現地時間4月20日、サーフシティ、エルサルバドルのエル・スンザルを舞台とした『ISA World Longboard Championship』が初日を迎え、R1がスタート!
メンズは全てのヒートが進行、ウィメンズは16ヒート中、9ヒートが行われ、日本の浜瀬海とハワイのカニエラ・スチュワート。
ウィメンズはアメリカのレイチェル・ティリーがハイエストヒートスコアを出した。
シングルスコアではフランスのエドゥアルド・デルペーロが唯一の9ポイントを出していた。
全てトップ通過を果たした日本代表
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初日はH15の吉川広夏以外、3人がヒートを戦い、全てトップ通過を果たした。
まず、最初に登場した浜瀬海は8.67を含むトータル16.50で初出場のウェールズ代表、トム・フィッシャーと共にR2進出。
ヒート終了後のインタビューは日本でもお馴染みのベンが「平塚(浜瀬海のホーム)はダンパーなショアブレイクでこういう長いライディングの練習は出来ません。パーフェクトなポイントブレイクのスンザルの練習はどこでしていますか?」と質問。
浜瀬海は「時間を作ってバリや似ているリーフブレイクに行って練習していました。比較的去年と波は似ていて、相変わらず壁の大きな波でパワーもあります」と話していた。
今年からWSL最高峰のレース、LTにも出場する浜瀬海。LT選手も多数参加しているため、メダル獲得と同時に最高のウォーミングアップになるだろう。
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ISAイベントの出場経験が豊富な浜瀬海に対して意外にも初出場となる井上鷹はメンズの最終ヒートで十八番のマニューバーとノーズのコンビネーションを披露。台湾代表と共にラウンドアップを果たした。
「自分のホームの波は小さくて短い波が多いので、ここの波とは違います。サーフシティの波は好きですし、ボードも良いです」
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Photo: ISA/Pablo Jimenez
ISAイベントでは2018年の海南島の大会で4位に入り、ロングボードで日本人初のメダル獲得を成し遂げた経験がある田岡なつみはH2でオーストラリア代表のキラ・モルナーとトップ争いを繰り広げた。
20分ヒートとWSLよりも短い時間制限で前半はノーライド。しかし、後半に7ポイント台を2本出してトータル14.50とアメリカのレイチェル・ティリーに続くヒートスコアを出してR2進出。
「パドルアウトに5分はかかるので、波のセレクトが重要だと思っていました。本当に良い波だけに乗ることに集中していました。地元の太東を始め、台風シーズンでも日本で大きな波を当てるのは難しいです。だから、ここの波は特別です。小さな身体の自分が大きな波でビッグターンをするためにピンテールのボードを選んでいます。エルサルバドルのための新しいボードで、シェイパーは尾頭君です」
浜瀬海、井上鷹、田岡なつみは今年のLTメンバーでもあり、日本は39カ国の中の強豪国の一つ。
今年は総合でもメダル獲得を期待したい。
なお、同じアジアでも初出場の韓国代表は、メンズのドンキュン・キム、ウィメンズのリーナ・ムンがトップ通過を果たしている。
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Photo: ISA/Jersson Barboza
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Photo: ISA/Pablo Jimenez
強豪は全てトップ通過
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強豪国にとってR1はウォーミングアップ的なラウンドとなり、フランスのエドゥアルド・デルペーロ、ペルーのブノア’ピッコロ’クレメンテ、イギリスのベン・スキナー、アメリカのケヴィン・スカヴァーナ、オーストラリアのデクラン・ワイトン、フィリピンのロジェリオ・Jr・エスクイエヴェル、ブラジルのカルロス・バイア、ロドリゴ・スファイエルとISAのメダリスト、LT選手などの強豪選手がトップ通過を果たしている。
R2になると例えば浜瀬海がロジェリオ、井上鷹がロドリゴと同ヒートになるなど一気にシビアな戦いになってくる。
敗者復活戦のリパチャージラウンドが用意されているとはいえ、ここからが本番となる。
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Photo: ISA/Jersson Barboza
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Photo: ISA/Jersson Barboza
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11歳の最年少選手
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今年の最年少選手となるイタリアのジンジャー・カイミは11歳。
R1ではハング10まで披露してブラジル、ニュージーランド代表を相手にトップ通過を果たした。
R2では田岡なつみとの対戦が決定している。
「ここの波がとても好きなの。最高の波だった。ヒーローであるホノルア・ブロムフィルドなどと同じ競技に参加しているのが信じられない。どんな波でも構わない。楽しむことが大切よ」
コンテスト2日目の4月21日は朝7時(日本時間同日の22時)にウィメンズのR1H10から再開予定。
スケジュールは以下。
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ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)
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