真夏の祭典『Lexus US Open of Surfing』は大観衆で溢れかえるハンティントンビーチで連日進行。
現地時間7月30日にCS第2戦は3日目を迎え、メンズRound of 64の全てのヒートが終了した。
前日にピークを迎えたハリケーン「ジュネヴィーブ」からのサウススウェルが残り、6ftオーバーのセットが入ったハンティントンビーチはバレルもあるグッドコンディションから始まったが、日中は風の影響で難しい波に変化していた。
そんな中、日本の五十嵐カノアを始め、グリフィン&クロスビーのコラピント兄弟、コール・ハウシュマンド(USA)、アラン・クリーランド(MEX)、ルーク・トンプソン(RSA)、イーライ・ハンネマン(HAW)、ジェイク・マーシャル(USA)、マテウス・ハーディ(BRA)などCT選手の強さが際立っていた。


PHOTO: © WSL/Megan Youngblood

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PHOTO: © WSL/Tommy Pierucki
五十嵐カノアと西慶司郎がRound of 32進出

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前日にウィメンズが全て敗退してしまった日本勢だが、メンズはH5で西慶司郎がアラン・クリーランドと共にラウンドアップ。
最終ヒートでは五十嵐カノアが際どいセクションでのフロントサイドのターンで6ポイントを2本重ね、トータル13.30で圧勝。
2位にイマイ・カラニ・デボルト(HAW)が入った。
伊東李安琉は最後に5.33を出したが、時すでに遅く、3位敗退。
大原洋人、小林桂もこのラウンドで姿を消した。

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五十嵐カノアの勝利者インタビュー

「カノア、2連覇をしたチャンピオンとして、この大会はあなたにとって本当に特別なイベントだよね。再びここ、ハンティントンビーチの砂浜に戻ってきた今、どんな気持ち?」
「そうだね。USオープンが本当に大好きなんだ。サーファーにとっても、サーフィンというスポーツにとっても、とても特別な大会さ。そして、自分がハンティントン出身だと言えること、そしてこの場所で試合に出場できることを、本当に誇りに思う。今日はハンティントンらしく、色々なコンディションの波があった。ヒートの時間が一番最後だったので、正直あまり良い波には恵まれなかったかなと思う。今まで、ここで何度も良い波に乗ってきたからね。今日は仲間のサーファーやライバルたちが素晴らしい波でサーフィンできている姿を見られて、とても嬉しかった。サーフィンを観戦するだけでも、本当に楽しい一日だったよ」
「今の話にもあったけど、今日だけを見てもハンティントンでは本当に様々な波があった。ここはコンディションが常に変化する場所。結果を残したいサーファーにとって、ハンティントンの“あらゆる表情”を知り、その都度対応できることはどれほど重要だと思う?」
「実はこの前、コンテストに出ている友人ともその話をしていたんだ。ハンティントンという場所は、何よりもまず、この波の様々な表情に対応できるサーフィンを知っていることが大切だと思う。つまり、『ハンティントンはこう乗ればいい』という正解はないと思う。今日見てもらえれば分かるように、本当に色々な形でハイスコアが出ていた。レフトもライトもあったし、エアでスコアが出ることもあれば、ターンでスコアが出ることもあった。1つの大きなマニューバーだけでハイスコアが出ることもあれば、複数のマニューバーをしっかりつないでハイスコアになることもあった。だからこそ、この波には『これが勝ちパターン』という明確な戦略はないと思う。ハンティントン出身の優れたサーファーというのは、乗った波ごとに柔軟に対応できる選手なんだと思う。僕自身も、『こういう波を待とう』とか、『この技を決めよう』とはあまり考えていない。ただ、自分が乗った一本一本の波に合わせて、その場で最適なサーフィンをすることを心掛けているよ」
2連勝を狙うコール・ハウシュマンド

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南アフリカでのCS開幕戦で優勝したサンクレメンテのコール・ハウシュマンドは8.77のハイエストスコアと16.60のハイエストヒートスコアを出して2連勝に向けて好発進。
十八番の強烈なレイバックで会場を盛り上げていた。
ハンティントンビーチは2024年にクオリファイを決めた特別な場所でもある。
「ここに戻って来られて最高だよ。2年前にクオリファイが発表された場所なんだ。子供の頃ここに来た時のことを覚えているけれど、人生で一番大きな出来事のように感じたよ。みんなの応援と最高の雰囲気があって、まるで今大会で優勝したかのように思えたくらいさ。ヒートのラスト数分間、何が起こるか分からないから、ルーカスやマイケルのような選手たちをあの波から引き離さなきゃいけないって思った。接戦だったし、何が起きるか本当に分からないからね。とにかく攻めて、ハレイワでのデーン・レイノルズのライディングを少し頭に浮かべながら、エクセレントなセクションでビッグターンを叩き込んだんだ。最高の気分だったよ」
南アフリカでコールとファイナルを戦ったウェスリー・ダンタス(BRA)も彼らしいトリッキーなサーフィンでポイントを重ね、快勝していた。



