Photo: WSL / Trevor Moran / Red Bull Content Pool / Parallel Sea

デジタル形式トリプルクラウン初代チャンピオンはジョン・ジョン・フローレンスに決定!

コロナ禍でデジタル化したトリプルクラウンの表彰式が日本時間1月27日13:00から開催。

カイポ・ゲレロが司会を務め、ハイライト動画や、スペシャルライブ、勝者のインタビューを含めた約42分の番組として放送された。

2020 トリプルクラウン概要と結果

(ジョン・ジョン・フローレンス)
PHOTO:© WSL/Tony Heff

12月21日〜1月15日にハレイワ、サンセット、パイプラインの3つの会場で撮影された映像でジャッジされた今シーズンのトリプルクラウン。

1位から5位までに入賞した男女にそれぞれの場所で30,000ドル(男子15,000ドル、女子15,000ドル)の賞金が配分され、3つの会場の総合チャンピオン、トリプルクラウンの栄冠を手に入れたサーファーには男女それぞれ50,000ドルの賞金が贈呈。

メンズはジョン・ジョン・フローレンスとイーサン・ユーイングのハレイワでの映像や、ネイザン・フローレンスのパイプラインでの映像が注目を集め、全てのスコアが揃う発表直前まではネイザン・フローレンスがトップだったが、最終では全ての場所でジョン・ジョン・フローレンスが圧倒的なスコアを出して優勝。

アンディ・アイアンズ、昨年7月に享年55歳で亡くなったデレク・ホーに並ぶ4度目のトリプルクラウンを獲得。

ジョン・ジョンは今シーズンの「パイプマスターズ」も制しており、まさに完全制覇のシーズンとなった。

「今年のトリプルクラウンは自由度が高く、サーファー達が更に上を目指せた最高のイベントになったよ。30分という短い時間の中でヒート構成を考えて最高の波を手に入れるのではないからね」
ジョン・ジョン・フローレンス

ハレイワでは30点満点中、29.4とパーフェクトに近いスコアを出したジョン・ジョン。
これは今シーズンのトリプルクラウンでのハイエストにもなった。

「海に入った時はビッグターンをしようと意識していたんだ。フェイスはとてもクリーンで、乗っていた短いサーフボードが時速100万マイルで滑っているような感覚だった。ターンの後、あんなにすぐにバレルになるとは思っていなかったよ。完璧なダブルアップ、ただ立っていたら、バレルから出てきたような感じだったね」
ジョン・ジョン・フローレンス


(カリッサ・ムーア) PHOTO:© WSL/Keoki

ウィメンズは3つの場所でチャンピオンが異なる接戦となった。

ハレイワではカリッサ・ムーア、サンセットビーチではブロンテ・マコーレー、パイプラインではモアナ・ジョーンズ・ウォンが優勝。
総合ではハレイワで優勝したカリッサがサンセットビーチで3位、パイプラインで2位となり、ウィメンズ初のトリプルクラウンを獲得した。

「私はタウンに住んでいるけど、週に5〜6回はノースショアに通ったわ。
カリッサ・ムーア

2020 「Vans Triple Crown of Surfing」 結果

ハレイワ チャンピオン
ジョン・ジョン・フローレンス
カリッサ・ムーア

サンセットビーチ チャンピオン
ジョン・ジョン・フローレンス
ブロンテ・マコーレー

パイプライン チャンピオン
ジョン・ジョン・フローレンス
モアナ・ジョーンズ・ウォン

ファン投票
ジャック・ロビンソン
タティアナ・ウェストン・ウェブ

2020 VTCS チャンピオン
ジョン・ジョン・フローレンス
カリッサ・ムーア

Vans Triple Crown公式サイト:https://www.vanstriplecrownofsurfing.com/

(空海)

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