Image: Vans(YouTube)

『Vans Pipe Masters』2日目 カリッサ・ムーアがバックドアでほぼ完璧なスコアを出す!

現地時間12月17日、オアフ島・ノースショアのパイプラインを舞台とした『Vans Pipe Masters』は2日目を迎え、メンズは4名のファイナリストが決定。
ウィメンズは2ヒート中の1ヒートが行われた。

カリッサが暫定トップ

(ベティルー・サクラ・ジョンソン)
Image: Vans(YouTube)

ウィメンズはCTでも今年から正式にパイプラインで開催されるようになり、確実にフェーズが変わっている。

CSからのリクオリファイを決めたサクラことベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、CTルーキーのケイトリン・シマーズ(USA)は驚くべきバレルのスキルを見せつけ、元CT選手のローラ・エネバー(AUS)は1000ドルのボーナスに値する強烈なワイプアウトをしていた。

しかし、一番の主役はカリッサ・ムーア(HAW)で、まるで全盛期のケリーのようなスタイルでバックドアの深いトンネルを抜け、30満点中の29.5とメンズを合わせてもここまでのハイスコアを出していた。

(丁寧にファンサービスをするカリッサ)
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メンズはファイナルを戦うトップ4が決定

(最後の最後で逆転劇を見せたカウラナ・アポ)
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初日に一巡目を終えていたメンズサイドは2日目で二巡目が進行。

40名がスコアを加算してランキングにするリーダーボード方式で争い、ランキングは目まぐるしく変化していった。

この日のパイプラインは公式8-12ftの北西ウネリ。たまにラインナップを一掃するようなセットも入り、初日同様に不安定ながらゴージャスなバレルがある見応えある一日だった。

まず最初に印象的なバックドアのバレルを掴んだのはオージーのハリー・ブライアント。
ノースショアに集う多くのサーファーが信頼するトコロの6’5”で30点満点中の25.1をスコアしていた。

初日に2位だったアイメオ・チャルマク(PYF)、ビリー・ケンパー(HAW)も序盤のヒートでスコアを出していたが、残念ながらランク外に転落。
並居るパイプのスペシャリストを相手に初日のトップ4に入っていたマイケル・フェブラリー(ZAF)や、ジョニーボーイ・ゴメスのようにメイクしたイーマイカラニ・デヴォルト(HAW)、バレルの後にエアーをメイクしたヤゴ・ドラ(BRA)もバックアップスコアが足らずにファイナルメイクには至らなかった…。

グリフィン・コラピント(USA)、ジョアン・チアンカ(BRA)とCT選手がトップ4に入り、バララム・スタック(USA)がトップから転落しながらもファイナルを維持。
そして、最終ヒートに最後のドラマがあり、ダークホースのカウラナ・アポ(HAW)がパイプラインで終了間際に魅せた!
ストールからレールをセットしてバレルに包まれると完璧に姿を消してからスピットアウト。
トータル44.5で見事に1位通過を果たしたのだ。

ちなみにJOBことジェイミー・オブライエンはお馴染みのキャッチサーフにGoProスタイルでヒートに挑んだ。
これはCTではあり得ないことで、新生「パイプマスターズ」ならでは。
その模様は彼のYouTubeチャンネルで。

メンズのファイナリストは以下。

カウラナ・アポ(HAW)
グリフィン・コラピント(USA)
バララム・スタック(USA)
ジョアン・チアンカ(BRA)

伊東李安琉は11位でフィニッシュ

(パイプラインでバレルをメイクした伊東李安琉)
Image: Vans(YouTube)

初日は波が悪いヒートに重なってしまい、ほぼ乗れずに終わってしまった伊東李安琉。

2日目はパイプラインで見事にバレルをメイク。
18.3と15.7を出して初日の34位から一気に5位までジャンプアップする場面もあった。
40名全てが二巡目を終え、結果は11位。
次に繋がるイベントだったと言えるだろう。

ネクストコールは現地時間12月18日8時(日本時間12月19日3時)
ウィメンズR2の後、メンズファイナル、ウィメンズファイナルの順で行われる予定。
北西ウネリは弱まる傾向となる予報。

『Vans Pipe Masters』公式サイト
https://pipemasters.vans.com/

(空海)

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