PHOTO:© WSL/Cestari

ジョン・ジョン・フローレンスがニューブランド『Florence Marine X』を発表!

2020年1月に飛び込んできたジョン・ジョン・フローレンスの「Hurley」離脱のニュースはサーフィン業界を震撼させた。

今シーズンはCTが中止になったため、「Hurley」から引き継ぐメインスポンサーの話は先延ばしにされていたが、日本時間8月13日、ジョン・ジョンは自身のInstagramでアパレルブランド’Florence Marine X’の立ち上げを発表。

すでに公式サイトも公開している。

『Florence Marine X』公式サイト:https://www.florencemarinex.com/”

驚くべきことは、これだけではない。

’Florence Marine X’のジョン・ジョンのパートナーは「Hurley」創業者のボブ・ハーレーとその息子、ジェフとライアンなのだ。

2019年12月に親会社のナイキが投資会社のブルースター・アライアンスに「Hurley」を売却した際、まだ「Hurley」一家は雇用されていたが、2020年1月には自ら「Hurley」を去ったそうだ。

その後、ボブ・ハーレーは「Kandui Holdings LLC」を設立。
ジョン・ジョンはこの会社とパートナーシップを結んだ形。
先週、「Kandui Holdings LLC」はスニーカーブランドの「Simple Shoes」を買収したばかりでもある。

暗礁に乗り上げたスポンサー探し

(この「Hurley」のステッカーの次の座は自身のブランドになる)
PHOTO:© WSL/Cestari

2度のワールドタイトルに加え、東京オリンピックの代表選手でもあるジョン・ジョンは世界で最も市場価値のあるサーファーであり、「Hurley」の後にサーフボードの一番目立つ場所を埋めるブランドはどこなのか?が注目されていた。

この件については、本来ならCTが始まる直前だった2月に様々な憶測が飛び交っていた。
弟のネイザンと同じ「Vans」や、6歳からサポートされていた「O’Neill」、アウトドアブランドの「Patagonia」もジョン・ジョンのライフスタイルから考えられたものの、サラリーは彼の以前の契約の10%にも満たないため、どれも現実的ではなかったようだ。

なにせジョン・ジョンと「Hurley」が2017年に交わした契約金は8年で3,000万ドル(当時の価値で約32.7億円)と言われている。
複数のブランドと契約しても賄えない数字なのだ。

ジョン・ジョンがハワイで「Rip Curl」のウェットスーツを着ていたのを目撃された時は、ミック・ファニングのようにワールドタイトルと世界を探索する「The Search」の面で一番現実的ではないかと言われていた。

しかし、そんな時に予想外の出来事が起こった。

新型コロナウイルスによりサーフィン業界が深刻な打撃を受けてしまったのだ。

ツアーのルーキーからワールドチャンピオンまで、海外ではプロサーファーと名乗る殆どすべての人がスポンサー契約を見直され、Quiksilver、Rip Curl、Billabong、Hurley、 RVCA、 Visslaを含む大手サーフブランドの多くが当面アスリートたちの契約金額を50%をカット。
当然、ジョン・ジョンのスポンサー探しも暗礁に乗り上げてしまった…。

二人の先人とインスピレーション

(すでに海外メディアでスクープされていた)
PHOTO:© Stabmag

今回の’Florence Marine X’の立ち上げには二人の先人の影響が大きと言われている。

ケリー・スレーターとデーン・レイノルズだ。

48歳にして現役のケリーは、長年のパートナーだった「Quiksilver」を2015年に離れ、アパレルブランド「Outerknown」を立ち上げた。
それはケリーらしいこだわりが詰まったブランドで、昔からの物流システムを見直し、環境を考えた方法でウェアを生産して市場に出せることを証明した。

デーンは2017年にスケートボーダーのオースチン・ジレット、デュラン、リーダー。フリーサーファーのクレイグ・アンダーソンを起用したストリートウェアブランドを「Former」を立ち上げた

ケリーとデーンのブランドの業績は非公開であり、商業的な成功についての意見は分かれているが、過当競争とも言われるアパレル業界に加え、新型コロナウイルスによる影響は大きいだろう。

ちなみにジョン・ジョンはパタゴニアやヘリーハンセンなどのブランドから常にインスピレーションを受けており、環境に対応できるアウターや、海で実用的(見た目は…)なフード付きのラッシュガード、自身も着用するウェットスーツの開発を考えているそうだ。

ネーミングの由来について

’Florence Marine X’のMarine Xは海洋探査の意味。

可能な限り海にいたいジョン・ジョンの願望が入っているそうだ。
自身の苗字、Florenceを付けたことは、1998年に「Billabong」から離れて自身の苗字をブランド名にしたボブ・ハーレーの「Hurley」が大成功したことを考えれば、実績はあり、今回のパートナーであるボブともネーミングについて話し合った結果だろう。

’Florence Marine X’は2021年春にデビューする予定。

みんなにこのニュースをシェアすることが出来て興奮している。新しく洋服の会社’Florence Marine X’を立ち上げたんだ。間違いなく、この会社の運営によって学ぶことが沢山あり、挑戦にもなるだろう。海で育ち、常にアウトドアにいる人生でこんなチャンスが持てるなんて夢のようさ!

私達の会社の目標は海と土地を守るために最善を尽くしながら、外に出て自然の中で成長するためのモチベーションを高めるものを創ること。
詳細については商品の開発が始まり次第、お伝えするね。
この先の道のりに乾杯!

(空海)

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。