2019年秋、宮崎での世界選手権で帝王ケリー・スレーターを倒し、五輪出場権も暫定獲得した村上舜を労う吉永強化本部長 Photo: THE SURF NEWS

訃報:チームジャパン躍進の立役者、NSA吉永修強化本部長逝去〈日本代表選手・関係者からのメッセージ〉

長年共に強化部を主導し、東京五輪組織委員会のサーフィンスポーツマネージャーも務める日本サーフィン連盟副理事の井本氏は無念の想いを寄せた。

日本サーフィン連盟 井本公文副理事長

「吉永さんと私は2001年にNSAジャッジ委員会に同期で就任しました。2010年の世界大会から、当時国別ランキング10位〜15位と弱かったチームジャパンを再編するために、吉永さんはISA国際ジャッジとして、私はチームマネージャーとして世界大会に参加。2012年からは日本代表チームスタッフとして一緒に選手強化をしてきました。
当時は実力がある日本選手でもスコアが低く、ISAに抗議に行ったこともあるくらい、選手が頑張っているのだから役員も強くならなければと、日本チームは負けてはいけないと言い続け戦った記憶があります。
当時中南米での世界大会が多く、深夜の長距離ドライブや食事の手配、ジュニア選手管理は大変であったけども良い思い出となっています。もちろん選手たちも大変だったと思いますが、その共有した時間が選手たちとの絆にもなったと思っています。
当初の目的は7年以内に国別メダル獲得(4位以内)を目標としてましたが、アメリカ、ハワイ、オーストラリア、フランス、ペルー、ポルトガル、ブラジル、ニュージランドと上位8カ国は強かったので、当時は誰もが無理だろうと思っていました。
2016年のポルトガルジュニア大会で、選手の頑張りとチームとしての団結により、初のメダル獲得(国別4位)となり、このメダルは各国もびっくりするぐらいの偉業で、ISAも驚いていました。日本選手と日本のサーフィンが認められた事は何より私達にとっても素晴らしい思い出であり、光栄な出来事でした。
その後、選手の頑張りもあり、日本代表は常に表彰台に上るチームとして躍進しますが、チームとして戦い抜き結果を残すことができたのは、日本代表選手から最も信頼され、愛されていた吉永さんの功績だと思います。

私が2017年に組織委員会への道を選んだ時には強く反対され、チームを離れることに心が痛みました。今でもこの事をよく考えています。オリンピック後はまた一緒にチームとして戦う事が出来ると思っていたから、この決断をしたけども、本当にこれで良かったのかと。吉永さんの訃報は、非常に悲しい出来事であり、後悔もあります。
オリンピックの成功と日本のメダル獲得を強く望んでいた吉永さんでしたので、五輪の本番に向けて、きっと選手にも日本にも必ず力を貸してくれると思っています。
大会中、常に大声で選手に声をかけていたように、日本の未来に向けて意思を受け継ぎ、日本代表波乗りジャパンを見守ってくれることを信じて、選手と共に頑張っていきたいと思います。
最後に、選手から多くのメッセージを頂き、本当に愛されていることが分かりました。選手の気持ちにも感謝をします。本当にお疲れ様でした。ご冥福をお祈り致します。

Photo: THE SURF NEWS

大野修聖
「全ての選手1人1人差別なく大切に情熱を持って接し、応援、サポートしてくださったから、全ての選手がその姿に支えられて、自信を持って海に向かう事ができました。
パドルしろー!パドルー!!!吉永さんの土臭く昭和な男の生きる様があったからです!その魂を忘れることはありません。
本当にありがとうございました。ゆっくり休まれてください。」

