サーファーオブザイヤーは大原洋人&川合美乃里に!『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2018』

本日20日、JASA(一般社団法人日本アクションスポーツ連盟)は、東京・原宿クエストホールにて『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2018』の授賞式を開催。サーファーオブザイヤーの男子部門には大原洋人が、女子部門には川合美乃里が選ばれた。また、スペシャルアワードでは、ジュニア育成に力を注ぐJapan Junior Projectの山本貞彦氏も受賞した。

大原洋人は現在マルティニークで行われているQS3000に参戦中、川合美乃里も海外合宿中のため、2人とも当日は欠席だったものの、ビデオレターで受賞の喜びや2018年シーズンの抱負を語った。

2人からのビデオレターを全文書き起こしで紹介する。

サーファーオブザイヤー 男子部門 大原洋人

「ジャパン・アクション・スポーツ・アワーズ2018にお越しの皆さん。こんにちは、大原洋人です。2年ぶりの優勝ということで、またこの賞を頂けてすごく光栄に思っています。ありがとうございます。
2017年を振り返ってみて、今まで海外の試合に出てたなかでは一番よかった年だったのかなっていう思いもありますけど、まあCTにクオリファイすることができず、また2018年に向けて大きな目標ができたっていうか、いい年になると思います。

メンタル面もコーチに言われて、練習で試してみて、どんどん身についてきて、やっぱりそういう部分でも自信が出てきて。それを試合で何も意識せずするようになって、それができなくても、試合中にやっぱり自分ができるって言う自信だったりとか、言われていることをやれば絶対勝てるって信じてやって、そこまで追い込まれたり焦ったりしなくもなった。
そういう部分で自信が出てきたことで、試合に対する余裕というか焦りがなくなったというか、そういうのはあったかなと思います。

オリンピック、凄い出たいという気持ちもあって、まずここあと2年で自分がどれだけ成長できるかと、どれだけ良い結果が出せるかっていうので、オリンピックの日本代表になれるかなれないかも決まるだろうし。
まずそれを第一に考えて、できるだけ結果を出し続けて、メディアに沢山でて、沢山の人に見てもらって、沢山の人にサーフィンを知ってもらえていけばいいかなって思ってます。

2018年もまだスタートしたばかりですけど、今年1年も応援よろしくお願いします。大原洋人でした。」

■大原洋人プロフィール
生年月日:1996年11月14日(21歳)
出身地 :千葉県
父親の影響から、8歳でサーフィンを始め、2010年、13歳のときにNSA(日本サーフィン連盟)の全日本選手権優勝とU16年間チャンピオン獲得を成し遂げて、アマチュアの頂点に立つ。同年、日本プロサーフィン連盟(JPSA)公認プロの資格を得ると同時に、ワールドサーフリーグ(WSL・旧ASP)ではU16年間チャンピオンに輝くなど、若くして国内外のコンペティションで頭角を現す。2015年、カリフォルニア州ハンティントンビーチで行われたWQSイベント、「Vans US Open of Surfing」で、日本人として初めて優勝のトロフィーを掲げた。2017年もWSLのQSで世界を転戦。QS6,000のオーストラリアンオープン・オブ・サーフィンでの3位入賞を皮切りに、QS1,000のコミュニティプロジェクト・セントラルコーストプロで優勝、QS3,000のプロ・サンタクルーズ2017で3位など好成績をおさめる。CT(チャンピオンシップ・ツアー)入りが期待される日本の若き至宝。

サーファーオブザイヤー 女性部門 川合美乃里

「ジャパン・アクション・スポーツ・アワーズ2018にお越しの皆様。こんにちは、川合美乃里です。サーファーオブザイヤー、2年連続の受賞をいただき、ありがとうございます。2年連続好成績を残したことを評価していただいたこと本当に嬉しく思います。

2017年のシーズンは、第1戦のJPSAで優勝できて、そこから凄い調子がよかったんですけど。日本で行われたQS3000の凄い大事な試合の前に足を怪我してしまって、本当に凄くショックで。絶対に勝てないと思っていたんですけど、まさかの優勝することができて、本当に沢山のメディアの人にも取り上げられるようになって。

それにQSランキングも日本人トップで21位にできたことが本当に良い1年だったなと思っています。

もちろんCTのツアーに入るのが第一の目標としてやっているんですけど、今年はQSランキング10位以内を目指して、頑張っていこうかなって思ってます。

2020年東京オリンピックはもちろん出たいんですけど、オリンピックまでに日本人初のCT入りしていれば、もちろん選ばれるんだろうなと思っているので、今は日本人初のCT入りを目指して頑張っていこうと思っています。

2018年は去年よりももっともっと良い成績を残していくので、応援よろしくお願いします。」

■川合 美乃里プロフィール
生年月日 :2000年12月14日(17歳)
出身地 :徳島県
サーフィンを始めたのは6歳の幼少期から。本格的に練習を始め、小学4年生の時に大会へ出場。2014年13歳でプロテストに合格し、2015年は2大会優勝し、ルーキーオブザイヤーを獲得。ツアーランキング2位。ISA world junior championship U16で歴代日本人最高位5位という成績を納めた。2016年はJPSAグランドチャンピオンを獲得。2017年1月にはWSL world junior surf league で5位という日本人女子のベストリザルトを更新し、5月にはQS3,000一宮・千葉オープンで優勝するなど、今、もっとも勢いのあるガールズサーファー。

2人とも、過去に「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS」の受賞経験があるが、2020東京オリンピックに向け世間からもサーフィンに注目が高まる中での、今回の受賞は、以前にも増して大きな意味になっただろう。今年の活躍に期待したい。

(写真左)ジュニア育成に力を注ぐJapan Junior Projectの山本貞彦氏

JASA公式サイト

(THE SURF NEWS編集部)

 

 

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