今シーズンはCSからのクオリファイシステムが変わり、5イベントに加え、リージョナルとは別に設けられたインターナショナルQS6,000のポイントが加算される。
現在、2026/2027で用意されているイベントはスペイン、ポルトガル、ブラジル、台湾の4戦。
CT入りを目指すサーファーにとってはチャンスが広がったことになる。
まずは初戦の『ABANCA Pantin Classic Galicia Pro』がスペイン北西部ガリシア州ア・コルーニャ県のバルドビニョにある自然豊かなパンティンビーチで開催され、現地時間8月30日に終了した。
日本人選手では都築虹帆、松岡亜音が5位に入った。

PHOTO: © WSL/Laurent Masure


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シエラ・カーがクオリファイにまた近づいた

ファイナルデーは風の影響が入りながらもヘッドサイズの十分なウネリがあり、ロングショルダーのライトの波が舞台になった。
ウィメンズサイドは同じ19歳のマリア・サルガード(POR)を相手に7.50を出したシエラ・カー(AUS)がトータル13.10で圧勝。
ファイナルで最大のセットを掴み、スムースなターンでインサイドまで綺麗にメイク。マリアがポテンシャルがある波を選ぶのに苦戦する中、インサイドセクションでのビッグターン一つで5.60のバックアップスコアを得ていた。


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「最高に嬉しいわ。連続で大会に勝つなんて本当に久しぶり。特にこの1年を経た後だからなおさらよ。ようやく戻ってこられたんだなって、すごく良い気分だわ。父がここにいてくれるのも最高よ。父は2005年にここで10ポイントを出しているから、それを私と共有できるなんて本当に特別なことね」
CSでは開幕戦で5位、第2戦で優勝してカレントリーダーのシエラ。
今回のポイントを加算すると2位以下に大きなアドバンテージを得てトップを独走。
CSは残り3戦あるが、クオリファイはほぼ確実。
来シーズンは、すでにCTで活躍している同年代のライバルと並ぶことになる。
キャリア最大の勝利を収めたライアン・カイナロ

メンズサイドのファイナルは20歳のライアン・カイナロ(BRA)と21歳のコビー・クレメンツ(AUS)のカード。
ライアンがレールゲームで7.17を出した一方、コビーが大きな2ターンコンボで8.67をスコアして主導権を握っていた。残り時間2分、ニード6.68のシチュエーション。ライアンはカービングからエンドセクションでのフルローテーションエアーで6.77をスコアして逆転に成功した。

「信じられないよ。今は言葉が出ないね。勝利は最後の波によるものではなく、今週全体、そしてこの瞬間に向けて今年行ってきたすべてのトレーニングによるものさ。自分ならできると信じる気持ちがあったからこそだよ」
2023年のISAワールドジュニア、U18ボーイズで金メダルを獲得して国別金メダルにも貢献していたライアン。
(シエラは同年のU16ガールズで金メダルを獲得)
CSは2022年から回っているが、ランキングは二桁が続いていた。
今シーズンは開幕戦で5位、第2戦は73位に終わったが、今回の優勝で3位に浮上している。



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「自分のキャリアにおいて最大の勝利であり、ポイントがCSのランキングに加算されることで、戦線に浮上した。スポンサー、家族、そしてビーチで私を応援してくれたここにいるブラジルのクルーに感謝したい。私たちはみんな『俺たちの誰かが勝たなきゃな』と話していた。それが自分になるなんて本当に信じられないよ」
旅のルームメイト、イアン・ゴーベイア(BRA)とはSFで対戦。
リクオリファイを目指す33歳のイアンにとっては複雑な敗退となったが、ライアンの逆転エアーにはカメラを持ちながら興奮していた。
CTで上位を占めているブラジリアンは若い層も厚い。
特にこのライアンは注目株の一人だろう。
2026/2027 QS6,000 INTLスケジュール
・8月25日〜30日 スペイン
『ABANCA Pantin Classic Galicia Pro』
・9月1日〜6日 ポルトガル
『Xacobeo Norte Surf Fest』
・9月14日〜20日 ブラジル
『REMA Saquarema Surf Festival』
・11月14日〜22日 台湾
『Taiwan Open of Surfing』
『ABANCA Pantin Classic Galicia Pro』結果
1位 ライアン・カイナロ(BRA)
2位 コビー・クレメンツ(AUS)
3位 イアン・ゴーベイア(BRA)、ジョルガン・クズィネ(FRA)
5位 リーバイ・スロースン(USA)、エデン・ハッソン(AUS)、ハンス・オドリオゾラ(DEU)、ケイレブ・タンクレッド(AUS)
ウィメンズ
1位 シエラ・カー(AUS)
2位 マリア・サルガード(POR)
3位 ハニレ・ゴンサレス・エチャバリ(EUK)、エデン・ウォーラ(USA)
5位 カルラ・モレラ・デ・ラ・バリ(ESP)、都築虹帆(JPN)、インディア・ロビンソン(AUS)、松岡亜音(JPN)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)























