Photo: Jacob Szekely "Zeke" (via YouTube)

「少子高齢化が進むなかで、ローカリズムは存続するのか」- F+

F+(エフプラス)

●質問
①今後、更に少子高齢化が進むなかでも、ローカリズムは存続するのか?
②サーフィンのスポーツとしての競技力を追求すると、没個性に向かってしまうのか?
③サーフィンがメジャースポーツになるためには、採点方法が変わる必要があるのか?

まず①は、少子高齢化が進めば進むほど、ローカリズムは強くなっていくのかな、と思う。年長の人間というのはことあるごとに自己主張したがり、威張りたがり、弱者を押さえたがるものだ。基本的にはローカリズムはそういうものの上に成り立っていると思われるので、同じクオリティの波が、そこにいるサーファーみんなに均等に配布される、という状況にならない限り、排他的な方角のローカリズムというのはサーフィンからは消えないと思う。

ただし、その力を行使するローカルという人が本当にそこのローカルなのかどうかは微妙かな、と思う。サーフィンをしている、していないにかかわらず、その地に住み、その地で社会生活を営み、その地に税金を払い、そのポイントを守る、まぁ、本来のローカルはそういうことなんだけど、ポイントで大きな顔をしている人がそういうローカルとも限らない。他県のサーファーでも毎日のように通っていれば、そのうちローカル顔をするようになる。それと同時にたいていの場合、他者に対するリスペクトを弱めていく。それは見ていて決して気持ちのいいものではない。

▲最近話題になった南カリフォルニア・オーシャンサイドでの事件。自称ローカルが繰り返し前乗りをしていた。

まぁ、海は誰のものでもなく、ローカルだから我が物顔でいい、ということが根本的におかしいので、この波に対するルール無用のローカル優先権がどこからきているのかが、サーフカルチャーのルーツのひとつともいえる興味深い部分だ。

ただ個人的にはローカル風吹かせるって、それが本当のローカルだろうが、なんちゃってローカルだろうが、美しくないなぁ、と思う。実際のところ、本当のローカルって、ひっそり目立たず、おとなしくやってたりするもんだ。

②と③は共通するところが多く、長くなるので次週に持ち越します。

そんなことよりあなた、2022カレンダーですわ。
今回は2001年のCJからこっち、2021までのワールドチャンピオンを集めてみました。もちろん皆様から募集した格言の中から傑作をピックして掲載。チャンプ獲得の年代順なので、1月はいきなりケリーってことになりました。何しろ今から30年前1992年が初タイトルなので。センター見開きにはスティーブ・シャーマンのトラッスルズ、WSLファイナルズのガブとカリッサの様子のコラージュです。

スティーブ・シャーマンのによるWSLファイナルズのコラージュ

今回新たな試みとして、各月にQRコードがついていて、それ読み取っていただくとカレンダースペシャルコラムにジャンプ。各月の採用写真の解説とか、その人のワールドタイトルの思い出とか、当時の思い出とか、いろいろ私の思い出話が読めるようになっています。毎月のカレンダーコラムは毎月1日に公開、つまりケリーの思い出話は元旦公開です。まもなく販売開始できるかと思うので、今しばらくお待ちください。

F+編集長つのだゆき

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