ここ数カ月は水を抜きプールの地形を改良 Image: Surf Lakes

サーフ・レイクスの今後!デモ施設の現状と世界展開の動き

オーストラリア初の造波装置メーカーとしてウェイブプールシーンに名乗りを上げた「Surf Lakes(サーフ・レイクス)」。

QLD(クイーンズランド)州イェプーンにデモ施設を建設し、人工波の研究開発を行っています。

同社のこれまでの歩みとしては、2018年10月にプロサーファーと関係者を集めてデモンストレーションを行ったものの、造波装置の押し上げポンプが破損して中止となることに。

それから長きに渡る沈黙の末、2019年8月に人工波としては世界初となる8フィート(頭半程度)のバレル発生に成功したと動画を公開しました。本当に8フィートあるかは疑わしいという声も相次いでいましたが…

その後はあまり目立った動きが見られなかったのですが、ようやく今後の展開についてプレスリリースを発表しました。

デモ施設の今後

ここ数カ月はウェイブプールの水を抜き、プールのボトム部分となる地形の改良に取り組んでいたというサーフ・レイクス。

サーフ・レイクスの人工波はバレルを発生できるものの、他のウェイブプールに比べるとショートライドのイメージがあったので、その点を改良していたのかもしれません。

改良が終われば、次は注水して人工波を発生させてのテストということで、今後のスケジュールは以下となります。

・地形改良の完成:7月15日(水曜)

・注水開始:7月18日(土曜)

・造波装置チューニングとシステムチェック:7月後半

・人工波テスト:7月後半~8月前半

・デモンストレーション(関係者やメディア対象):8~10月

世界展開について

サーフ・レイクスはウェイブガーデン社同様、世界中のウォーターパークと造波装置のライセンス契約を行うビジネスモデルなので、気になるのが現状です。

これまでに同社の造波装置を使ったウェイブプールの建設予定としては、オーストラリアのゴールドコーストでの建設を発表していました。

ただし、ライセンス契約ではなく、サーフ・レイクス自体がウェイブプール建設を行うプランです。同プランは2020年初旬の着工予定でしたが、着工の発表が行われていないので遅れているのでしょう。

そして、遂にカリフォルニア州ロサンゼルスで初のライセンス契約を結ぶことになり、アメリカ国内でもう1件のライセンス契約も決定。世界各地からも問い合わせが殺到していて、実に500件以上にも達するそうです。

現在契約を進めているエリア、もしくは問い合わせを受けているエリアは以下となります。

オセアニア

シドニー、サンシャインコースト、ブリスベンで、建設地の調査や現地当局との調整進行中。他州や他州都からも問い合わせあり。

アメリカ大陸

ロサンゼルスで契約締結済みで、もう1エリアで今週中に契約締結見込み。その他、テネシー、エルパソ、アリゾナ、ハワイで契約進行中。

ブラジルでは、今月中の契約締結に向けて早急に進行中で、2021年の建設開始目標としている。

その他、アメリカ各地や南米からも問い合わせあり。

ヨーロッパ

イギリスでは2か所で契約進行中。スペイン、イタリアの2か所で契約に向けて本格的な調整中。

ロシア、ドイツ、オランダ、フランス、ポルトガル、スイス、ジョージアからも問い合わせあり

アジア

インドネシアで契約進行中。中国、台湾、韓国、日本からも問い合わせあり。

中東

サウジアラビアで契約に向けて調整中。オマーン、カタール、ドバイ、アブダビ、バーレーンからも問い合わせあり。

まとめ

モダンウェイブプールの造波装置メーカーとしては後発組のサーフ・レイクスですが、世界各地でかなりの数のプロジェクトが進行していることが分かります。

最終的にこの全てが実現するのかは未知数なところもありますが、急激に勢いを伸ばしているサーフ・レイクスに加え、ウェイブガーデン社やアメリカンウェイブマシン社と3社が進行中となっている契約を合計したら凄い数になることでしょう。

それほどまでにウェイブプールというウォーターアクティビティが注目されている証拠と言えます。

ウェイブプールに注目が集まれば、比例してサーフィンにも注目が集まることになるので、サーフシーンを取り巻く環境がどのような影響を受けていくのか目が離せません。

(World Surf Movies)

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