日本代表の五十嵐カノアとブラジル代表のガブリエル・メディナが対戦したセミファイナルのヒート1。
ヒート開始直後、すぐさま波に乗ったガブリエルは単発ながらも得意のバックサイド・フルローテーションをメイクして8.33ptをマーク。
五十嵐もエアリバースとターンのコンボをメイクして7.67ptをマークするも、その裏でガブリエルが再びフルローテーションとターンをコンボ、7.10ptを叩き出す。
開始早々にガブリエルはトータル15.43ptをマークして大きくリードを取る展開。
また、ヒート開始から10分も経たずにガブリエルが4本目の波に乗り、またまたフルローテーションをメイクして8.43ptをマーク、トータルスコアを16.76ptとし、その差をさらに広げていく。
五十嵐はガブリエルのエアゲームに対抗すべく、カラプト(難度の高いエアリアル)を狙うなど応戦するもメイクには至らず、点差は縮まらない。
しかし、残り時間10分を切ったところで五十嵐もついにフルローテーションをメイク。ニード9.09ptのシチュエーションで9.33ptをマークし、トータル17.00ptでガブリエルを逆転!
あのエアリアルは毎日トレーニングする技。こんなにプレッシャーがかかり、大切なタイミングでその技を出せて嬉しい。一生忘れないエアリアルになると思う。35分のファイナルは100%の力で挑みたいです。
五十嵐カノア
最後はガブリエルのプライオリティミスもあり、逆に五十嵐がガブリエルをブロック。再逆転の隙を与えず、そのまま勝利しファイナル進出を決めた。
これで五十嵐カノアは2位以上、メダル獲得が確定!次の決勝で金メダルを目指す。
頑張れニッポン!!
(THE SURF NEWS編集部)