ウイングナット、ミッキー・ムニョスへのインタビューほか(TSJJ11.1号の読みどころ)

5月15日に発売された「ザ・サーファーズ・ジャーナル」日本版11.1号の読みどころを同誌のコントリビューティング・エディターも務める李リョウが紹介。


すでにジャーナル編集部は、次々号の編集に入っております。Macでコツコツと翻訳を進めていると、最新号の11.1が届きました。改めて手に取って、話題のカバーを寄ったり引いたりして眺めてますが、ため息が出ますね。でもサーファーの中にはちょっとした緊張感を覚える人もいるかもしれません。なぜならこれはビッグウェーブにテイクオフしたときにサーファーが見る光景、つまり波の壁なのです。このままドーンとバレルに入って、スピッツが吹き…なんて想像するとドキドキします。

さて、今号も充実した内容のサーファーズジャーナルです。

ウィングナット、インタビュー

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「エンドレスサマーII」の主役に大抜擢されたシンデレラボーイもいまでは50代。「あの人は今」的な内容ですが、ウィングナットの人生観が理解できて面白い。典型的なカリフォルニアのインテリ・サーファーですね。インテリと言ってもスノッブじゃなくリアルヒップです。UCSCで経済学を専攻、普段の生活は質素で、サーフィン中心のライフスタイルを崩さない。ワイキキでウェイターをしていたこともあり、将来はサーフィン業界に就職できればいいな~と思っていたらしい。身の丈を知る人です。人柄が良い上にハリウッドスター、しかもマリファナの匂いのしないサーファーですから、あちらの富裕層サーファーたちにひっぱりだこのようです。「メンタワイに行きたんだけど、心細いからガイド頼める?」とか「息子がサーフィンが好きなの、コスタリカに連れていってくれないかしら、お礼はするから」てな調子ですね。でもじっさいは、この人もやっぱサーファーですからいろいろやらかしてますが…それについては記事には書かれていない笑。くわしいことは井澤編集長まで。

ポートフォリオ:レーザーウルフ

アメリカの西海岸と東海岸は、同じ大陸でも風土というか気質というか、そんな違いがでる。サーファーだって同じ、トム・カレンなんかは典型的なカリフォルニアンですね。レイドバックというか、スノッビーな華々しい世界には背を向けたがるタイプで、サーフィンの世界でやっていければそれでいい的な感じです。対して東海岸の代表選手はケリー・スレーターかな、上昇志向が高くゴルフして、セレブなんかと仲良しになるのが好きなタイプ。ケリーのこと悪く言うと炎上しそうだ。要するに東海岸はカリフォルニアよりニューヨークに近いということですね。

このレーザーウルフ:ブランドン・キャンベルはフロリダ出身でいわゆる東海岸。ノースショアーへ移ってからカメラを買ってサーフィンを撮りだし、ジャーナルで特集されるほどに短時間で出世した。その立身出世物語でもあります。内容を読むと東海岸だな~と思いました。でもサーフィンの写真で食いたいと思っている人は必読ですね。

ミッキー・ムニョス、インタビュー

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「おまえ、こんど家に遊びに来いよ」とムニョス氏に言われたことあるんです、わたし。ノーブランドの出川氏の招待で日本に来られたときに、たまたま立ち話をする機会があって、意気投合してしまいました。まだ覚えているかな~行ってみたいな~と今でも思ってます。でもミッキーさんはいろんな人にそう言っていると思う笑。さて、人生に悩むことって誰でもある。あなたはどうですか?幸せですか?悩めるときにはこの人の自叙伝No Badwaves お薦めです。って脱線しました笑。もちろん、この記事も面白いです。現代のサーフィンに批判的なペズマン氏と、ポジティブに見つめるミッキーさん。今号は『サーファーってなんだろう?』って思わせる記事が多いね。

ビーチパーティー

同名の映画が、昔ハリウッドで作られてヒットし11回も続編が作られたんですね。ミキ・ドラが12話すべてでスタントしたようです。「ギジェット」でミキがスタントしたのは知ってましたが、そうとうギャラが良かったのかな。マリブがハリウッドと位置的に近かったこともあってカリフォルニアのサーフィン業界とは昔から密接な関係だったようですね。「地獄の黙示録」も制作側がサーフィン知ってるな~て感じるし、「ビッグウェンズディ」もランチで撮影されたり脚本もサーファーが関わったりしてますもんね。もっともこの映画の監督もマリブのサーファーだったらしい。ユーチューブで観れるかな?

サウンディング:それぞれの意見

不定期に連載されているこの『サウンディング』という記事。サーフボードデザインやサーフボードビルダー等にフォーカスしています。サーフボードファクトリーで働く人の生の意見を聞くんですね。

ちまたにあるサーフィン系の本はギミックに溢れているけど、嘘をつきようのないこの記事。楽しみにしている読者も多いと思います。いつもわたしが翻訳を担当させていただいてますので、じつは、この記事の理解を深めるためにサーフボードを自分で作るようになってしまいました。しかたなくですよ。本当にしかたなく…でもハマってます。今回はサンディングです。サンディングマンの重要性がわかります。オフェンスとディフェンスを兼ね備えたボランチがサンディングマンなんだそうです。最終工程ですから、しわ寄せが来るんだな。だから工程をさかのぼって監視しなければならないし、トラブルを振られたら、なんとか死守しなければならない。粉だらけになるし大変です。ということで、今回は正確を期するため、日本のサンディングマンやビルダーに監修していただきました。さらにベン・ウェイには工場でしか使われない英語のスラングをアドバイスしていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

(李リョウ)


THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版11.1号

●世界でも選りすぐりのフォトグラファーによって捉えられた、サーフィンの美しく迫力に満ちた瞬間。
●新旧様々なライターたちに綴られる、本質的でバラエティに富んだストーリー。
最も信頼されるサーフィン誌として世界中のサーファーたちから愛され、書店では買うことができないライフスタイル・マガジン。

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