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サンクレメンテのアップカマーが活躍

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この日はコールを始め、コラピント兄弟、アップカマーのヘイデン・ロジャースが活躍していた。
ヘイデンはコロへ・アンディーノのチームの一員であり、バラエティ豊かなエアーを得意とするサーファー。
初のUSオープンで8.00と7.33、トータル15.33とコールに続くヒートスコアでジョルガン・クズィネ(FRA)、ウィンター・ヴィンセント(AUS)を抑え、アロンソ・コレア(PER)と共に勝ち上がった。
「本当にヤバかったね。ホームの炸裂した波でサーフィンできるなんて、これ以上はないよ。その上に良いヒートを組み立てられたのも最高。応援してくれる人たちが大勢いる。家族や友人、スポンサー、コロヘは僕にとって大きな存在。共同コーチのビッグ20もね」

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優勝を狙うもう一人のカリフォルニアン

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昨年、22歳にしてCS初優勝を決めたエンシニータスのリーバイ・スロースンは辛抱強く波を待ち、6.83をスコアして3位から一気にトップに浮上して難しいゲームを制した。
「今ハンティントンに来ることは、全く別の意味を持っている。死ぬ日まで覚えているであろう、自分の人生における大きな節目なんだ。本当に素晴らしい気分。人生の半分をこのビーチで過ごしてきたので、いつだって最高の感触だよ。戻って来られて本当に嬉しい。水温も温かいし波もある、最高さ」
ネクストコールは現地時間7月31日朝7時(日本時間同日23時)で、35分後に開始予定。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
exus US Open of Surfing Men’s Round of 64 Results:
HEAT 1: Jake Marshall (USA) vs. Edgard Groggia (BRA) vs. Alister Reginato (AUS) vs. Gabriel Klaussner (BRA)
HEAT 2: Levi Slawson (USA) vs. Xavier Huxtable (AUS) vs. Ido Hagag (ISR) vs. Yago Dominguez (EUK)
HEAT 3: Luke Thompson (RSA) vs. Ian Gentil (HAW) vs. Teva Bouchgua (MAR) vs. Adin Masencamp (RSA)
HEAT 4: Crosby Colapinto (USA) vs. Taj Lindblad (USA) vs. Mihimana Braye (PYF) vs. Luke Swanson (HAW)
HEAT 5: Alan Cleland (MEX) vs. Shion Crawford (HAW) vs. Bronson Meydi (INA) vs. Keijiro Nishi (JPN)
HEAT 6: Eli Hanneman (HAW) vs. Deivid Silva (BRA) vs. Connor Slijpen (RSA) vs. Caleb Tancred (AUS)
HEAT 7: Jorgann Couzinet (FRA) vs. Winter Vincent (AUS) vs. Hayden Rodgers (USA) vs. Alonso Correa (PER)
HEAT 8: Cole Houshmand (USA) vs. Hiroto Ohhara (JPN) vs. Michael Rodrigues (BRA) vs. Lucas Cassity (MEX)
HEAT 9: Griffin Colapinto (USA) vs. Charly Quivront (FRA) vs. Mikey McDonagh (AUS) vs. Conor Donegan Dos Santos (ESP)
HEAT 10: Jacob Willcox (AUS) vs. Jackson Bunch (HAW) vs. Kei Kobayashi (JPN) vs. Carlos Munoz (CRC)
HEAT 11: Rio Waida (INA) vs. Weslley Dantas (BRA) vs. Guilherme Ribeiro (POR) vs. Luke Tema (HAW)
HEAT 12: Mateus Herdy (BRA) vs. Kade Matson (USA) vs. Reef Heazlewood (AUS) vs. Rafael Barbosa (BRA)
HEAT 13: Joel Vaughan (AUS) vs. Taro Watanabe (USA) vs. Lucca Mesinas (PER) vs. Luke Guinaldo (USA)
HEAT 14: Oscar Berry (AUS) vs. Ian Gouveia (BRA) vs. Lennix Smith (AUS) vs. Lucas Owston (USA)
HEAT 15: Jordan Lawler (AUS) vs. Dimitri Poulos (USA) vs. Douglas Silva (BRA) vs. Daniel Emslie (RSA)
HEAT 16: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Imaikalani deVault (HAW) vs. Riaru Ito (JPN) vs. Josh Burke (BRB)
(黒本人志)






















