Photo: © WSL/ Tim Hain

村上舜プロフィール 2021年サーフィン世界選手権日本代表

宮崎県木崎浜で開催された『ISAワールドサーフィンゲームス』で昨年の田原大会に続き、2年連続でファイナルに残り、4位のカッパーメダルを獲得した村上舜。暫定的ながら2020年東京オリンピックの出場権、アジア枠の一つも獲得した。

2021年の同大会で惜しくも五輪出場権の座を大原洋人に譲ることとなったが、既に2021年のCS(チャレンジャーシリーズ)に出場を確定させるなど、世界を相手に戦う現在の日本のトップ選手の一人。

クールな外見とは裏腹にインタビューなどではおどけることも多い彼のこれまでの経歴や家族などを紹介する。

▼目次
1.基本プロフィール
2.村上舜とサーフィン
3.スポンサー・所属
4.プライベート〜家族・趣味・彼女

■基本プロフィール

名前:村上舜(むらかみ しゅん)
誕生日:1997年3月3日
出身地:神奈川県湯河原町
身長:166cm
体重:58kg
・公式Instagram @shunmurakami_mobb
・公式Twitter @Shunmurakami03

■村上舜とサーフィン

・アマチュア時代

神奈川県の湯河原で生まれ育ち、父親の影響で小学校2年生の頃からサーフィンを始める。
ホームブレイクは吉浜。
10歳の頃には早くもコンテストに出場、すぐに才能を開花させてNSAのコンテストで上位に入る。
2011年、NSAの『ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES』メンズオープンで優勝。

・アマチュアからプロへ

2012年、NSAのボーイズでタイトルを獲得、この頃からWSLイベントにも出場し始める。
2013年には海外のQSにも出場、日本では宮崎の『Malibu Hyuga Pro』で初優勝を決める。
2014年からは年初のハワイでの『Volcom Pipe Pro』を始め、本格的にクオリファイを目指して世界を転戦、QSランキングの最高位は2016年の92位。

日本のプロツアーJPSAでは2015年から2017年まで3年連続で新島で優勝、2017年、2018年と2年連続で仙台新港で優勝している。
JPSAでの最高ランキングは2016年の7位。

JPSAでは新島で3連覇、仙台新港で2連覇を達成 photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

2020年はシーズン最初のQS、2番目にグレードの高いQS5000『Corona Open China hosted by Wanning』で、大野修聖のコーチの元で快進撃を続け、見事優勝。オリンピックイヤーに最高のスタートを切った。

既に2021年のCS(チャレンジャーシリーズ)に出場を確定させるなど、世界を相手に戦う現在の日本のトップ選手の一人。

・ハワイでの活動

2019年CTルーキーのセス・モニーツの叔父、カービー福永や、TSSC surfboardsのシェイパー中山徳彦氏の元、子供の頃から毎冬ノースショアに通い、2015年の『Volcom Pipe Pro』では強豪の中、17位に入る。

2018/2019シーズンは堀口真平、松岡慧斗、中村昭太、脇田泰地、大橋海人と共に究極のローカルコンテスト『Da Hui Backdoor Shootout』のチームジャパンのメンバーに選ばれる。

ハワイでのビッグウェーブも得意分野
PHOTO: © WSL/Cestari

・日本代表 波乗りジャパン

『ISAワールドサーフィンゲームス』では2年連続で日本代表に選ばれ、2年連続でファイナルに残り、4位のカッパーメダルを獲得。
暫定的ながら2020年東京オリンピックの出場権、アジア枠の一つを獲得した。

『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』でケリー・スレーターを倒し、普段あまり感情を見せない村上舜が思わずガッツポーズ Photo: THE SURF NEWS

五輪最終選考会となる『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』で6位にランクインしながらも、4位の成績を収めた大原洋人に五輪への切符は惜しくも譲ることとなった。

・今後の活動予定

公式には発表されていないが、田嶋鉄兵のインタビューによるとコンテストを回るのは2020年が最後になると話している。
2019年の目標はQS100位以内に入り、ハイグレードの出場権を得ること。
そして、2020年はハイグレードをメインにQSフル参戦の予定だそうだ。

この縦のアプローチが村上舜の武器 PHOTO: © WSL/Smith

・これまでの主な戦績

JPSA
2015年 『新島プロ』優勝
2016年 『新島プロ』優勝
2017年 『ALL JAPAN PRO 新島』優勝
2017年 『ブルーエコシステム presents 仙台プロ』優勝
2018年 『なみある?仙台プロ supported by やまや』優勝

ISA
2015年 『VISSLA ISA World Junior』4位
2018年『ISAワールドサーフィンゲームス』4位
2019年 『ISAワールドサーフィンゲームス』4位
2021年『ISAワールドサーフィンゲームス』6位

WSL
QS
2013年 QS 1Star『Malibu Hyuga Pro』優勝
2016年 QS1,000『Trump Hyuga Pro』優勝
2019年 QS1,000『white buffalo Hyuga Pro』優勝
2020年 QS5,000『Corona Open China hosted by Wanning』優勝

■スポンサー・所属

サーフィンを始めた頃からウェットスーツは『Dove』を使用して長年契約もしていたが、2019年4月から『BeWET』に移籍。

サーフボードはWSGで日本代表のチームメイトだった五十嵐カノアと同じSharpeye Surfboards(シャープアイ・サーフボード)と2017年から契約している。

『Volcom』との契約は長く、ノースショアのシーズンではパイプラインの目の前にある『Volcom House』を使用している。
その他、サングラスブランドの『Electric』などと契約している。

■プライベート〜家族・趣味・彼女~

卒業生にアスリートが多い青森山田高校を卒表。
弟、村上蓮もプロサーファーとして活動。一つ年下ということもあり、普段から一緒にサーフィンやサーフトリップもするほど仲が良い。

村上蓮、都筑百斗とのサーフトリップ動画

サーフィン以外では彼女や愛犬と過ごしたり、バスフィッシングをしたり、普通の22歳の若者である。
彼女はモデルの新里ロドリゲス明美さん。

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こちらが愛の押し売りです🌝🤲🏼💙

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(空海)

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