Photo: ISA / Sean Evans

サーフィンをスポーツ化するために変わりつつあるものービデオ判定・人工波・オリンピック

種子島に来ている。JPSAの試合。コーチ業。
本当は日曜日の最終便で帰る予定だったが、どうやらそれはかないそうもない。台風24号直撃系、JPみんなで島流し~。

先日のISAワールドサーフィンゲームスもそうだったけど、ここのところ試合を違う感じで見ることが多くなってきた。サーフィンの試合に行くのにカメラ機材を持たないというのは、この仕事の駆け出しのころ、ライター専業で、他のカメラマンの方とチームで仕事をしていた頃以来だ。30年ぶりとか?
いやぁ~、楽だわ~。もうやめられないレベル。荷物は軽いし、酷暑の太陽の下に1日いなくてもいいし、集中して試合見れるし。だからもう、兼何々、はやめよう。
なので、今回は専業コーチ。カメラ機材ゼロ。アイフォンクオリティ(笑)。

Photo: ISA / Sean Evans

ワールドサーフィンゲームス日本団体金。ま、ブラジル抜き、ホームゲーム、あの他国のメンバーのレベルの中で取れなくてどこで取る? という感じではあるけど、頑張ったかな。おめでとう。

ワールドサーフィンゲームスの時には専業ウェブコメンテイターだったので、ほとんどのヒートを見てはいるけど、ウェブ観戦だった皆さんと同じようにすべて画面を通してのことだ。よって、試合やスコアを語る立場にはない……と思ってはいたが、よく考えれば、これだけジャッジの判定にリプレイが使われるようになると、実は画面で判断してるんじゃん、という気にもなる。さまざまな角度から何台ものビデオカメラで得られたジャッジ用の映像を確認している間に、他の選手がライディングすればそれを見逃すことになるので、それをまたビデオ確認する、で、その間にまた誰かが……ということは現実に起こると思うので、一度遅れればそのあとはすべてビデオ判定ということになることも起こりうるだろう。どちらが正しい、は議論のあるところだし、肉眼、ビデオ、一長一短だと思う。しかし、肉眼で見るのとビデオで見るのは違う、というのは明確だ。

スケートのようにビデオ判定ジャッジを置くのもいいけど、サーフィンの場合どんどんライドしていくわけで、ポイントが出るのに時間がかかるのは困る。プールみたいなところでライディングとライディングの間に時間があるなら、いいけど。

でもプールイベントの場合、もっと大きな変更が必要かな、と思う。とにかく攻めてもらわないと、うまく最後まで乗り切った人が勝つのはちょっとつまらない。
1人30点満点。要素別。リップ10点、バレル10点、エアー10点。リップだけ見る波、バレルだけ見る波、エアーだけ見る波に分けるってのはどうかな。それぞれにワンベストマニューバーを得点にする。要素ごとに割り切れれば、攻め切るサーフィンが見れるかな、と思う。ま、そうなるとつなぎとか、流れとか、ラインどりとかの技以外のクリエイティブな要素が外れることにはなるけど、もう人口波って時点で今までのサーフィンとは別のものとも言えるので、これまでの常識にとらわれてはいけない。

ビデオ判定、人工波……サーフィンを取り巻くいろんなものが変わりつつある近年、オリンピックも加わって、シーンは大きくどこかにかじを切りそうな感じだ。スタイル、カルチャーのようなサーフィン特有の魅力が薄れていき、誰にでもわかりやすい数字のスケールになっていくんだろうか。ま、サーフィンをスポーツ化するには必要不可欠な部分ではある。多岐にわたる現状のグレーゾーンも排除しないとねぇ(笑)。

F+編集長つのだゆき

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