1月29日から開幕する『Volcom Pipe Pro』 イベントを楽しむために知っておきたい3つの知識

12月に開催される『Billabong Pipe Masters』と並ぶパイプラインを舞台としたWSLのビッグイベント『Volcom Pipe Pro』が1月29日から開幕する。

QSのグレード的には3,000だが、『Billabong Pipe Masters』のワイルドカードを決めるトライアルの出場権がかかっているため、ハワイのトップサーファーがこぞって参加。
更にいつも異常なほどに混雑しているパイプラインを僅か4名で独占出来るためにジョン・ジョン・フローレンス、ケリー・スレーターなどのスペシャルな選手も参加する豪華さだ。

今回はイベントを楽しむために知っておきたい3つの知識を紹介。

■歴代チャンピオン

ケリー・スレーター
PHOTO:© WSL/Heff

2010年からスタートして今年で9年目。
ノースショアのイベントの中ではまだ歴史が浅い『Volcom Pipe Pro』
ファーストイベントを制したのはJOBことジェイミー・オブライエン。
2011年、2012年、2013年と3年連続でジョン・ジョン・フローレンスが制して2014年はケリー・スレーター。
2015年は再びジョン・ジョンが返り咲き、2016年はケリーが2度目の優勝。
そして、2017年はダークホースのオージー、ソリ・ベイリーが4人目のチャンピオンに輝いた。

この数字から分かる通り、過去8回の開催でジョン・ジョンの優勝が半数を占めている。
『Billabong Pipe Masters』では無冠の彼が何故これだけ『Volcom Pipe Pro』に強いのか?
それはプレッシャーの違いという見解が正しいだろう。

「このイベントはいつも楽しんでやっている。ホームだし、大好きな波だしね。自分にとって一年のスタートには最高なのさ。歴史上、波はいつも良いよね。自分のサーフィンも調子良い。でも、最も楽しみにしていることは、パイプラインの良い日を数名でサーフィン出来るところ。間違いなくそれがこのイベントの楽しさだよ。弟と友人二人と共にファイナルに進むのが理想だね」

すでに公表されているシードリストにジョン・ジョンは掲載されているが、ケリー、JOBの名前は無い。
しかし、イベントのワイルドカード枠がまだ空いているため、そこに入る可能性がある。

■日本人選手の活躍

大野修聖
PHOTO:© WSL/Bielmann

この時期のQSはハワイ組とオーストラリア組に分かれる。
クオリファイを狙う選手の多くはイベントが集中するオーストラリアに向かう。
それは日本人も例外では無いが、脇田貴之、大野修聖、村上舜、松岡慧斗などはハワイに残り、『Volcom Pipe Pro』にも参加している。

『Volcom Pipe Pro』での日本人選手の成績を振り返ると2010年のファーストイベントでは脇田貴之が17位。
2013年は大野修聖が13位。
そして、最高位は2015年、SF進出で7位に入った大野修聖だ。

今年は松岡慧斗が『Da Hui Backdoor Shootout』で個人3位に入って話題を集めたが、パイプラインで代表的な日本人として大野修聖は欠かせないだろう。

今年の『Volcom Pipe Pro』には村上舜、稲葉玲王、加藤嵐、大橋海人、安室丈、西慶司郎が参加。
オルタネイト(補欠)で大野修聖、脇田貴之の名がある。

■5人目のチャンピオン候補

ジョン・ジョン・フローレンス
PHOTO:© WSL/Heff

『Volcom Pipe Pro』では参加選手を’Warriors’(戦士、勇士)と呼ぶ。
今年の’Warriors’の枠は112名から114名に広がった。

その半数はハワイアンで優勝候補の筆頭はジョン・ジョン・フローレンス。
しかし、ワールドタイトルを獲得した後の『Volcom Pipe Pro』での成績はSF止まりで、優勝から遠ざかっている。

セバスチャン・ズィーツ、コナー・コフィン、エゼキエル・ラウといったCT選手を始め、ブルース・アイアンズ、ビリー・ケンパー、カイ・レニー、コア・ロスマン、モニーツ兄弟。
若手では16歳にして『Billabong Pipe Masters』のトライアルを制したフィン・マクギル、昨年の『Pipe Pro Junior』で優勝したバロン・マミヤなど他にも多くの5人目のチャンピオン候補がいる。

『Volcom Pipe Pro』はQSではあるが、それよりもハワイのスペシャルなイベントという位置付けが正しい。

ウェイティングピリオドは1月29日〜2月10日。
この13日間の中でベストな3日間(コンディションによってそれ以上になる可能性も)を利用してタイトルが決まる。

WSL公式サイト

COVER PHOTO:© WSL/Heff

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