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WSLが2023年CSのフォーマット変更を発表

今までのQSからCTへのクオリファイの形を変えてCS(チャレンジャー・シリーズ)というステップが加わり、2年目。
今年はフルスケールで世界中を回る最初のシーズンになるが、選手のフィードバックを元に早くも2023年CSをより良いシリーズにするためにアップデートが発表された。

主な改善点は賞金額の引き上げ、選手数の縮小、CT選手の2大会出場義務撤廃の3つ。
このアップデートにより、開催日数を減らし、アスリートの負担を軽減。それがただのCTのステップとしてのシリーズではなく、プロスポーツとしてファンが楽しめるシリーズにもつながることになる。

「我々はCSの最初のシーズンの後、選手のフィードバックに耳を傾け、2023年のフォーマットに取り入れました。新しい変更点は好条件のウネリや風などを利用してアスリートの賞金を増やすことを目的としています。また、男子10名、女子5名のスポットを割り当てることで、CSの参加者がリージョナルツアーに戻ることなく、来年のCSにリクオリファイ可能なチャンスを増やしました」

WSLコミッショナー、ジェシー・マイリー・ダイヤ

(昨年トップ5入りを果たしたモーガン・シビリックだったが、今年はミッドシーズンカットでCS落ちになった)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

2023年からはCSの出場枠が男子96名から80名、女子64名から48名に縮小される。
これは2大会出場義務があったCT選手のために設けていた枠で、2023年からはその2大会出場義務が撤廃される。
しかし、CT選手が出場したい場合はワイルドカードを申請することが可能。

2023年もCT前半の結果によるミッドシーズンカットは実施され、男子12名、女子7名がCS落ちになる。

賞金額の引き上げについては2023年CSスケジュールと共に発表される予定。

なお、2022年のCSは全7戦の内、上位4戦のポイントでランキングが決まり、男子上位10名、女子上位5名が2023年CTクオリファイとなる。

次の第5戦『EDP Vissla Pro Ericeira』はポルトガルで10月1日〜9日に開催される。

CS出場者の内訳

2023年CS出場者の内訳は以下の通り。

▪️男子
・CTミッドシーズンカットでCS落ちした12名。
・2022年CSランキングから10名。
・CT選手でリクオリファイを逃した3名。
・QS各リージョナル49名。
オーストラリア/オセアニア8名
北米8名
南米8名
ヨーロッパ8名
ハワイ/タヒチヌイ6名
アジア6名
アフリカ5名

▪️女子
・CTミッドシーズンカットでCS落ちした7名。
・2022年CSランキングから5名。
・CT選手でリクオリファイを逃した2名。
・QS各リージョナル30名。
オーストラリア/オセアニア5名
北米5名
南米4名
ヨーロッパ8名
ハワイ/タヒチヌイ4名
アジア4名
アフリカ3名

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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