大村奈央 2013-2017日本代表
「吉永さん、何年間も、常に日本サーフィン界の力を信じてくれてありがとうございました。
吉永さんが選手、コーチ、マネージャー、みんなの事を信じてくれていたので、日本チームは実力以上の力を出すことができた日もありました。遠征ではご飯のことも、試合のことも、吉永さんに頼ることができて、遠い国でも不安を楽しさに変えて過ごすことができました。
また、吉永さんには、喜怒哀楽を隠すことなく伝えることができたので、コーチと選手、連盟と選手を繋げてくれる大切な人でした。そのおかげで下の世代、同世代、上の世代にも仲間を作ることもできました。
個人的に1番印象に残っているのは、試合で勝った時も、勝てなかった時も、吉永さんが背中を「ポンッ」と必ず叩いてくれたことです。その「ポンッ」がもう無いと思うととても悲しいです。勝てた時も勝てなかった時も「次頑張ろう!」と前を向くための「ポンッ」がまだまだ欲しいです。
吉永さんが信じてくれた日本のサーフィンの力を、天国でも信じて見ていてください。みんなの力が足りない時は、天国から「ポンッ」と叩いてください!
吉永さん、本当にありがとう!いつも敬語なんて使わなかったから、ありがとう!で終わらせるね!」

2017年ビアリッツでの世界選手権にて PHOTO: ISA / Evans

村上舜 2013/2018-2019日本代表、2012/2015ジュニア日本代表
「吉永さんとは、なんどか同じ日本チームとして共に戦いました。どの世界戦でも吉永さんのかけてくれる言葉一つ一つが暖かく優しくメンタル面でたくさん助けられました。本当にありがとうございました。またいつか一緒に波乗りしてISAの思い出でも語りましょう!ご冥福をお祈りいたします」

仲村拓久未 2016日本代表、2012-2014ジュニア日本代表
「吉永さんとは色々な国に行って色々な思い出がありますね。会った時はいつも頑張ってるかお前は出来るんだから、という言葉を言うてくれていましたね。本当に自分達の世代はみんな吉永さんが大好きですし、自分達より下の世代の子もみんな大好きなんです。
俺も一緒に去年の宮崎戦いたかったですね。吉永さんともう一回チームジャパンのコーチでやってもらいたかたすね。自分の実力がなかったからあの場にいけなくて悔しかった。また次自分にチャンスがあると思うのでこの気持ちを忘れずにやったります。
本当に寂しいですよ、チームジャパンのコーチとして人としても凄い熱い人でした。天国からみんなの事応援して声が枯れてる吉永さんが想像できますね。またいつか会いましょう。ほんとにありがとうそして天国ではゆっくり休んで下さい。」

2012年ISA世界ジュニアサーフィン選手権 U16-2位 仲村拓久未 Photo: ISA

田代凪沙 2016日本代表、2012-2015ジュニア日本代表
「吉永さんの突然のご逝去に、未だ信じられない想いでおります。試合の時には優しく背中を押していただいたり、時には厳しく叱っていただこと今でも鮮明に覚えております。心からご冥福をお祈りいたします。」

黒川日菜子 2014/2018日本代表、2012-2014ジュニア日本代表
「吉永さんへ。いつもみんなのことを本気で応援していて、緊張していると必ず横に来てくれて選手一人一人の緊張を和らいでくれる。吉永さんの存在がチームを明るくしてくれていました。もっとこれからも一緒にメダルを獲りたかったです。
吉永さんはすごく優しいから意見がぶつかった時もありました。でも吉永さんが大切にしていたチーム力を忘れずに吉永さんの分まで勝ちます。今まで本当にありがとうございました。大好きなコーチです!また絶対どこかで会いましょうね!」

森友二 2015-2016/2018ジュニア日本代表
「優しさと温かさで支えてくれてくれて本当に感謝しています。吉永さんが天国からでも見えるくらいサーフィン業界を僕たち世代が大きくしていきたいと思っています!!安らかにお眠りください。」

