニッシュしていた。
31歳のミゲルは2024年が12年目のシーズンになる。

ブリッサも昨年CT初優勝を果たし、『Rip Curl WSL Finals』に出場。キャリア最高の5位となった。
また、東京五輪にコスタリカ代表として出場。2024年パリ五輪の出場権も暫定的に獲得している。

WSLシーズンワイルドカードの条件

(ブリッサ・ヘネシー)
PHOTO:© WSL/Cait Mier

WSLシーズンワイルドカードはアスリートからの要望でWSLツアー&コンペティションチームによって選出される。
選考はワールドタイトル、CT、CSのランキング、イベント結果などの競技成績に加え、該当する場合は医療評価も考慮される。

WSLスポーツチーフのジェシー・マイリー・ダイヤは「WSLルールブックでは、元世界チャンピオンと過去にWSLファイナル5に出場した選手だけがシーズンワイルドカードとしてシーズン後半にポイントを獲得することができるようになっています。ケリーとジョアンはその条件を満たしているので、最後までCTシーズンを戦うのを楽しみにしています。また、2024年にミゲルとブリッサが戻ってくるのも楽しみにしています」と声明を発表している。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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