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2020年東京五輪にむけ、波乗りジャパンの国内代表選考イベントを発表

(2020/03/05 大会詳細更新)

12月18日、日本サーフィン連盟が都内で会見を開き、2020年の強化指定選手ならびに活動予定を発表した。

2020年東京五輪の出場選考イベントである『2020 ISAワールドサーフィンゲームス』に、日本代表“波乗りジャパン”として出場する男女各3名のうち、五十嵐カノア・村上舜・都筑有夢路・松田詩野の4名が決定。今回発表された強化指定選手達は、その残り1枠ずつをかけて、各種イベントを勝ち抜いていく。


2020年 サーフィン 強化指定選手

安室丈、新井洋人、五十嵐カノア、伊東李安琉、稲葉玲王、岩見天獅、大場玲遥、大原洋人、加藤嵐、金沢呂偉、上山キアヌ久里朱、軽部太氣、河谷佐助、佐藤魁、佐藤利希、鈴木仁、仲村拓久未、西修司、西優司、平原颯馬、藤沼佳太郎、松原渚生、村上舜、森友二、矢作紋乃丞

庵原美穂、大村奈央、川合美乃里、川瀬心那、黒川日菜子、興梠サラ、小林麻衣子、須田那月、都筑有夢路、都築虹帆、中塩佳那、西元萌エミリ、西元梨乃ジュリ、野中美波、橋本恋、前田マヒナ、松岡亜音、松田詩野、宮坂麻衣子、脇田紗良

2020 MEN WOMEN強化指定選手選考基準
・2019WCT
・2019WQS ランキング上位8名 男女
・2019JPSA ランキング上位4名 男女
・2019年NSA ランキング上位2名 男女(メンクラス、ウィメンクラス)
・2019年、2018年ISA世界選手権 代表選手 男女
・2019年、2018年ISA世界ジュニア選手権 代表選手 男女
・2019年、2018年ISA世界選手権 補欠選手 男女
・2019年、2018年ISA世界ジュニア選手権 補欠 各クラス1名 男女


2020年東京オリンピックへの道筋

3月26日~27日 強化合宿[場所:鴨川]※開催中止

例年通り、前年の各リーグでの成績をもとに選出された上記強化指定選手に、ジュニア強化指定選手を加えた約80名を対象に千葉・鴨川で強化合宿が開催される。

この合宿参加者の中から、ジャパンオープンに出場する選手を選出する。一部のシード選手を除き、この強化合宿に参加しなければジャパンオープンに出場することはできない。

≫新型コロナ対策で強化合宿中止(2020/03/05)
≫開催日程変更について(2020/01/28)

4月18日~19日 トライアル合宿[場所:一宮海岸]

新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受けて中止になった強化合宿の代案として、ジャパンオープンの開催前に「トライアル合宿」として実施される。

≫新型コロナ対策で強化合宿中止(2020/03/05)

4月中旬〜下旬4月19日~22日 第2回ジャパンオープンオブサーフィン[場所:一宮海岸]

強化合宿で選出された選手のみが出場し、優勝者がISAワールドサーフィンゲームスに日本代表として出場する残りの各1名の枠を獲得する。

場所は未定だが、ウェイティング期間をより長く設け、よりよいコンディションで開催できるように調整中。詳細はISAワールドサーフィンゲームスの開催地決定後に発表される。

大会ロゴも発表された Photo: THE SURF NEWS

5月9日〜17日 2020 ISAワールドサーフィンゲームス[場所:エルサルバドル]

既に出場決定している、五十嵐カノア・村上舜・都筑有夢路・松田詩野の4名と、ジャパンオープンの優勝者男女各1名の計6名が、日本代表“波乗りジャパン”として出場する。

この大会の男子上位5名、女子上位7名が、2020年東京オリンピックの出場権の最後の枠を獲得する。

五十嵐カノアは、五輪選考イベントの中で最も優先度の高い2019年CT枠から出場権を獲得しているため、ワールドサーフィンゲームスの結果に左右されることはないが、村上舜と松田詩野はこの結果により出場権返上となる可能性が残っている。

(2019年大会は、2020年大会より五輪選考イベントの優先度が低く、1カ国最大男女各2名という上限があるため。仮に日本人の男子選手が上位5位以内に1名でも入った場合、村上舜は返上。女子選手は上位7位以内に2名が入った場合は、松田詩野の出場権は返上となる。 )

日本代表の選考基準は前年同様、WSLのランキング上位者各1名、ISAの成績に基づく選出が各1名、ジャパンオープン優勝者各1名。

場所は、日本・海外も含めて協議中。年内から年明けにかけて発表される見込み。

7月26日~8月2日 2020年東京オリンピック[場所:釣ヶ崎海岸]

2020年ISAワールドサーフィンゲームスの結果をもって最終決定する最大男女2名が出場。


会見には、日本サーフィン連盟(NSA)理事長の酒井厚志氏、同副理事兼JAPAN OPEN OF SURFING実行委員長の井本公文氏、同副理事の宗像富次郎氏、日本プロサーフィン連盟理事長の細川哲夫氏、WSL Japanツアーエグゼクティブの近江俊哉氏が参加し、今年の総括や来年の抱負などを述べた。

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あと数日でWSLの2019年チャンピオンシップツアーが終了し、全部で4つある五輪選考イベントのうち3つが完了することになる。五輪に出場する男女各20名のうち、暫定的なものも含めると男子15名・女子13名の枠が埋まる。

そして、2020年。最後の五輪出場枠獲得を目指し、各国の選手がISAワールドサーフィンゲームスで熾烈な戦いを繰り広げることになる。国内では、そのISA出場残り1枠をかけ、強化指定選手達が争っていく。 いよいよ来年に迫った東京オリンピックに向け、波乗りジャパンの活躍を期待したい。

(THE SURF NEWS編集部)

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