田中大貴 2015/2017日本代表、2015-2016ジュニア日本代表
「突然の悲しいお知らせに、信じられない思いです。日本代表として初めて世界選手権大会に出場したとき日の丸を背負うプレッシャーと周りの選手の空気に圧倒され不安を抱えていた時、マッサージしてくれて肩をほぐしてくれたり「大貴ならいける!」という一言に不安をやる気に変えてくれて、何度も救われてきました。
日本代表チームだけではなく日本のサーフィン界を陰で支えてくれてどんな状況でもビーチから熱いエールを送ってくれた吉永さんの言葉をこれからも胸に秘め精一杯目標に向かって突き進んでいきたいと思います。今まで本当にありがとうございました。」

堀越力 2015/2017日本代表
「吉永さんと言ったらNSA日本代表の顔でもありチームにとってのとても大切な存在でした。皆が思っている通り、誰よりも代表やコーチ陣の事を考えてくれていつも優しく、熱く接して下さいました。また一緒に日本代表として、闘えるように天国で見守っていてください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

上山キアヌ久里朱 2017-2019ジュニア日本代表
「いつも支えてくれて、吉永修さんには感謝しきれないほどお世話になりました。試合の時にボート持ってくれたり、わがままな僕たちを優しく接し、時には厳しく接してくれたりしていました。
3回世界戦に出場していますが、吉永修さんの存在が日本代表チームには絶対欠かせない存在でした!一つ悔いが残ってることは、最後の年に個人2連覇とチーム金とアロハ金を取りたかったことです!
天国にいる吉永修さんに優勝して活躍する姿を見せていけるように今以上に努力します!吉永 修様見ててね。」

2017年、宮崎県日向市で行われた世界ジュニア PHOTO: ISA / Ben Reed

黒川楓海都 2016ジュニア日本代表
「初めての世界戦で不安になってた僕を気にかけてくれ、笑わせてくれ、そして吉永さんの優しさに本当に救われました。吉永さんとの世界戦での思い出は僕にとって一生の宝物です。ゆっくりと休んでください。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りします。」

野中美波 2017日本代表、2015-2019ジュニア日本代表
「吉永さんには中学二年生から5年間毎年世界戦でお世話になりました。私はいつも試合ですごい緊張しがちなことを吉永さんは知っていて、試合前になるといつも緊張をほぐすために肩を揉んでくれて励ましてくれて私に自信をくれました。そのお陰で最後の2年間ファイナルまでいけたと思ってます。優勝したところを見せられなくてすごく悔しいです。でも吉永さんはいつもみんなのことを精一杯応援してくれてるのを知っています。なので吉永さんに良い所を見せれるように自分の目標を達成してみせます!吉永さんほんとうに心から感謝してます。そして大好きです!」

川合美乃里 2018日本代表、2014/2016-2018ジュニア日本代表
「吉永さんへ。いつもわがままな私に親身になってくださり、6回もの世界戦を一緒に行けた事本当に嬉しかったです。とっても優しくて選手ファーストの吉永さんが大好きです。吉永さんゆっくり休んでください。また会って、私のわがままを笑って聞いてください。これからもずっと大好きです。」

橋本恋 2018日本代表、2016ジュニア日本代表
「世界戦と言えば、いつも私達選手のことを1番に考え、行動してくださる吉永さんに、私を含め沢山の選手が勇気づけてもらい、強いTEAM JAPANになりました。いつも選手の味方で、どんな時も恋なら大丈夫って言ってくださる吉永さんのおかげで、頑張ってこれました。吉永さんの思いを忘れず、もっともっとチーム一丸となって強い日本チームになっていきます。心より吉永さんのご冥福をお祈り申し上げます。」

(左から3人目)2018年田原での世界選手権にて Photo: THE SURF NEWS

小笠原由織 2017日本代表、2017ジュニア日本代表
「吉永さん、世界戦のときは手厚いサポート本当にありがとうございました。
初めてのフランス世界戦で分からない事ばかりのときも吉永さんのおかげでリラックスでき、パワーをもらえました。これからも見守っていてください!」

