TSJJ12-2

ロコvsビジター、伝説となったサーフィン誌、ほか(TSJJ12.2号の読みどころ)

7月26日に発売された「ザ・サーファーズ・ジャーナル」日本版12.2号の読みどころを同誌のコントリビューティング・エディターも務める李リョウが紹介。


持つべきものは忍耐力

(ロコVSビジター)
サーフポイントの混雑は今にはじまった問題ではないが、コロナによって社会の仕組みが変化し、平日にサーフィンをする人が増えたのは事実だ。ポイントパニックが日常化している湘南でさえも、その過密ぶりに「さらに拍車がかかったね」と感じるローカルサーファーは多い。
そこで改めてサーフポイントの混雑や、海の中でのルールそしてマナーを考察してみよう。というのがこの記事のテーマ。ぶっちゃけて言えば、『もしジェリー・ロペスがあなたの波をドロップインしたら、あなたは声を出して彼を排除しようとするかどうか?』という「矛盾と葛藤」で生きるサーファーへの問題提起とも受け取れるが、あなたはどう思われるだろうか。

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走れなくなるその日まで

(サーフィンは勝つため?)
『サーフィンは人の評価ではなく、自分がハッピーになれるかどうか』
このインタビュー記事のホイットマン・ベッドウェルは早くからそれに気づき、恵まれた環境を生かしてサウルサーフィンの道を選んだ。元WCTの選手だから、そうとうなサーフィンの腕前だろうけど、追求している波もヤバそうだ。彼がこの記事で警告しているけど、遠隔地のサーフポイントも混雑してきているみたい。

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ピークプリント

(伝説となったサーフィン誌)
伝説の映画『フリーライド』の世代にはたまらない記事です。シャノン&マクロードという2人の編集者が作った『SW(サーフィンワールド誌)』の物語。MRやラビットの登場で、オーストラリアのサーフィンに世界中が注目した時代ですね。クイックシルバーのサーフショーツやリップカールのウェットスーツ、それまではビーバーテールなんていう変なウェット着てやっていたところに、いきなりカラフルなショートスリーブが登場だから、みんな飛びついたよね。

世界中のサーフメディアも、それまでカリフォルニアが主導していたソウル的な空気感よりも、スポーティーなオーストラリアのサーフィン誌に注目した。その先鋒が『SW』だった。当時まだ若かった筆者もなんどもページをめくった記憶がある。じつはこの『SW』大日本印刷がプリントしていたという事実を、この記事で知った。版下も手作りだった時代ですから、日本はやっぱすごい。

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自由の行方

(ラッキーなトリップ)
日本編集部による記事。大橋海人たちが、サンタバーバラのデーンレイノルズたちと合流してサンフランシスコへサーフトリップするという内容。たぶん仕事の接点もあるのだろうと思うけど、デーンのお近づきになれるなんて海人はラッキーだね。旅は人生の教師です。

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マイケル・タウンゼント、ポートフォリオ

(実践バンライフ)
今回は旅物が多い。このフォトグもバンライフで写真を撮っているということです。しかしサーファーが写真をとることには大きな欠点がある。カメラを持って撮りだすと、本人は思うようにサーフィンができなくなるってことだ。スノー系だと撮影中も滑るから、そんなことはないんだな。だからサーフフォトは『記録を残す』喜びはあるけど、良い波を乗る充足感は得られずに、ストレスが溜まる。そんな葛藤がこの記事にも書かれています。写真のクオリティーはまずまずかな~マイケルさんごめん。フィルムタッチの質感は良いんだけど、、驚きが無いような…。中心に主題を置く「日の丸構図」が多いのが理由かもしれない。あなたはどう思われるでしょうか。

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見知らぬ海、見知らぬ人々

(天才フォトグラファー)
リー・ウェイナーというすごいポートレート写真家がいた。と言ってもはじめて聞く名前。知ってます? 筆者がつべこべ言うより、秀逸な作品をご覧ください。まるでハリウッドの映画のようなライティング。ウェイナー 氏はカリフォルニアやハワイのサーフィンとも接点があって、それに関する写真を彼の膨大な作品のなかから探し出して掲載したようです。これはサーファーズジャーナルにしか作れない記事ですね。

ハッピーパンティング

(チッパの選択)
チッパ・ウィルソンって名前は知ってるけど、サーフスケーター系では有名だったんだね。タスマニアに引っ越してサーフィンライフを全うしているようです。『サーフィンは人の評価ではなく、自分がハッピーになれるかどうか』という段階に差し掛かって、彼流の人生の選択をしたようです。エアー技で怪我したようだけど、危険だよね。ジョンジョンも同じでしょう。タスマニアは良い波で有名だけど、この記事は、波的には今ひとつだったかな~という匂いがしないこともないけど、かといって『良い波乗りました』だけでも良い記事にはならないんだな~。

(李リョウ)

THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版12.2号

●世界でも選りすぐりのフォトグラファーによって捉えられた、サーフィンの美しく迫力に満ちた瞬間。
●新旧様々なライターたちに綴られる、本質的でバラエティに富んだストーリー。
最も信頼されるサーフィン誌として世界中のサーファーたちから愛され、書店では買うことができないライフスタイル・マガジン。

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