PHOTO: © WSL/Thiago Diz

ガブリエル・メディナが来季のCT休暇を検討…

9月中旬に開催された「WSLファイナル」で3度目のワールドタイトルを獲得したブラジルの英雄、ガブリエル・メディナ。

2011年から10年間に渡る彼のキャリアを振り返ると2014年、2018年、2021年に獲得した3度目のワールドタイトル以外にもランキング2位が2回、3位が2回と超人的な結果を重ねており、今後10年で複数回のタイトルを獲得する可能性も十分にある。
(ケリー・スレーターの11回に追い付くかは彼の気力次第だろう)

そんなガブリエルがブラジルのスポーツ紙「LANCE!」のインタビューで、来季のCT休暇を検討していることを明かした。

“しばらくの間、競技のことを考えるのを止めたい。競技に出ている時は、一日の行動、食事、日課、全てを競技のために集中させ、それで100%の力を発揮できる。このステップを一度も止めたことがないんだ。何年もこのような生活を送るのは難しい。今は休息が必要だと感じているよ。”

(3度目のタイトルを獲得した瞬間)
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“今年は難しい年だった。次から次へと旅に出て、ほとんど家に帰れなかったよ。この10年間、私は同じレベルにいる。トレーニングをしてより良いパフォーマンスをするための尽くさなければいけない。それはとてもハードなことだし、多くのことを要求される。自分を休ませてあげたい。でも、それについては良く考えたい。とにかく、一日一日を大切にしたいと思う。答えはそれからだね。”

ワールドタイトルを複数獲得するクラスの選手が休暇をとることは決して珍しくなく、例えばミック・ファニングは2015年のJ-Bayでシャークアタックに遭った翌年をスポット参戦に切り替え、その後完全復帰を果たした。

今回ガブリエルと共にタイトルを獲得したカリッサ・ムーアも、2019年に4度目のワールドタイトル獲得後に1年の休暇を取りたいと公表。結局翌年はコロナ禍でツアーが開催されず、2021年にそのまま復帰した。

特例ではあるが、11度のワールドタイトルを獲得したケリー・スレーターは6度目のタイトルを獲得した後、3年も休んだことがある。

現在27歳、今年の12月で28歳とまだ若いガブリエル。
続報が入り次第、お伝えします。

(空海)

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