PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

ケイトリン・シマーズに20の質問

昨シーズン、まだ16歳で学業などとの両立が難しいことを理由にCTのクオリファイを辞退したことが大きな話題になったケイトリン・シマーズ。

今シーズンもCTのステップとなるCS(チャレンジャー・シリーズ)に参加して開幕戦でいきなり優勝。
残り2戦もQF以上をメイクと驚異的な成績でカレントリーダーの座に君臨している。

今回は2010年にフロリダ・ココアビーチで誕生し、カリフォルニアのエンシニータスにもオフィスを持つ日焼け止めメーカー、SUN BUMがケイトリンに行った20の質問を翻訳。

カリフォルニア州オーシャンサイドで生まれ育った天才サーファーの素顔とは?

あなたのことを知らない人にまずは何か一言ある?

私にはヨーヨーとサーフィンが得意な弟がいるわ。
昔はヒップホップをやっていて、ボディボードに夢中だったのよ。

あなたのモットーは?

後悔しないように思うままに生きる。
悪い子ほど上手くやれる。

PHOTO: © WSL/Alan van Gysen

好きな食べ物は?

ブリトー。

知らない人にオーシャンサイドをどのように説明する?

最悪の波と最高のストリートニンジャ(所謂ホームレス)がいる労働者階級のビーチタウン。

ストリートニンジャ=@oceanside_street_ninja

サーフィンをするために本当に必要なものとは?

レッドブルを一箱。
Marine Layer ProductionsのYouTubeチャンネル(デーン・レイノルズ)を夢中で見ること。
スノーボードやスケートのビデオも大好きよ。
Dust Boxはとてもカッコ良いわ。

サーフィンの撮影や編集にとても興味があるようですね。どのようにしてその道に入ったの? 今、取り組んでいる重要な仕事はありますか?

自分のビデオを人が編集するのが好きじゃなかったから、自分でやってみたかっただけよ。
今年はいくつかのイケてるプロジェクトに取り組むつもり。

GOPROで撮影中のケイトリン

CTクオリファイとそれを辞退した理由は?

正直に言うと、昨年のクオリファイは全くの偶然だった。
CSには最初正式ではなく、USオープンにワイルドカードで出場して優勝しちゃったの。そこから参加するようになってからが大変で、家でゆっくりしたい、サーフィンをもっと上達させたい。
そして、子供らしく過ごしたいという思いから、ツアーには参加しなかったの。

(昨年はワイルドカードで出場したUSオープンでの優勝)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

世界で一番好きな波は?

もちろん一番好きな波はホームのオーシャンサイドピアよ。
でも、インドネシアの完璧なチューブには敵わないからその次かな。
パンチの効いたビーチブレイクのバレルが楽しいわ。

5年後の自分はどうなっていると思う?

5年後の自分。
ツアーに出ていて、できればワールドタイトルを何度か獲っていたい。
あとはカッコ良いサーフムービーをいくつか公開していると思う。
まあ、どこにいてもバレルだけは入りたいわね。

最後に行ったコンサートは何?

ちゃんとしたコンサートには行ったことがないんだけど、最後にライブを見たのは確か近所のバンドで、彼らは素晴らしかったわ。

史上最高のサーフムービーを教えて


Chapter 11


Modern Collective


View From A Blue Moon

全て同率1位よ。

今まで受けたアドバイスの中でベストなものは?

どこへ行くにも水着と本を持っていく。

スケートボードがあなたのサーフスタイルに役立っていると感じる?

スケートはいつも友達や兄弟と楽しむためにやっていること。
サーフィンに役立てようと思ってやっているわけではないけど、役に立っているのは確かね。
空気を読むという意味でも役に立っているし、体の動きも似ているところがある。

私達のオフィスでは、毎週「どっちがいい?」という投票を実施しているの。 例えば、チーズ味の歯磨き粉とハムの香りのデオドラント、どちらを使いたい?

間違いなく、チーズ味の歯磨き粉ね。

成功の定義とは?最大の達成感は何?

安っぽく聞こえるかもしれないけど、他の人にインスピレーションを与えている時が一番成功していると感じる。
それはサーフムービーでもコンペティションの結果でもね。
大会での最大の功績はUSオープンでの優勝だけど、その結果だけを成功と定義しているわけではないわ。

(すでにケイトリンは多くのサーファーにインスピレーションを与えている)
PHOTO: © WSL/Laurent Masurel

山や海で起こった最もクレイジーな出来事は?

一番最近で思いつくのは、チョープーに行った時ね。
それはそれはやばい波で、3時間くらい入ってやっと1本の波(4フィートくらいだけど)に乗れた。
その波はクレイジーだったわ。
ビデオで見ても凄いと思うけど、実際に見ると非現実的よ。

生死を問わず、誰と一緒に食事をしたいですか?

スヌープ・ドッグ。
きっとクレイジーな話を聞かせてくれるでしょう。

緊急連絡先は?

ママよ。

旅行の必需品は?

スケートができる場所に行くなら、いつもスケートボードを持っていく!
それと、Netflixで番組をダウンロードすること。
あと、良い本もね。

最後に夢を聞かせて

サーフィンをするきっかけとなるような、世代を超えたサーフフィルムを作ること。
あとは友達と一緒にクールエイドカラー(アメリカでは定番のカラフルなジュース)のバレルを作ることね。

(空海)

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