熱帯低気圧(台風)の通過により波が期待されている東京五輪のサーフィン競技。
7月23日の朝の時点の予想だと夜には南東海上に熱帯低気圧が発生して25(日)〜26(月)にかけて房総半島沖を北上する模様。
今後変わる可能性もあるが、現時点での予想をお伝えする。
・7月25日〜26日(大会期間1~2日目)
熱帯低気圧(台風)が房総半島沖を北上する影響で会場の志田下にはオンショアになる北東風が25日に強まり、26日は北風にシフトしながら風がピークを迎える予想。
熱帯低気圧(台風)からの東ウネリや風波で26日をピークにサイズアップ。
25日はまだ風波が中心で比較的落ち着いた状態が続きそうだが、26日はクローズアウトする可能性が出てきた。
・7月27日~28日(大会期間3~4日目)
熱帯低気圧(台風)が遠ざかり、風向きは南東に変わり弱まる傾向となる見込み。
東ウネリも落ち着く傾向となることが予想される。
・7月29日〜(大会期間5日目以降)
サーフィン競技の開催期間は7月25日〜8月1日で、その中の4日間を使用して大会が行われる。
29日は東よりの風で前日と同じようなコンディションが予想されるが、30日以降は新たな熱帯低気圧(台風)が日本の南海上を北上して大きくサイズアップする可能性がある。
しかし、風が理想的ではなく、南東風から8月1日は北東風が強まる見込み。
この予想を考慮すると最初の熱帯低気圧(台風)が遠ざかったタイミングで一気に大会が進行する可能性がある。
週末の関東はサイズアップ傾向
今週末は台風6号が南西諸島付近から東シナ海へ移動、熱帯低気圧(台風)が房総半島沖を北上する模様。
関東では千葉・茨城で東ウネリが強まる傾向。
24日の土曜日は東よりの風、25日の日曜日は北東風が強まる見込み。
茨城は比較的風の影響が少なそうな24日の土曜日狙いが無難。
千葉は25日の日曜日の風をかわしてウネリを拾いやすい場所が良さそうだが、サーファーも集中することが予想される。
湘南は25日の日曜日に南東ウネリが強まる可能性がある。
北東風が強まる見込みなので、風に抑えられてしまうことも考えられるが、チェックはしておきたい。
西日本は南よりのウネリが続く
台風6号からの南よりのウネリに反応している西日本。
週末も台風の動きは遅く、南よりのウネリが続きそう。
但し、台風に向かって吹く東よりの風が持続する見込みなので、オンショア覚悟か風をかわす場所を狙いたい。
日本海は穏やかなコンディション
日本海は台風6号の影響などはなく、この時期らしい穏やかなコンディションが続く予想。
風は弱く、のんびりと海で過ごしたり、家で東京五輪観戦を楽しむのに最適な週末になりそう。
(THE SURF NEWS編集部)