大音凜太 2017日本代表、2017ジュニア日本代表
「吉永さんへ。いつも選手のことを第一に思ってくれて、色々と協力してくれた吉永さん。そんな吉永さんの支えにより僕は安心して試合に挑んだのを今でも覚えています。とても心強かったです。
試合中に聞こえる吉永さんの大きな声援、あまりにも大きすぎてびっくりして笑う事もありましたが、それが自分にとっては冷静になりまた気合が入り直す良い方法でした。思い出すと吉永さんへは感謝しかありません。
これから天国にいる吉永さんに、試合で勝っている僕の姿をたくさん見せます!だから見ててください!また会いましょうね。今まで本当にありがとうございました。またね。」

松田詩野 2019日本代表、2016/2018-2019ジュニア日本代表
「吉永さんはいつも試合前や負けて悔しい思いをした後も力強く優しい言葉をかけてくれました。だから安心して自信を持って次のヒートに向かうこともできました。
波乗りジャパンのチームみんなの背中を押してくれて声がかれるまで応援してくれていた姿は忘れません、感謝しています。正直まだ吉永さんのいないチームを想像すると信じられなくて悲しいですが、また絶対にゴールドメダルをとって天国にいる吉永さんに届けたいです。」

2019年世界選手権でアジア1位となり暫定的ながら五輪出場切符を手に入れた松田詩野 Photo: THE SURF NEWS

前田マヒナ 2019日本代表
「Yoshinaga-san, you were special to everyone within the Japanese surfing community. But also recognized by the international community. Even though I haven’t surfed for team Japan not that long. I do remember the first time I met you when I was 12 years old during the ISA in Peru. Your kindness and dedication for Team Japan’s surfing has been over the top. I am so thankful to have known you and worked with you closer this past year. May you rest in peace. And in Hawaiian we say. “A Hui hou kakou” (until we meet again)」

〈編集部訳〉吉永さん。日本のサーフィン界の全ての人にとって特別な存在でした。そして、世界からも認められている存在でした。私自身は日本代表として戦ったのは短い間でしたが、12歳の時、ペルーのISA大会で初めてお会いしました。吉永さんのやさしさとチームジャパンへの献身は測り切れないほどでした。その後さらによく知り合い、一緒に戦うことができて本当に感謝しています。安らかにお眠りください。“A Hui hou kakou”ハワイ語でまた逢う日まで。

中塩佳那 2017-2019ジュニア日本代表
「吉永さんへ。いつも試合の前になると、「お前なら絶対勝てるから頑張れ」と言ってくれて、自分にとってはその言葉が自信に繋がってました。NSAでの主催大会はもちろんISA世界ジュニアの時も、吉永さんの笑顔をみると緊張がほぐれてました。もう吉永さんの笑顔を見れないと思うと凄く寂しいです。
まだ吉永さんへ世界戦優勝というものを見せてあげれてませんが、必ず優勝してみせます!小さい頃からお世話になりました。ゆっくり休んでください。ありがとうございました。」

脇田紗良 2019日本代表、2018-2019ジュニア日本代表
「いつも支えてくれて、吉永さんには感謝しきれないほどお世話になりました。試合中に聞こえる吉永さんの声援は一生私の中で響き続けます。みんなから愛されて尊敬される存在でした。優勝している姿を直接見せれなかったのはすごく悔しいけど、これからいっぱい天国にいる吉永さんに優勝してる姿を見せていけるように今以上に努力します!吉永さんみててね!」

(右から4人目)2019年9月の宮崎の世界選手権では、厳しい暑さの日もビーチで選手を見守った Photo: THE SURF NEWS

西元ジュリ 2018ジュニア日本代表
「Rest In Peaceよしながさん。はじめてISAの試合に出た時、よしながさんはみんなを楽しませてくれて全力で応援をしてくれる印象を持ちました。お世話になりました。ありがとうございました、また会いたいです。」

平原颯馬 2018ジュニア日本代表
「大好きな吉永さん。世界戦の時毎日全力で応援してくれたり、サーフィンには関係ないところまで全て選手のために考えてくれたりして、吉永さんの熱い気持ちが僕にも伝わってきて、ほんとに頑張れました!
感謝しかありません。吉永さんが天国から見ててくれると思うから全力で吉永さんの分まで頑張ります!ゆっくり休んだください。」

