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村上舜、浜瀬海、瀬筒雄太が優勝!6年ぶりの『MURASAKI SHONAN OPEN』が過去最大規模で開催

日本屈指のビーチリゾートでもある湘南・鵠沼海岸(藤沢市)を舞台に、アクションスポーツとMUSIC LIVEが融合したクロスカルチャービーチフェス『MURASAKI SHONAN OPEN 2025』が7月20日(日)~21日(月・祝)の2日間にわたって開催され、全カテゴリーが終了。

サーフィンコンテストについては、ショート/ロングともに完全招待制の特別戦が行われ、普段はあまり目にすることができないマッチアップが実現。優勝者のみが手にすることができる賞金を懸けて熱い戦いが繰り広げられた。

ショートボード招待選手 @SHONAN OPEN

ショートボードコンテスト「TOP of TOP」

湘南出身のプロサーファーでYouTubeチャンネル『KumeBro’s』でも人気の粂浩平がプロデュースするサーフバトル。ギャラリーを沸かせるサーフィンでさらなる加点がもらえる特別ルールも採用され、試合終了まで何が起こるか分からない。

全18名の招待選手のうち、オープニングラウンドと敗者復活戦を経て、2日目のラウンド3に駒を進めたのは12名。初戦以外は全てマン・オン・マンヒートとなり、ラウンド3のヒート組み合わせもくじ引きで決定。

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QF、SFを勝ち抜いて決勝に進んだのは、久しぶりのコンテスト出場となった村上舜と平原颯馬。迎えたファイナルでは、止まらないサーフィンで次々に波を掴んでいく村上舜が序盤に8.50ptをマーク。平原が波選びに苦戦する中、後半に9.67ptを加えトータル18.17ptで圧勝。優勝者のみが獲得できる賞金100万円を手にした。

ファイナルに向けて徐々にギアを上げてきた村上舜 Photo: THE SURF NEWS
30分のファイナルで19本の波に乗った村上舜。シングル・ヒートトータル共にイベントハイエストをマーク Photo: THE SURF NEWS
平原颯馬 Photo: THE SURF NEWS
村上舜 Photo: THE SURF NEWS
「ギャラリーの皆が盛り上がれるよう頑張ります」とコメントしてファイナルに挑んだ村上舜 Photo: THE SURF NEWS

ロングボードコンテスト「LONGBOARD STYLE JAM」

ロングボードのカテゴリーは、湘南を代表する元日本チャンピオンのプロサーファー宮内謙至と千葉を代表するプロサーファー尾頭信弘がプロデュースする、スタイルを追求したシングルフィン限定コンテスト。
ショートボードと同様の完全招待制ながら、今年は現役サーファーによるコンテストと、レジェンドサーファーによる2つのカテゴリーで開催。

現役サーファーによる「STYLE JAM」のファイナルでは浜瀬海と小熊海ノ介のカードとなり、浜瀬が9.00ptを含むトータル16.67ptで優勝。

ヒート終盤に逆転を許すも、ラストウェーブで9.00ptの再逆転。優勝を手にした浜瀬海 Photo: THE SURF NEWS
今大会好調だった小熊海ノ介。SFでは浜瀬を下し1位通過を果たすも、惜しくも準優勝という結果 Photo: THE SURF NEWS
浜瀬海 Photo: THE SURF NEWS
Photo: THE SURF NEWS

そしてスペシャルヒート決勝は、瀬筒雄太vs中村清太郎。オンショアでまとまりないコンディションの中、8pt台を2本揃えた瀬筒が優勝を果たした。

トータル16.83ptで中村をコンビネーションスコアに追い込んでの優勝 Photo: THE SURF NEWS
ファイナルでは波選びに苦しんだ中村清太郎 Photo: THE SURF NEWS
瀬筒雄太&中村清太郎 Photo: THE SURF NEWS
瀬筒雄太 Photo: THE SURF NEWS

