Photo: Tahnei Roy / Red Bull Content Pool.

第2回『Red Bull Magnitude』を制したのは?

今年で2回目となる「Red Bull」主催のウィメンズオンリーの映像形式ビッグウェーブコンテスト『Red Bull Magnitude』

2021年12月1日〜2022年3月14日の期間にオアフ島のワイメアベイ、アウターリーフ、マウイ島のジョーズとハワイを代表する3つのビッグウェーブスポットでサーフィンした映像が参加条件。
女性であれば誰でもエントリーは可能で、賞金総額は5万ドル。
Best Overallと呼ばれる総合優勝には昨年より1万ドル増額の3万5千ドル、日本円で約430万円と映像形式のコンテストでは最高峰のプライスだ。

記念すべき初代総合チャンピオンはケアラ・ケネリーで、ウィメンズのビッグウェーブの世界でパイオニアである彼女の地位を確立。
長年の努力の証にもなった。

今年はマウイ島のスカイラー・リックルが1月9日にJAWSで撮影した映像で獲得。

ベストライド賞、ベストパドル賞はBWTのJAWSで4度も優勝経験があるマウイ島のペイジ・アームが獲得。
ベスト・トウ・ウェーブ賞、オンライン投票でファンが選ぶピープルズチョイスはマウイ島のアニー・レイカートが獲得した。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーはカリフォルニアの32歳、ケイティ・マコンネルが受賞。
彼女は海洋学者でもあり、世界中のビッグウェーブサーフで何年も経験を積み、今回プロレベルの賞を獲得した。

(JAWSの映像で優勝したスカイラー・リックル)
Photo: Christa Funk /Red Bull Content Pool.

昨年はカイ・レニー、マーク・ヒーリー、ベティ・デポリート、ロッシェル・バラードがジャッジを務めたが、今年はベティ・デポリート、ロッシェル・バラード、アンドレア・モラーと全て女性が審査した。

このコンテストが優秀なのは、オアフ島のワイメアベイ、アウターリーフ、マウイ島のジョーズの3つのスポットで大きなウネリが入った時にジェットスキーのチーム、救助チーム、映像チームが提供されることだろう。
これによりプロレベルのビッグウェーバーだけではなく、まだマイナーながら将来有望な女性サーファーを育成し、盛り上げることになる。

グアム島からオアフ島に引っ越してビッグウェーブの世界に飛び込んだイリー・フィッツジェラルドは、「ここハワイの女子ビッグウェーブサーフコミュニティは、私に学びと多くの人との出会いを与えている。また、他の女性サーファーがビッグウェーブを楽しんでいるのを見るのは幸せなことよ。彼女たちのおかげでラインアップにいるのがより心地よく感じられる。このコミュニティは家族のようなもので、このようなコンテストが女子サーファーたちの背中を押してくれることを願っている」と話しています。

(空海)

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