タイトルコンテンダーのジュリアン・ウィルソンにもインタビュー。F+マガジン第32号

WSLをはじめとする世界のサーフコンペティション・シーンのトレンドや、業界の最新情報、とっておきの裏情報などを独自の視点で展開するサーフカルチャーの総合情報誌『F+(エフプラス) SURF CULTURE MAGAZINE』。

最新第032号が、12月10日から配布開始。

BEHIND THE CURTAIN – PHOTOS AND TEXT BY PETER “JOLI” WILSON

ミック・ファニング、ジョエル・パーキンソンという人気選手がそろって引退した2018年。帝王ケリースレーターもいよいよ2019年まででの引退を表明している。
90年台からシーンを引っ張ってきたモーメンタム、ニュースクール、プリスクール、クーリーキッズ…それらの流れを看取るというテーマの下に、いつもと違ったJOLIEさんの歴史的なショット集を置いてみた。

CT#8 2018 SURF RANCH PRO

サーフランチ。牧場は牧場でも波牧場ともいえるその施設は、カリフォルニアのリムーアにある。リムーアのあるサンホキアンバレーは、ロサンゼルスの北200マイル、内陸に100マイルほど入った牧場がほとんどを占める広大な平野で、時にカウカントリー、牛の国とも揶揄される場所だ。なぜそこにウエイブプール?
まずは地価が安いこと、そしてふたつの池があり水源が確保できることが大きな理由だ。11エーカーの土地で700ヤードの波を出す施設を、もし南カリフォルニアの沿岸部に作ろうとしたら、その予算はとんでもないものになるだろう。

インタビュー ジュリアン・ウィルソン

今シーズンを優勝でスタートしたジュリアン・ウィルソン。若い頃はフリーサーファーとして、またモデルとしても脚光を浴び、いつも日の当たる道を歩んできた。CTツアーにクオリファイしたのもジョンジョンやガブリエルより一足早いのだが、ワールドタイトルでは先を越された。
ツアー入りしたときから、いつかはワールドタイトルを取ると言われてきたが、ずっと歯車がかみ合わないで来た。積年のタイトルの夢を、わずかなチャンスながら最終戦のパイプにつないだジュリアンが、今こそ爆発する。

インタビュー パトリック・グダスカス

ツアーのいいひとリストのトップグループに入るパット。カリフォルニア出身の3人兄弟は3人ともサーフシーンで活躍している。デーンとパットが双子、タナーがその弟になる。ツアーも兄弟一緒のことが多く、お互いにコーチしたり支えあって旅をしている。兄弟3人が3人とも本当にいい人、というのも珍しいけど、ガダスカス兄弟は本当に誰もが口をそろえるいい人兄弟なのだ。
常にサーフィンとサーフィンが与えてくれたものに感謝する気持ち。その辺がガダスカス兄弟の穏やかで朗らかなパーソナリティの秘密のようだ。

インタビュー ネブ・ヘイメン

80年代のシェイパーのひとりに過ぎなかったネブを、世界中で最も有名なシェイパーにしたのはモールドサーフボード(ファイヤーワイヤー)やコンピュータシェイピングマシンのような、それまでのハンドクラフトとは反対方向のサーフボードの量産化を手がけたことであろう。
型で作られたり、コンピュータを使って寸分たがわぬ形を削りだす、といった方法によって、それまで1本1本手作りで違う個性を持っているのが普通だったサーフボードに、ハンドクラフトではなしえない正確なコピーを生み出す、という品質の安定をもたらした。
その彼が今、ハンドシェイプに回帰しようとしている。

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