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デュアルヒートがJベイには相性が抜群な理由とは。CT第6戦Jベイリポート

F+(エフプラス)

メンズラウンド3の16ヒートとウイメンズラウンド3の1-6が終了。いや~、デュアルヒート便利。Jベイみたいな場所はデュアル向いてるなぁ、と思う。なぜって、一度乗っちゃうとパドルバックに結構時間かかるんで、その間ほかの人が乗ると、見てる側にはけっこういいリズムだし。
朝のうちはクリーンでよかったけど、午後には風が入ってなんだかなぁ、な感じ。
朝のクリーンな時も、クリーンでいいんだけど、なんか今一つ足りない感じというか、なんだろね、なんか見た目よりだいぶ乗りにくそうというか、エキサイティングってコンディションではなかった。掘れ方が足りないのかな。なんかシャープにいかない感じ。デュアルでよかった。あれ普通にやってたら、絶対寝ちゃうコースだもの。

ジュリアン・ウィルソン Photo by Pierre Tostee/WSL via Getty Images

ジュリアン、やっちゃったね。合わなかった。なんか今シーズンのジュリアンは緊張の糸が切れちゃった感じかな。昨年のピリピリ感がないと思う。サーフィンの調子は決して悪くないと思うし、ひとつひとつのマニューバーはキレてると思う。でも、うまくひとつにまとめられない感じといういか、なんというか。
これでタイトル争いから脱落と考えてもいいと思う。ま、いくつか連勝すれば返り咲くけど。

ジョーディ・スミス Photo by Ed Sloane/WSL via Getty Images
ガブリエル・メディーナ Photo by Ed Sloane/WSL via Getty Images

私の書いたタイトル争いを盛り上げるシナリオでは、この試合ジョーディなんだけど、今のところジョーディいいと思う。今日もしっかり仕事出来てた。Jベイ連勝中のフィリッペも快調なペースを守っている。ガブはちょっとちぐはぐ感あるけど、時々別世界のサーフィン見せてたね。うまくまとめるとか結果につなげるとかが今一つできてないとは思うものの、おぉ、やっぱ違うなって感じはある。

五十嵐カノア Photo by Ed Sloane/WSL via Getty Images

本日のハイエストヒートトータルスコアは五十嵐カノア。
ちょっと点出すぎかな、とは思う。後半フラットになるターンにあれだけ出すのかね、と思って、じゃ、出すとしたらなんだ? と考えた末、答えはバラエティオブマニューバー?
誰もやってないラインとか技の組み合わせとか、独創的なラインどり、アタックしてるかな、と思う。新鮮な感じというか、ビーチブレイクのサーフィンをJベイで展開してるというか。次はこれ、次はこれ、という風にひとつひとつのターンをよく考えてうまく組み合わせてる感じがする。本当に頭のいいコンペティターだ。あのクルリンパなんて、あぁ、そうね、そういう技もあったよね、って感じ。今日誰もやってなかったし。
Jベイ=ビッグカービングとバレル、という今までの概念を取り払った組み立てにポイントって感じかね。

ケリー・スレーター Photo by Ed Sloane/WSL via Getty Images

ケリー。トコロのマジックボード、早い早い。当ててからの返しのスピードすごいな。

ステファニー・ギルモア Photo by Pierre Tostee/WSL via Getty Images

女子はステファニー、キャロライン・マークス、カリッサあたり、安定感抜群。ステ、こういう波本当にあってると思う。2年連続優勝の可能性じゅうぶんにあり。
来週の水、木あたりいい波になりそうな予報。

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F+編集長つのだゆき

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