(会場は初日から大観衆) PHOTO:© WSL/Tony Heff

CT開幕戦『Billabong Pro Pipeline』キックオフ!ジョン・ジョンとギャビーのゴールデンカードの結果は?

ハワイから始まり、ポルトガル、オーストラリア、サーフランチ、エルサルバドル、ブラジル、南アフリカ、タヒチと巡り、最後にトラッセルズでワールドタイトルを決める2023年CTがいよいよスタート。

現地時間2月1日、オアフ島・ノースショアでT開幕戦『Billabong Pro Pipeline』がメンズから始まり、Opening Roundと敗者復活戦のElimination Roundまで進行。
初日から早くも4名のイベント敗退者が出て、Round of 32を戦う32名が決定した。

五十嵐カノアが土壇場で勝負強さを発揮

(五十嵐カノア)
PHOTO:© WSL/Brent Bielmann

公式4-6ftレンジの初日のコンディションはバックドアメイン。
更にバレルになる波が少なく、トータルでも1桁台のスコアが中心だった。

H2に登場した日本の五十嵐カノアは悪いサイクルにハマってしまい、同ヒートのジョアン・チアンカ(BRA)がバックドアで8.50のハイエストスコア、ジェイク・マーシャル(USA)が7.50を出した一方、まともな波に乗れず、トータル1.00でElimination Roundへ。

Elimination Roundはジョシュア・モニーツ(HAW)、マイケル・ロドリゲス(BRA)とのクロスゲームとなり、3位と危ない場面もあったが、ラスト数分でトップに立ち、逃げ切ることに成功。
昨年のタヒチでの最終戦然り、土壇場で勝負強さを発揮していた。

(五十嵐カノア)
PHOTO:© WSL/Tony Heff

Round of 32では再びジョアン・チアンカ(BRA)と対戦。
ジョアンは勢いがあるが、経験ではカノアの方が上。
面白い勝負になりそうだ。

なお、デビュー戦となった和井田理央(IND)はトップ通過、コナー・オレアリー(AUS)はハイスコアを出したジョーディ・スミス(ZAF)と共に2位でラウンドアップを決めている。
この二人はRound of 32で対戦する。

(デビュー最初のヒートで1位通過を果たした和井田理央)
PHOTO:© WSL/Tony Heff
(和井田理央)
PHOTO:© WSL/Brent Bielmann

ジョン・ジョンとギャビーのゴールデンカード

(勝利者インタビューを受けるギャビー)
PHOTO:© WSL/Brent Bielmann

ジョアンを始め、いくつかのハイスコアや見せ場があった初日だが、やはりイベント前から注目されていたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ガブリエル・メディナ(BRA)のゴールデンカードが最もエキサイティングだった。
気の毒だったのは同カードに入ったレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)で、ギャビーとジョン・ジョンの魔法のようなバレルスキルの前に歯が立たず…。
結局このヒートはギャビーが僅差でトップ通過を果たした。

「ハワイは自分にとって特別な場所、沢山の良い思い出もあるから、戻って来れて嬉しいよ。次のラウンドはもっと波が良くなることを願う。あのバックドアのバレルは長かった。隣のOTWのチャンネルまで続いているのが見えたので、狙ってみたんだ。勝てて嬉しいね」

2022年の困難なシーズンを乗り越えて復帰したギャビーとジョン・ジョン。
何年も続くライバル関係のこの二人が2023年シーズンを盛り上げてくれることを予感させるヒートだった。

(ジョン・ジョンも次へ)
PHOTO:© WSL/Brent Bielmann

ケリーがタイトル防衛に一歩前進

(50歳のケリー)
PHOTO:© WSL/Tony Heff

昨年、50歳を目前に8度目のパイプラインのCTイベント優勝を決めたケリー・スレーター(USA)は、チャンスが少ないコンディションに苦戦しながらも、カイオ・イベリ(BRA)と共に2位通過。
Round of 32ではElimination Roundで素晴らしいライディングを披露したヤゴ・ドラ(BRA)と対戦する。

「今週はサーフィンの調子が良くないんだ。だから、それを解消したかった。あのヒートはあまり良い感じではなかったね。カイオは良い波に乗った時、自分に優先権があったけど、次の波に乗ることを考えて彼に行かせたんだ。でも、それが思ったようにならなかったのさ」

このヒートでは数少ないパイプラインのバレルもメイクしていたケリー。
スコアは伸びなかったとはいえ、初日のように不安定なコンディションで勝つには必要なスキルであり、それが8度もの勝利に繋がっているのだ。

(パイプ、バックドア共にバレルをメイクしていたケリー)
PHOTO:© WSL/Tony Heff

敗者復活戦で姿を消したのは、ワイルドカードのジョシュア・モニーツ(HAW)、イーマイカラニ・デヴォルト(HAW)
マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)、ジャドソン・アンドレ(BRA)の4名。

まだ戦いは始まったばかりだ。

なお、現地時間2月2日にはウィメンズがスタートして一気にRound of 16まで進行。
リポートはのちほど。

(選手はヒート前にApple Watchを渡され、ヒート中のスコア、ポジション、プライオリティを管理する) PHOTO:© WSL/Tony Heff

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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