Image:Stab We like to surf(YouTube)

野心家のケリー・スレーターが自然体のデーン・レイノルズの前で本音を語る60分トーク

10周年を迎えた海外メディアStabの人気企画『Stab in the Dark』が絶賛放映中。

間も無く結果を発表するケリー・スレーターがかつてチームメイトでもあったデーン・レイノルズとの60分リモートトークを行った。

『Stab in the Dark』の裏話から、サーフィン界が抱える課題まで多岐にわたる興味深い会話が繰り広げられている。

ブリット・メリックとの関係

デーンは今でもChannel Islandsに乗っているが、ケリーがChannel Islandsに乗っていた時代は創業者のアル・メリックがシェイプしていた。

『Stab in the Dark』では、Sharp Eye、Pyzelは特徴的で判別しやすかったが、ブリット・メリックがシェイプしたChannel Islandsのボードの判別には苦戦したと話している。

また、「Firewire」への移籍を巡る誤解や感情的な摩擦についても言及。

ケリーは父のような存在であるアル・メリックには事前に相談して理解を得ていたものの、息子ブリットとの間には感情的な溝が生じていたことを率直に明かしている。

「ケリーにはもっと実験的でクリエイティブな、全く異なるタイプのボードに乗って欲しかった」
デーン・レイノルズ

混雑した海での波の取り合いについて

ツアーを離れた後も多くの時間をオーストラリアで過ごしているケリー。

世界でも混雑レベルが高いスナッパーロックスなどのポイントブレイクでは、ケリーでも初心者に波をブロックされたり、前乗りされたりすることがあると告白。

サーフィンもスノーボードのように技術レベルに合わせたエリア分けが必要ではないかという議論がなされている。

「ケリー・スレーターに波を譲らない?!信じられないよ。僕だったらすぐに譲るのに」
デーン・レイノルズ

「混雑した海でのサーフィンは、最高のパフォーマンスを発揮するために機会を奪い合わなければならない唯一のスポーツかもしれない。」
リー・スレーター

サーフィンは人々の最悪な面を引き出すことがある。波という有限な資源を巡る競争は、時に気が狂いそうになる」
デーン・レイノルズ

2028ロス五輪サーフィン競技の予選システムについて

業界のご意見番的存在でもあるケリー。

CT枠が削られた2028ロス五輪サーフィン競技の予選システムについては、CTではなく、ISAの大会に重点を置く変更について「最高レベルのサーファーが集まらなくなる」と批判的。
また、オリンピックは公平な条件で競うために、ウェイブプールで行うべきだという持論を展開している。

「ウェーブプールでの開催について100%賛成。体操でも氷のリンクでも、標準化された場所がある。サーフィンも公平に比較できる環境が必要だと思う」
ケリー・スレーター

「ウェーブプールだと計画されたルーティンになってしまう。それは僕やトム・カレンが愛する、即興的で自由なサーフィンとは対極にある」
デーン・レイノルズ

近況と怪我

最近、ケリーは股関節の全置換手術を受けたことを報告。
長年の痛みから解放され、可動域が広がったと前向きに語っている。

カラニ・ミラーとの間に第2子が授かったことにも触れ、ニュージーランドでゴルフ大会に参加しつつ、家族との時間を大切にしている様子も伺える。

(染谷たかし)

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