Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

「第3回ジャパンオープン」に出場する男女各14名が決定、鴨川で強化合宿開催

3月12日から13日にかけて、千葉県鴨川市のマルキポイントでサーフィン強化指定選手が対象となる「トライアル強化合宿」が行われ、3月30日の『第3回ジャパンオープンオブサーフィン』に出場する男女各14名の選手が決定した。残りの男女各4名は、3月21日から開催されるQS1000『アジアオープン』で決定する。


この強化合宿は、日本サーフィン連盟(NSA)と日本プロサーフィン連盟(JPSA)が共同で開催し、65名程の強化指定選手を対象に実施。

『ジャパンオープン』の選考も兼ねて試合形式で行われ、初日に女子、2日目に男子のヒートが実施された。ヒートは4人マッチで、ラウンド1~3が行われ、ラウンド3のヒートスコア順に最終ランキングが決められた。

また、初日の午後には、全選手を対象にZOOMでのオンライン講習会も開かれ、ドーピング、栄養学、強化部講習の3部構成で実施された。

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会場のマルキは、2日間ともコシハラ程度の割れづらい波で、波選びに苦戦する選手も多く、番狂わせも多発。

女子は、昨年のJPSAチャンピオン・松岡亜音、野中美波、脇田紗良、都筑有夢路、中塩佳那、前田マヒナなどがジャパンオープンへの出場権を獲得した一方、黒川日菜子、須田那月、松田詩野が敗退した。

2021年JPSAチャンピオン松岡亜音はトップ通過 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
女子2位 野中美波 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
女子3位 脇田紗良 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
女子4位 都筑有夢路 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
女子5位 中塩佳那 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
女子6位 前田マヒナ Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

2日目の男子は、女子と同じく昨年のJPSAチャンピオン・西慶司郎がトップ通過。その他、田中大貴、大原洋人、アップカマーの鈴木一歩、新井洋人、脇田泰地、伊東李安琉などがジャパンオープンへの出場権を獲得。稲葉玲王は補欠、村上舜と安室丈は敗退となった。

男子1位 西慶司郎 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
男子2位 田中大貴 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
男子3位 大原洋人 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
男子4位 鈴木一歩 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
男子5位 新井洋人 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
男子6位 脇田泰地 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
参加者は入場までに抗原検査キットでチェック Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
(左から)NSA宗像副理事長、JPSA細川理事長、NSA酒井理事長、NSA井本副理事長 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida
鴨川での合宿は2019年ぶり。引き続き無観客での開催となった Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

強化合宿結果

順位女子男子
1松岡 亜音西 慶司郎
2野中 美波田中 大貴
3脇田 紗良大原 洋人
4都筑 有夢路鈴木 一歩
5中塩 佳那新井 洋人
6前田 マヒナ脇田 泰地
7都築 虹帆伊東 李安琉
8大村 奈央金澤 呂偉
9鈴木 莉珠上山 キアヌ 久里朱
10登坂 祐妃鈴木 耀竣
11西元 萌 エミリ岩見 天獅
12上門 涼風酒井 仙太郎
13川瀬 心那西 修司
14川合 美乃里鳥潟 一太
補欠1澤田 七奈緒長澤 侑磨
補欠2池田 未来小濃 来波
補欠3稲葉 玲王
補欠4岡野 漣
補欠佐藤 利希

選手インタビュー

試合終了後の囲み取材では、オリンピックや、次のジャパンオープンの会場となるウェイブプール関連の質問が集中した。

前田マヒナ

「今日は、2年前と比べると小波でのサーフィンもかなりレベルアップして、いい感じで戦えました。オリンピックの後は、凄い落ち込んでたんです。いい成績を残せなくて、自分もいろいろあって。でも、ハワイに戻って、幼馴染と一緒に毎日ビーチに行って、いい波でサーフィンして、ハッピーな時間を取り戻しました。オリンピックのことは捨てたくないけど、もう次の年を考えている。今日は今日、明日は明日。今のことが一番大切だと思っています。」

都筑有夢路

「オリンピック終わってからは、勝たなきゃいけないとか、そういう気持ちが大きくて、その後うまく結果が出せなかった。その後、上手く気持ちを切り替えることができたので、今年の試合はいいんじゃないかなと思っています。」

オリンピアンの前田マヒナと都筑有夢路 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

脇田紗良

「ジャパンオープンは毎年あまりいい結果を残せていないので、今年は自分の実力を全部出して結果に繋げたいと思っています。海でのサーフィンは、いい波を見つけた人が勝つスポーツだと思っていますが、ウェイブプールでは同じ波で、みんな平等に戦うので、自分の実力も試せる。そういう試合ももっと増えていいのかなとも思います。自分にとって、今年一番大事な試合はQS。そこで4位以内に入らないと、今年1年のスケジュールも変わってくるので、パワーをフル回転させて挑みたいと思います。」

脇田紗良 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

大原洋人

「アジアオープンは、どんなコンディションになるか分からないので、どんなコンディションでも毎日志田で入ってます。目標は優勝すること。試合は、今年に入って今日が1回目で、次が2回目。今後の試合の流れをつくるのは今から始まってるので、いい流れでCS行きたいですね。」

「ジャパンオープンに向けては、初めてのプールでの試合なので、結果も求めるけど、それ以上に自分はプールでの試合というのを全力で楽しめたら。他の選手よりは、かなりプールでサーフィンしている回数は多いので慣れもあると思います。プールは色んな波が出せて、自分がやりたい技の反復練習ができるので、プライベートでも結構通っていました。同じ波だけを1時間、2時間出し続けて、エアーをやるとか。海ではなかなか練習できない技をプールでひたする練習できるような環境を作っています。」

大原洋人 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

新井洋人

「アジアオープンは3位に残らないと出る意味がないので、残れるように集中して一個一個進めたい。いい選手ばかり出るので、その中で自分のサーフィンして、しっかり点出して勝てるようにしたいです。」

「ウェイブプールでの試合は、昔1回イギリスでしたことがあります。普通のサーフィンと違い、波の駆け引きとか波取りもないので、自分のサーフィンの実力が出ると思うし、精神面も凄い大事だと思う。全く同じ波なので、出来る技もやる技も決めて、それにいかに忠実にできるかというところもあるし、でも風向きでだいぶ波質も変わってくる部分もある。ヒートの時間とか、風とか、前の人の結果とかで、メンタルもかなり揺さぶられるので、しっかり崩さず保てれば。」

新井洋人 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

岩見天獅

「今日は自分の苦手な小さい波だったけど、うまく試合を運べたかなと思います。身長はまだ1年に1センチとか伸びていて、今は176cm。結構重量級みたいな感じで、小波だと苦しいですね(笑)ジャパンオープンは、プールでサイズもあるので楽しみです。オリンピックには、ボランティアとして参加して生で現場を見たので、規模がすごすぎて自分もこの場に立ちたいという気持ちが強くなりました。タヒチの波は怖いくらい大きいけど、18歳までに乗れるようにしておきます。」

「将来の夢は、CTサーファーになって、ワールドチャンピオンになってから、投資家になりたい。自分の好きなことをして生活したいと思って、今は勉強しながら、少しずつやっています。」

岩見天獅 Photo: THE SURF NEWS / Kenji Iida

QS1000『アジアオープン』は、3月21日から千葉・志田下で開催。選手達は、CS出場のために上位(男子3位、女子4位)入りを目指すほか、今回ジャパンオープンの出場権を逃した選手は男女各上位4位することで出場権を獲得できる。

『第3回ジャパンオープンオブサーフィン』は、3月30日に静波サーフスタジアムで行われる。

(THE SURF NEWS編集部)

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