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今年引退のジョエル・パーキンソンが優勝!トリプルクラウン初戦

現地時間11月17日、ハレイワ、サンセットビーチ、パイプラインで構成されるトリプルクラウンの初戦、QS10000『Hawaiian Pro』が終了。
前日に入った北西よりのウネリがピークを過ぎて公式4-6ftレンジ。トレードウィンドが強まり、難しいコンディションの中で進行したファイナルデイ。

今年引退のジョエル・パーキンソンが優勝

QFに残ったベスト16の内、6名がブラジリアン。ハワイアンはセス・モニーツの一人のみとフィリッペ・トレドが優勝した昨年と同じような流れになっていたが、ある意味ダークホースだった「パーコ」ことジョエル・パーキンソン(AUS)がベテランらしい落ち着いた試合運びで優勝。

今年限りでの引退を表明しているパーコは、2010年以来、8年振りに『Hawaiian Pro』の2度目のタイトルを獲得した。
これはMR、アンディ・アイアンズ、カイポ・ハキアス、ミシェル・ボウレズに並ぶ2番目(最多はサニー・ガルシアの5度)の記録。

「自分でもびっくりしているよ。やっと実感が湧き始めてきた。もっとヒートを戦いたい気持ちさ。本当に楽しくイベントを過ごした。今年で引退する自分のキャリアにとって楽しむことが勝負の鍵だったのだろう。このような瞬間を味わえなくなるのは悲しいけど、最後に体験出来て嬉しいね」ジョエル・パーキンソン

ファイナルはマテュース・ハーディ、デイヴィッド・シルヴァの二人のヤングブラジリアンと元CT選手のリカルド・クリスティ(NZL)が相手となり、カービング、エアリアル、バレルと全ての選手がハイパフォーマンスでひしめき合う中、パーコが勝負を決めたのは中盤に披露したビックカービング(写真下)での9.33。
フィニッシュにはサニー・ガルシアのようなパワフルなターンも披露してギャラリーを唸らせていた。

ジョエル・パーキンソン PHOTO:© WSL/Keoki

2008年から3年連続でトリプルクラウンを獲得。
2012年には念願のワールドタイトルを獲得するなど今年で終える18年間のキャリアは輝かしく、アスリートとして大成功と言える。
ファイナル終了後は「Billabong」チームの先輩、ルーク・イーガンとハグを交わし、ビーチ凱旋を楽しんでいた。

「ハワイのみなさん、私達にビーチを貸してくれ、波乗りを楽しませてくれてありがとう。本当に感謝します。私達にとってハワイは特別な場所。何年にも渡ってここに戻り、楽しんで波に乗っている。表彰台に上がるのはこれで最後になるかもしれない。本当に最高のサーフィンが出来たさ。来年はみんなのように一人のサーフィンファンになるでしょう。それも楽しみ。自分はずっとサーフィンが大好きで、サーファーも大好きなんだ。本当に応援してくれたみんなには感謝している。12月21日(最終戦は12月20日まで)からは楽しんで観戦する側のサーフィンファンになるよ」ジョエル・パーキンソン

18年間の間に何度となく上がった表彰台で貫禄のスピーチを披露したパーコ。
リサイクルサーフボードで制作されたトロフィーを受け取り、ご満悦の様子だった。

ファイナリストのマテュース・ハーディは最年少17歳

PHOTO:© WSL/Keoki

ファイナルでパーコと争った2位のマテュース・ハーディ(写真上)は今回の参加者で最も若い17歳。
ファイナリストでは唯一、R1から勝ち上がり、次々と強豪を倒してQSではキャリア最高の結果に。
表彰台では感情が溢れて泣き出してしまう場面も…。

「優勝の気持ちはまだ分からないけど、今以上なのかな。いくつものヒートを勝ち上がり、憧れの選手とファイナルで対戦することが出来た。ブラジリアンのみんなとビーチに集まっている全ての人に感謝するよ」マテュース・ハーディ

QSで最もグレードが高い10,000での2位で61位から一気に12位まで浮上したマテュース。
「Quiksilver」チームに入ったばかりでの好成績、次のサンセットビーチの結果次第ではクオリファイの可能性も出てきた。
次のフィリッペ・トレドとも言われている逸材、更に’イケメン’でもあるのでこれからファンが増えそうだ。

なお、今回の結果によってマテュース以外でもランキングが変動。
リカルド・クリスティ(NZL)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)がクオリファイ圏内のトップ10入り。
一方、R2で敗退した大原洋人は6つランキングを下げて44位に…。

トリプルクラウン第2戦は11月25日〜12月6日、サンセットビーチに舞台を移動して行われる『Vans World Cup』。

(参考:ハワイ・ノースショアで伝統を誇る「トリプルクラウン・オブ・サーフィン」の歴史と知識

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『Hawaiian Pro(ハワイアンプロ)』結果

1位 ジョエル・パーキンソン(AUS)
2位 マテュース・ハーディ(BRA)
3位 リカルド・クリスティ(NZL)
4位 デイヴィッド・シルヴァ(BRA)

『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト
WSL公式サイト

(THE SURF NEWS編集部)

ハワイ・ノースショアで伝統を誇る「トリプルクラウン・オブ・サーフィン」の歴史と知識【2018年大会版】

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