(前田マヒナ) PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

日本代表4名がR4進出!『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』3日目

現地時間6月1日、『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』はコンテスト3日目。

会場の中米・エルサルバドル「エル・スンザル」「ラ・ボカナ」の2つのブレイクはオープニングセレモニーでブケレ大統領が声明を出した通り、観光資源になるような素晴らしいコンディションが続いています。

世界中が自由に行き来できるようになった暁には、きっとこの国に世界中からサーファーが集まるようになることでしょう。

日本代表「波乗りジャパン」

(一致団結)
PHOTO: ISA / Sean Evans

コンテスト3日目はライト、レフト共にある「ラ・ボカナ」でメンズ、ウィメンズ共にR3が行われた後、メンズリパチャージR1がヒートを分けて進行。
ライトオンリーの「エル・スンザル」ではウィメンズのリパチャージR1が行われた後、メンズリパチャージR1がヒートを分けて進行していました。

日本代表「波乗りジャパン」はメンズR3で村上舜、大原洋人、五十嵐カノアが揃って1位通過でR4へ。

村上舜はH3でブラジル代表のイタロ・フェレイラ、南アフリカ代表でCTルーキーでもあるマシュー・マクギリヴレイという強豪カードに重なり、イタロを2位に従えてラウンドアップ。
大原洋人はR3のハイエストヒートスコアを出してISAのメディアにも取り上げられていました。

(村上舜)
PHOTO: ISA / Sean Evans
(大原洋人)
PHOTO: ISA / Sean Evans
(五十嵐カノア)
PHOTO: ISA / Sean Evans

ウィメンズR3では前田マヒナがニュージーランド代表の元CT選手ペイジ・ハレブと共にラウンドアップ。
リパチャージR2に回った松田詩野、都筑有夢路はこの出番がありませんでした。

次のR4では大原洋人がインドネシア代表の和井田理央、フランス代表の元CT選手ジョアン・ドゥルー。
五十嵐カノアはペルー代表、メキシコ代表と対戦。
村上舜はまだヒート表が更新されていませんが、H2に入るとジェレミー・フローレス、ジュリアン・ウィルソンというCT選手に囲まれることになります。

前田マヒナはオーストラリア代表のステファニー・ギルモアなどと対戦します。

ウィメンズはCT選手以外の活躍が目立つ

(ロザニー・アルバレス)
PHOTO: ISA / Pablo Franco

この日、ウィメンズで最もハイスコアを出していたのはリパチャージR1を戦ったベネズエラのロザニー・アルバレス。
「エル・スンザル」の長いライトの波でイベント中のハイエストスコアとなる17.57をマーク。
同じくリパチャージR1ではスペインのナディア・エロスターベが16.84とロザニーの次に高いスコアを出して余裕のラウンドアップを果たしています。

メインラウンドではR3でアメリカのアリッサ・スペンサーは16.00、ポルトガルのヨランダ・セケイラが15.77をスコア。
ヨランダは前日にアメリカ代表のカリッサ・ムーアが出した9.10を上回る9.60のハイエストスコアを出して、すでにCT枠で東京五輪出場を決めているオーストラリア代表のステファニー・ギルモアを従えてトップ通過を果たしています。

(ステファニー・ギルモア)
PHOTO: ISA / Sean Evans

その他、ウィメンズR3ではニュージーランド代表のペイジ・ハレブなどがR4進出を決めた一方、オーストラリア代表で過去に2度の金メダルを獲得したことがあるサリー・フィッツギボンズが3位でリパチャージ行きを強いられています。

なお、すでに東京五輪の出場枠を手に入れているCT枠の選手でも今大会は参加の義務があり、終了したばかりのオーストラリアから多くの選手が参加。
しかし、ブラジル代表のガブリエル・メディナ、タティアナ・ウェストン・ウェブ、アメリカ代表のカリッサ・ムーア、キャロリン・マークス、コスタリカ代表のブリッサ・ヘネシーはR1出場後に棄権したとのこと。

また、ブラジル代表のシルヴァナ・リマはPCR検査の結果、ホテルに隔離されていると報告しています。

(選手3人ブラジル代表)
PHOTO: ISA / Sean Evans

メンズもやや波乱含みの展開が続く

(和井田理央)
PHOTO: ISA / Sean Evans

メンズのR3は、村上舜と共にラウンドアップしたイタロ、五十嵐カノア、フランス代表のジェレミー・フローレス、ミシェル・ボウレズ、オーストラリア代表のジュリアン・ウィルソンの5名のCT選手がR4へ。

前日に目立っていたブラジル代表のフィリッペ・トレド、ポルトガル代表のフレデリコ・モライス、南アフリカ代表のマシュー・マクギリヴレイはリパチャージ行きを強いられています。

その他、スペイン代表のアリッツ・アランブルー、ポルトガル代表のヴァスコ・リべイロ、インドネシア代表の和井田理央などがR4へ。

(ブライアン・ペレス)
PHOTO: ISA / Sean Evans

ローカルヒーローのブライアン・ペレスはブザービーターで逆転されてリパチャージ行き。
このヒートはフランス代表のジョアン・ドゥルー、スペイン代表のアリッツ・アランブルーと二人の元CT選手を交えての戦いで、非常にタイトでした。

「本当に難しい波だった。でも、良い波もあるし、楽しいね。ヒートでは3位だったけど、まだチャンスはある。今までと同じように集中しているし、モチベーションも高いよ。次のヒートで自分のサーフィンを披露するのを楽しみにしている。プレッシャーをかけずに、もっと楽しんでやろうと思っているんだ。あまり考えないようにする。それが次のラウンドの目標さ」
ブライアン・ペレス

コンテスト4日目のスケジュール

PHOTO: ISA / Sean Evans

現地時間6月2日のコンテスト4日目のスケジュール。

ヒートは朝8時より開始予定。
日本とエルサルバドルの時差は−15時間。
現地時間6月2日の朝8時は日本時間6月2日の夜23時です。

「ラ・ボカナ」ではメンズリパチャージR2の後、ウィメンズリパチャージR3が進行予定。
「エル・スンザル」ではウィメンズのリパチャージR2が行われた後、メンズリパチャージR3が進行予定。

リパチャージR2に回った松田詩野、都筑有夢路が登場します。

その他の選手の登場予定やDAY3動画は特設ページにて。

(THE SURF NEWS編集部)

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「2021 ISAワールドサーフィンゲームス」特設ページ

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