金沢呂偉 2018-2019ジュニア日本代表
「吉永さんの突然の悲報に胸が張り裂けそうな思いでいっぱいです。いつも優しく接して頂きたくさんの勇気や希望、そして最後まであきらめない強い心を僕たちに届けてくれました。優しい笑顔、共に過ごした楽しかった思い出など本当にたくさんあります。次は僕たちがいい報告を、近い将来吉永さんに届けたいと思います。安らかにご永眠されますよう遠くから手を合わせてご冥福をお祈りしております。」

都築虹帆 2019ジュニア日本代表
「吉永さんの優しい笑顔と心のこもった力強い応援は、試合中何度も心が折れそうになった私を奮い立たせてくれました。突然の悲しいお知らせに信じられない気持ちでいっぱいですが、吉永さんとの時間は、これからも、きっと私を支えてくれると思います。私も、日本を背負って立てるよう、金メダルをとれるようがんばるので見ていてください。吉永さん、本当にありがとうございました。」

岩見天獅 2019ジュニア日本代表
「吉永さんには世界戦でお世話になりました。試合前の調整の時、天獅なら勝てる、サーフィン良さそう、決勝狙える、などいろいろなポジティブでいい励ましの言葉をもらったり、試合前はいつもサーフボード持ってくれたりほんとにありがとうございました。試合負けた時の言葉忘れません!天国でずっと見守っててください。」

矢作紋乃丞 2019ジュニア日本代表
「吉永さん安らかに。波乗りジャパンとしては1回しか一緒に戦えなかったですが、試合前の緊張している時に優しい言葉をかけていただき落ち着いて試合に挑むことが出来ました。また、分け隔て無くチームのみんなを激励する姿を見て熱いものを感じました。もっともっと一緒に戦いたかったですけど、それが叶わないと思うととても寂しいです。天国にいる吉永さんが喜んでくれるように頑張ります。ご冥福をお祈りします。」

大石純也 日本代表スタッフ
「吉永さん、お疲れ様でした。貴方がこの世界に存在した時間の中でほんの僅かな瞬間でしたが、ご一緒させて頂けたことは人生の中で素晴らしい経験となり、数え切れない事を学ばせて頂きました。これほどまでに皆に愛され、惜しまれながら旅立たれる方と出会えた事はかけがえのない宝物です。また来世で笑顔でお会いしましょう。よろしくお願い致します。本当にありがとうございました。R.I.P.」

(最右)吉永強化本部長 Photo: THE SURF NEWS

———以下7月22日追記———

大橋海人 2013日本代表
「吉永さんとは良く世界戦などですごくお世話になりました。1番印象的なのは
ISA World Surfing Games チャイナで自分が今までで1番いい5位と言う成績を残せたときです。なぜそこまで行けたかといえば、自分の実力だけでなく、多くはコーチ達のおかげでした。
今まででは感じたことのないほど話しやすく、コーチと選手と言うより親戚のおじさんかの様な暖かさがありました。そのおかげですごくリラックスでき、すんなりコーチの意見を取り入れ試合に臨めました。そんな日本に取って、彼を失ったことはすごく残念です。ただ吉永さんがやってきた事は他の人が受け継いでいると思います!これからも、よしながさんは横についてると思いますので、日本のみんな吉永さんと共に頑張っていきましょう。心からご冥福をお祈りします。」

笹子夏輝 2012ジュニア日本代表
「いつもどんなときに会っても、優しい言葉やサーフィンのことなど会うたびに気にかけてくださって本当に嬉しかったですし一生忘れません。本当にあたたかい方でした。一緒に海外へ行けたことを誇りに思います!」

西優司 2013-2017ジュニア日本代表
「ISA世界戦で小さい時から大変お世話になりました。吉永さんの応援とても励みになりました。ありがとうございます。御冥福を心よりお祈り申し上げます。」

