JPSAショートボードシリーズ最終戦『さわかみ 日向プロ』終了!

種子島、新島、茨城、千葉、宮崎の全5戦で争われる2023年のJPSAショートボードシリーズ。
最終戦の『さわかみ 日向プロ』が10月23日〜25日に宮崎県日向市お倉ヶ浜で開催された。

女子は千葉の鴨川での第4戦で川合美乃里の2度目のタイトルが確定していたが、男子はカレントリーダーの西慶司郎が有利な状況でカウントされる上位4戦のポイントを考慮すると加藤翔平ほか数名との争いが最終戦に持ち越された。

シニアプロは進藤晃が優勝、タイトルは牛越峰統

2022年に新島、宮崎の2戦でシリーズ化されたシニアプロが今年は2シーズン目を迎え、イベントも一つ増えて、種子島、新島、宮崎になった。
出場条件は45歳以上で、初代チャンピオンは現役時代に3度もJPSAタイトルを獲得していた浦山哲也だった。

今年は種子島を遠田真央が制し、これが現役時代を含めてJPSA初優勝となり、盛り上がっていた。
第2戦の新島は2022年も優勝していた牛越峰統が2連覇を達成。

そして、迎えた最終戦は進藤晃、東川泰明、牛越峰統、杉本浩、全てレギュラーフッターがファイナリスト。
東川泰明は遠田真央の優勝に触発され、地元宮崎でのイベントに出場。JPSAのヒートを戦うのは10年ぶりにも関わらず、ファイナル進出を決めていた。

コシサイズのスモールコンディションの中、宮崎のディフェンディングチャンピオン、進藤晃がフロントサイドで8.00を出して主導権を握り、5ポイント2本をまとめて追い上げてきた東川泰明をかわして優勝。
宮崎での2連覇を達成した。

ランキングでは新島で優勝、今大会3位に入った牛越峰統がシニアプロのタイトルを獲得した。

JPSAシニアプロ最終戦
『さわかみ 日向プロ』結果

1位 進藤晃
2位 東川泰明
3位 牛越峰統
4位 杉本浩

2023年シニアグランドチャンピオン
牛越峰統

西慶司郎が2度目のタイトル獲得

ショートボードは第4戦の鴨川で川合美乃里のタイトルが確定したが、男子は2021年のグランドチャンピオン、西慶司郎がリーチをかけて最終戦に挑み、R4を勝ち上がった時点で加藤翔平とのポイント差からタイトルが確定した。

試合はその西慶司郎をSFで倒した古川海夕が塚本勇太とファイナルで対戦。
コシ〜ハラサイズの風の影響が入った難しいコンディションの中、序盤から古川海夕がペースを掴み、主導権を握っていた。
最後の波、ニード6.26のシチュエーションでじっくりと波を待った塚本勇太がポテンシャルがある波に乗ったが、5.75と逆転には届かず…。
古川海夕がJPSA初優勝を決めた。

川合美乃里が有終の美を飾る

女子はすでに第4戦の鴨川で2016年以来、2度目のJPSAタイトルを手に入れていた川合美乃里が川瀬心那と対戦。
今シーズン、川瀬心那は二アスで優勝するなどWSLのプロジュニアで活躍している選手。
JPSAでは種子島でファイナルに残ってた。

忙しく波に乗る川瀬心那に対して川合美乃里はじっくりと波を待つ戦略。
川瀬心那のリードでファイナルは進行したが、終了間際にニード6.35のシチュエーションでインサイドまで決めた川合美乃里が7.00を出して逆転に成功、見事に有終の美を飾った。

なお、最終戦はロングボードも併催。
10月26日〜28日(予備日29日)に開催され、ABEMAでライブ中継が配信される。
注目は4度目のタイトルを狙う浜瀬海と地元宮崎で念願の初タイトルに王手をかけた秋本祥坪の争いだ。

『さわかみ 日向プロ』ライブ配信
■10/26 (木) 大会1日目
https://abema.app/MdQM
■10/27 (金) 大会2日目
https://abema.app/iu2N
■10/28 (土) 大会3日目
https://abema.app/Znfs

JPSAショートボードシリーズ最終戦
『さわかみ 日向プロ』結果

1位 古川海夕
2位 塚本勇太
3位 森友ニ、川俣海徳、西優司、鈴木仁

女子
1位 川合美乃里
2位 川瀬心那
3位 大村奈央、鈴木莉珠

JPSA 2023年ショートボード グランドチャンピオン
男子 西慶司郎
女子 川合美乃里

JPSA 2023年ショートボード ルーキーオブザイヤー
男子 齋藤祐太朗
女子 庄司莉花

JPSA公式サイト:http://www.jpsa.com/

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

(空海)

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