なお、本イベントのサーフィンコンテストはビーチエリアで開催。湘南オープンのメイン会場である鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK(ハグライドパーク。旧鵠沼スケートパーク)では、スケートボードやBMXのコンテストをはじめ、今年も沢山のブース出展や様々なプログラムが実施された。会場に来れなかった方は、オフィシャルホームページやSNS等をぜひチェックしてみてほしい。

MURASAKI SHONAN OPEN 2025 結果

サーフィン ショートボードコンテスト“Top of Top”

優勝 村上舜
2位 平原颯馬
3位 佐藤魁、松下諒大
5位 大原洋人、堀越類

サーフィン ロングボードコンテスト“LONGBOARD STYLE JAM”

優勝 浜瀬海
2位 小熊海ノ介
3位 Kahukura Androhics
4位 中山祐樹

<スペシャルヒート>
優勝 瀬筒雄太
2位 中村清太郎
3位 宮内謙至
4位 小川徹也

全ヒート結果
https://www.surfontap.com/2025/07/murasaki-shonan-open-2025/

MURASAKI SHONAN OPEN 2025
https://www.shonanopen.com/

フォトギャラリー

ファイナルに向けて徐々に観客が増えてきたビーチエリア。サーフィンコンテストは鵠沼・地下道前ポイントで開催 Photo: THE SURF NEWS
ショートボード・ラウンド3進出の12名。ヒート組はくじ引きで決定 @SHONAN OPEN
ラウンド3では大橋海人vs大原洋人の対戦が実現。意外にもマン・オン・マン対決は初 @SHONAN OPEN
ヒート開始から立て続けに波を掴んで大原を追い込んだ大橋海人 Photo: THE SURF NEWS
追い込まれながらも終盤の8.83ptで逆転ラウンドアップを果たした大原洋人。QFでは平原颯馬に敗れ5位でフィニッシュ Photo: THE SURF NEWS
大橋海人&大原洋人 Photo: THE SURF NEWS
普段コンテストに参加していない小林直海も参戦 @SHONAN OPEN
キッズにも大人気の小林直海 Photo: THE SURF NEWS
鵠沼がホームの堀越類は惜しくもQF敗退で5位 @SHONAN OPEN
ファイナル進出の目前で、まさかのインターフェア。佐藤魁は3位でフィニッシュ Photo: THE SURF NEWS
「セカンドハイエスト」の復活ルールでSF進出の松下諒大。今大会3位 Photo: THE SURF NEWS
村上舜vs松下諒大。同じ湯河原出身対決は村上に軍配 Photo: THE SURF NEWS
村上舜&mobb Photo: THE SURF NEWS
村上舜&平原颯馬のシャンパンファイト Photo: THE SURF NEWS
村上舜&粂浩平 Photo: THE SURF NEWS
SFで3位敗退の“カフー” Photo: THE SURF NEWS
独自のスタイルで決勝進出の小熊海ノ介 Photo: THE SURF NEWS
瀬筒雄太のキックファイブ Photo: THE SURF NEWS
STYLE JAMのプロデューサーでもある、ショーロクこと宮内謙至。惜しくもSF3位敗退で決勝進出ならず Photo: THE SURF NEWS
メイン会場の鵠沼「ハイライドパーク」 @SHONAN OPEN
会場内外に沢山のブースが立ち並ぶ Photo: THE SURF NEWS
江の島が目の前のロケーション @SHONAN OPEN
大原洋人サイン会も実施 Photo: THE SURF NEWS
スケートボード パークコンテスト“ONE SHOT KING supported by 第一生命” @SHONAN OPEN
スケートボード ストリートコンテスト“Rock Away” @SHONAN OPEN
「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2025 NEXT GENERATION」の表彰も実施されサーフィン男子は岡野漣が受賞 Photo: THE SURF NEWS
「JASA 2025 NEXT GENERATION」サーフィン女子は佐藤李が受賞 Photo: THE SURF NEWS
イベント最終プログラム「ミュージックライブ」のゲストは平井大。多くのファンが会場に駆け付けた Photo: THE SURF NEWS
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