西修司 2013ジュニア日本代表
「突然のことでびっくりしています。試合ではいつも皆を応援、サポートしてくれて、心強かったです。ありがとうございました。心よりお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。」

松下諒大 2014日本代表
「吉永さんへ、急でびっくりしましたまだ、気持ちの整理がつきませんが、優しくて、真剣に向き合ってくれる吉永さんみたいなカッコいい大人になりたいです
一緒に世界戦に行けて良かったです。絶対に忘れない大切な思い出です!
これからのサーフィンの人生の中で吉永さんのありがたみが分かってくると思います。本当にめっちゃ大好きです。いつものサイコーのスマイルで皆んなの活躍を見ていてください。ゆっくり休んでくださいね」

河谷佐助 2014日本代表、2014ジュニア日本代表
「吉永さん、本当に急でビックリしました。すごいショックです。まだ気持ちが落ち着かないです。本当に優しくて優しくて皆んなから愛されてずっと笑顔の吉永さんが大好きです。初めて行った世界選手権、不安いっぱいやったけど吉永さんの笑顔や面白い事をいうてくれて不安や緊張がほぐれて本当に吉永さんのパワーってすごいなーって思いました!いっぱい笑かしてくれていっぱい助けてもらってほんとに感謝してます!
これからも俺は一生サーファーです!吉永さん天国からもずっと笑顔で俺たちのサーフィンを見守っていてください!安らかにお眠りください。」

勝倉直道 パラサーフィン日本代表 
「吉永さん 日本サーフィン界と世界との架け橋に御尽力頂き大変お疲れ様でした。私は2017年2018年の2回しかご一緒出来ませんでしたが、貴方の選手たちへの思いやりや熱心なアドバイスは的確に各自の心に残り次へ繋がっています。間違いなく日本サーフィン界は大事な人を失いました。しかし吉永さんのDNAは引き継がれ吉永さんが見守る中どんどん勝っていきます。私も身体が動く限り諦めませんので見守ってくださいね!本当にありがとうございました。」

西慶司郎 2016ジュニア日本代表
「会う度にポジティブな言葉をかけていただき、すごく自信になっています。ISAで怪我をした時に吉永さんからすごい元気をもらえたことを今でも覚えています。ありがとうございました。御冥福をお祈りします。」

大原洋人 2018-2019日本代表、2014ジュニア日本代表
「吉永さん、ISAのときはお世話になりました。吉永さんが居たからチーム一丸となって取れたゴールドメダルだったと思います。吉永さんとの思い出は語りきれないほど沢山あって全てが僕の宝物です。僕が諦めかけてるときいつも絶対大丈夫お前なら大丈夫って言ってもらえて、こんなに応援してくれてる人がいるんだから頑張らなきゃって強く思いました。
そのぐらい吉永さんのことが大好きでした。天国でもたくさんの人を笑顔にさせて、たくさんいい波乗ってください!次会ったらまた笑い話しようね」

三輪紘也 2017ジュニア日本代表
「吉永さんには子供の頃から大変お世話になっていました。その中でもやっぱり1番の思い出は世界戦。吉永さんはいつも僕達、選手の事を1番に考え『お前なら大丈夫だ』と背中を押してくれました。そんな吉永さんの事が大好きです。
天国にいる吉永さんにいい結果を残して恩返しします。また来世でお会いしましょう。本当にありがとうございました。心より御冥福をお祈り申し上げます。」

