いよいよ佳境を迎えるタイトル争いの重要な一戦。
ポルトガル西部・ペニシェ「Supertubos」を舞台としたCT第10戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』は現地時間10月20日に大会3日目を迎えた。
2日間のレイデイの後に再開されたこの日はサイズアップ傾向となり、特にメンズQFはバレルとエアーがミックスされた見応えある勝負が続いた。
すでにSFを戦うベスト4が決定したため、翌日の10月21日のファーストコールは午後1時(日本時間の同日21時)と遅く、すでにイエローアラートが発令されてファイナルデーになる予定。

PHOTO:© WSL/Damien Poullenot
2年連続のタイトルに近づいたヤゴ

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メンズのベスト4はガブリエル・メディナ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ヤゴ・ドラ(BRA)、グリフィン・コラピント(USA)とランキング上位のブラジリアンが強さを見せた。
ディフェンディングチャンピオンのヤゴはイーサン・ユーイング(AUS)とのQFで深いライトのバレルをメイクして8.67をスコア。
15.84とこの日のハイエストヒートスコアをまとめて圧勝した。
一方、イーサンは2022年のJ-BayでのSFで勝利して以来、ヤゴに5連敗を喫している。


「沖にはいくつかのダイヤモンドがあるけれど、見つけるのが本当に難しいんだ。ハイスコアを見つけるのにかなり苦労したし、イーサンくらい上手いサーファーでも波を見つけるのに苦戦しているのが見えたよ。いくつか楽しい波もあったけど、自分のポジションからは遠かった。普段は最後の数分間でスコアを出そうとして本当に厳しいヒートを過ごすことが多いけれど、今日は良いスタートを切って楽しむことができた。それが今回の仕事の最高の部分だね」
他にブラジリアンではガブリエルがモーガン・シビリック(AUS)との0.60ポイント差のクロスゲームを制した。
今イベント調子が良かったモーガンはエアーの着地でミスをして負傷している。
イタロは五十嵐カノアなどを倒して快進撃を続けていたローカルワイルドカードのギリェルメ・リベイロに圧勝。
フロントサイドのエアーで5ポイント台を重ね、最後はバレルを猛スピードで抜けて7.33を出してトータル12.83をまとめた。

PHOTO:© WSL/Damien Poullenot

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親友対決を制したグリフィン

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多くのバレルライドがあったこの日の中でもグリフィンの9.00はシチュエーションも含めて最高の1本だった。
タヒチでファイナルを分かち合った親友のセス・モニーツ(HAW)とのカード。
序盤は両者共にバレルの出口探しに苦戦したが、後半にようやく出口を見つけ、セスが6.67、グリフィンが5.50をスコアする。
終盤、セスがもう一つのバレルをメイクして7.50を出してグリフィンをニード8.67に追い込む。
残り時間3分、グリフィンはレフトのバレルにグラブレールでプルイン。レールをセットしながらバレルに包まれ、両手を上げて飛び出してきた。
このライディングに9.00がコールされ、大逆転で今年5回目のSF進出を決めた。


「セスには完全に押さえ込まれてしまい、厳しいヒートだったよ。悪い波に乗ってしまって、その後にセスが7.50を出したから、本来なら出せたはずの可能性をアウトに残してしまっていたんだ。ワールドタイトル争いや残りの大会のプロセスのことを考えると、本当に多くの感情が込み上げてきていたし、どのヒートもすごく重要だからね。負けたと思ってすごく悲しかった。でも、その後に『まだ可能性はある、まだ起こり得るから自分を信じるだけだ』って自分に言い聞かせたんだ。あのセットが入った時、その波が完璧に見えたからできる限り深く入ろうとした。クリスタルのように澄み切っていて、ただただ感謝の気持ちで一杯だったよ」
サーフィンコンテストでは波運も重要な勝因になる。
その波運を引き寄せるのも実力の一部である。
SFの組み合わせはガブリエルとイタロ、ヤゴとグリフィン。
4人にとってタイトル争いに非常に重要な局面を迎えた。
エリンの連勝記録をストップさせたモリー

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ウィメンズのベスト4はベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、ケイトリン・シマーズ(USA)、レイキー・ピーターソン(USA)、モリー・ピックラム(AUS)とランキング2位のモリー以外はタイトル争いから離れた選手が残った。
モリーはタヒチ、フィジー、ローワーズと3連勝して15ヒート連続勝利という記録を打ち立てたエリン・ブルックス(CAN)を遂に倒した。
得意のバレルに固執してスコアを伸ばせなかったエリンに対してモリーは速いセクションを抜けての1ターンで確実にスコアを重ねて勝利した。
昨年のワールドチャンピオンであるモリーだが、ポルトガルではファイナル進出の経験がない。
カレントリーダーのカリッサはQFで敗退しているため、優勝して差を縮めるチャンスでもある。
「この大会は間違いなく今年勝ちたいリストに入っているわ。シーズンの終盤に向かうにあたって、エリンが過去3大会で素晴らしい成績を収めてきたことは誰もが知っていたし、ワールドタイトルのランキングでターニングポイントに近づいているから、どのヒートもすごく重要よ。彼女の勢いを止めて、シーズン末に向けて自分の弾みをつけることができて本当に嬉しい。これが最高のタイミングだと良いわね」

PHOTO:© WSL/Damien Poullenot

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ウィメンズQFは大会2日目に2ヒート終了していたため、もう一つのカードはレイキー・ピーターソン(USA)とローカルワイルドカードのテレサ・ボンヴァロ。
現在CSランキング3位でクオリファイが現実的になってきたテレサも健闘したが、この勝負はベテランのレイキーが主導権を握り、最後はバックハンドでの3ターンコンボで5.83を出して圧勝した。
SFの組み合わせはサクラとケイティ、レイキーとモリー。
ファイナルデーはSFからのスタートで全6ヒート。
まずはファーストコールの日本時間10月21日21時をお見逃しなく!
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
| MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Cero Women’s Semifinal Matchups: HEAT 1: Bettylou Sakura Johnson (HAW) vs. Caitlin Simmers (USA) HEAT 2: Lakey Peterson (USA) vs. Molly Picklum (AUS) MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Cero Men’s Semifinal Matchups: HEAT 1: Gabriel Medina (BRA) vs. Italo Ferreira (BRA) HEAT 2: Yago Dora (BRA) vs. Griffin Colapinto (USA) MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Cero Women’s Quarterfinal Results: HEAT 3: Lakey Peterson (USA) 10.00 DEF. Teresa Bonvalot (POR) 5.10 HEAT 4: Molly Picklum (AUS) 11.33 DEF. Erin Brooks (CAN) 6.83 MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Cero Men’s Quarterfinal Results: HEAT 1: Gabriel Medina (BRA) 10.60 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 10.00 HEAT 2: Italo Ferreira (BRA) 12.83 DEF. Guilherme Ribeiro (POR) 6.84 HEAT 3: Yago Dora (BRA) 15.84 DEF. Ethan Ewing (AUS) 3.00 HEAT 4: Griffin Colapinto (USA) 14.50 DEF. Seth Moniz (HAW) 14.17 |
(黒本人志)













