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パイプ・マスターズが12月8日に開幕。2018年タイトルレースも大接戦

今年もCT[チャンピオンシップ・ツアー:世界トップ34人のプロサーファーが参戦するツアー]の王者がサーフィンの聖地ハワイ・ノースショアのパイプラインで決まる。

ガブ、ジュリアン、フィリッペによるタイトルレース争い

計算上ワールドチャンピオンになり得るのは3人。その中で、自らの力でタイトルを手にできるのはランキング・リーダーのガブリエル・メディナ(ブラジル)だけ。ガブがパイプ・マスターズで優勝すれば、他2人がどうなろうと、彼の2度目のワールド・タイトルが決まる。しかし、ガブが3位以下で敗退すれば、リーダーボードで2位タイのジュリアン・ウィルソン(オーストラリア)とフィリッペ・トレド(ブラジル)にもチャンスが与えられる。

ワールド・チャンピオンは、年間11戦のうち、成績が良かった9戦の合計点数で決まる。そのため、リーダーのガブが最終戦のパイプで早めに敗退して、ジュリアンかフィリッペがポイントを稼げれば、合計点数でガブを超えられる可能性がある。ガブが3位で終わった場合、ジュリアンかフィリッペが王者になるためには優勝しかない。ガブが5位以下で終われば、ジュリアンかフィリッペは優勝か準優勝でタイトルを自分のものにできる。

思い返せばこの三人はみな2015年のタイトルレースを経験しているが、その年はエイドリアーノ・デ・スーザがワールド・チャンピオンに輝いた。今年のタイトル争いに絡んでいる三人のプロフィールを見てみよう。

ガブリエル・メディナ GABRIEL MEDINA

2012年にCT入りしたガブは出場した一発目の大会で優勝した紛れもない才能の持ち主だ。ヒート序盤から相手に圧力をかけ、最後の最後まであきらめない不屈な精神力でここ4年間で他のどのCT選手よりも多くの大会を優勝している。2014年にブラジル初となるワールドチャンピオンに輝いたガブリエルはその経験を活かし、二度目のタイトル狙う。愛称はギャビー(Gabby)、ポルトガル語ではガブリエウ・メジナ。

暫定一位のガブリエル・メディナ Photo: WSL

ジュリアン・ウィルソン JULIAN WILSON

ジュリアンは2011年にオーストラリアのホープとしてCT入りを果たした。三人のなかで唯一パイプラインで優勝経験があるジュリアンは長年ワールドチャンピオン候補として謳われてきたが、ツアー7年目にしてついにその光栄を手に入れることができるだろうか。

念願のワールド・タイトルを狙うジュリアン・ウィルソン Photo: WSL / TONY HEFF

フィリッペ・トレド FILIPE TOLEDO

スピードとエアーの成功率は世界トップのフィリッペはここ三年でCT大会を5勝しているが、怪我に見舞われるなど、調子の変動が大きい。以前タヒチのチョープーで一本も波に乗れずに終わった大会もあり、ここパイプラインでは過去最高の成績は5位。ヘビーな波が弱点のフィリッペだったが、今年のチョープー戦で前入りしてハードなトレーニングを積んだおかげで3位という好成績をたたき出した。成長したフィリッペはパイプラインで自己ベストを記録すればワールド・タイトルを取る可能性は十分にある。

小波では敵なしのフェリペはパイプラインで自己ベストに挑戦する Photo: WSL / ED SLOANE

12月8日からウェイティングが始まるパイプ・マスターズではタイトルレースに加え、ケリー・スレーター、カイオ・イベリの復活が期待されている。シーディングが低いため早いうちにタイトル・コンテンダーと当たる可能性があり、タイトルレースを大きく左右するかもしれない。(ジョンジョンも復帰を宣言していたが棄権することになった。
また本戦前に行われるトライアルでローカルのワイルドカードが決まり、パイプのスペシャリストが勝ち上がればこれもワールドタイトルの結果を大きく影響してくる可能性がある。

以下サイトで3人の今年の戦績や、各試合でのヒストリーを紹介している。
WSLタイトルレース特設ページ

また、以下から「Billabong Pipe Masters」の日本語ライブ中継が放送予定。
WSL Japan公式サイト

■Billabong Pipe Masters
・ウェイティングピリオド
2018/12/08-2018/12/20
・ヒート表
Heat 1: Jordy Smith (ZAF), Frederico Morais (PRT), Miguel Pupo (BRA)
Heat 2: Owen Wright (AUS), Yago Dora (BRA), Keanu Asing (HAW)
Heat 3: Italo Ferreira (BRA), Joan Duru (FRA), Caio Ibelli (BRA)
Heat 4: Filipe Toledo (BRA), Matt Wilkinson (AUS), 
Heat 5: Julian Wilson (AUS), Tomas Hermes (BRA), Wildcard
Heat 6: Gabriel Medina (BRA), Connor O’Leary (AUS), Wildcard
Heat 7: Wade Carmichael (AUS), Griffin Colapinto (USA), Kelly Slater (USA)
Heat 8: Kanoa Igarashi (JPN), Sebastian Zietz (HAW), Michael February (ZAF)
Heat 9: Michel Bourez (PYF), Ezekiel Lau (HAW), Ian Gouveia (BRA)
Heat 10: Conner Coffin (USA), Jeremy Flores (FRA), Jesse Mendes (BRA)
Heat 11: Kolohe Andino (USA), Adrian Buchan (AUS), Joel Parkinson (AUS)
Heat 12: Willian Cardoso (BRA), Michael Rodrigues (BRA), Patrick Gudauskas (USA)

(THE SURF NEWS編集部)

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