宮部周作 NSA強化スタッフ
「吉永さん。初めてお会いした時、何も知らない馬の骨に対しても、分け隔てなく接していただきました。おかげで安心してスッとチームに合流することができました。日本代表になったばかりの選手はみんな同じように、吉永さんがいたことでホッとしてチームの一員になったんだろうな、と想像します。一緒に過ごした時間は長くなかったですが、密度の濃い時間を共有しました。その中で受けた吉永さんの優しさ、暖かさ、大きさ、気遣い、そして、、、体調が悪くなってからは、その強い意志と凄み、、、今でも真横にいるんじゃないかと錯覚するくらい、あの時の息遣いをリアルに感じることができます。
選手のことをいつも考えていて、選手のことしか考えてなくて、、、そんな吉永さんには絶対にオリンピックの舞台に立ってもらいたかったのですが、、、その日を迎えることができずに、とても、とても悔しいです。
最後にLINEでやりとりしたときに、牧之原のウェーブプールでサーフィンを教えてくれると約束してくれました。今思えば、もうそうとう辛い頃だったと思います、、、どんな思いでそんな約束をさせてしまったのか。完成したら一人でも行きますからね!吉永さん 長い間の重責、おつかれさまでした。ゆっくりとお休みください。」

Wade Sharp 日本代表ヘッドコーチ
「I am truly sorry and devastated to hear about the sad news of Yoshinaga San and this leaves a huge hole in my Heart. Yoshi San is a dear friend, and a great mentor, for me and many others. 
He taught me so much about life and the lessons of Japanese culture. I am so thankful for having the opportunity and the time, to share many amazing experiences together, creating a friendship, and a close working partnership, that will stand for the rest of time…
We will carry with us, the memories, the experiences, and the values, of the noble spirit – Yoshinaga San
Yoshinaga San the NOBLE Gentleman 
-Courage.
-Honesty.
-Integrity.
-Honour.
-Respect.
-Kindness.
-Patience 
RIP – Yoshinaga San will always be loved and remembered. Wishing all the peace and comfort my friend. Please send my sincere condolences and love to the Yoshinaga Family」

〈訳〉吉永さんの悲しい知らせを聞いて本当に悲しくて、打ちのめされて、私の心に大きな穴が空きました。他の多くの人と同様に私にとってヨシさんは親愛なる友人であり、素晴らしい師匠です。ヨシさんは私に人生と日本文化について多くを教えてくれました。私は多くの素晴らしい経験を共有し、友情を築き、密接な協力関係を築く機会と時間を与えられたことをとても感謝しています。私はヨシさんの高潔な精神と共に思い出、経験、価値観を受け継ぎます。

気高き紳士であるヨシさん
勇気・正直・誠実さ・名誉・尊敬・親切・忍耐を受け取りました。
RIP-吉永さんは常に愛され、記憶されます。 すべての平和と私の友人と共に悲しみを分かち合い慰めます。吉永家に心よりお見舞い申し上げます。

NSA強化部(中央)ウェイド・シャープコーチ(最右)吉永強化本部長 Photo: THE SURF NEWS

日本のサーフィン界の発展に献身的にご尽力された吉永強化本部長の志はこれからも脈々と受け継がれていくでしょう。心からご冥福をお祈りします。

吉永修
1958年10月3日生まれ。享年61歳。
静岡県内の大会でジャッジを務め、2001年にNSAジャッジ委員会へ就任。
国内、国際ジャッジとして、世界選手権や世界ジュニア選手権のジャッジとして活躍。
NSAジャッジ副委員長、ヘッドジャッジを経て、強化本部、国際委員長に就任。
2010年からは、当時国別ランキング10位前後だった日本代表を再編し、強い日本チームを作る事を目標に強化チームを発足。
強化本部長、日本代表コーチを兼任しながら、NSA強化委員会の新設、強化プラン、トレーニングシステム、ポイントランキングシステム、強化指定選手制度、強化合宿、波乗りジャパンと強化策を立ち上げ、選手の育成に尽力した。
2018年ではISA国別ランク1位を獲得し、波乗りジャパンを念願の世界1位まで育てた。信念の強さとやさしさから日本代表選手にも、お父さん、お爺ちゃん的な存在にとして慕われた。
「サーフィン競技は個人で戦うけど、日本代表はチームで戦う」をモットーに、選手の育成、チームの強化に献身した。

(THE SURF NEWS編集部)

≪チームジャパン躍進の立役者、NSA吉永修強化本部長逝去

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