(今年のWJCチャンピオンの二人が優勝) PHOTO: © WSL/Surfing Queensland

野中美波&加藤翔平が4位!QS4,000『Gold Coast Open』を制したのはWJCチャンピオン!

2026年のCS出場権を巡っての争いもいよいよクライマックス!

オーストラリアのバーレーヘッズでアジアとオーストラリア/オセアニアリージョナルの選手にとってシーズンのラスト2となる重要なイベント、QS4,000『Gold Coast Open』が開催され、現地時間2月22日に終了した。

QFから始まったファイナルデーは前日よりサイズアップした公式2-3ftレンジ。
波数は少なく、風の影響も入ったコンディションを制したのは今年1月にフィリピンで開催された『World Junior Championships』で優勝した二人だった。

ウィメンズは18歳のアイラ・ハッパッツが優勝

PHOTO: © WSL/Surfing Queensland

ウィメンズはオーストラリアのアイラ・ハッパッツ、ミラ・ココ・ブラウン、ルビー・ベリー。
日本の野中美波がファイナリストに選ばれた。

ヒート序盤はミラが6.00、7.00を出して主導権を握っていた。アイラは2度のミスの後、7.50を出して追い上げると残り13分で5.85を重ねて0.35ポイント差でトップに立ち、そのまま逃げ切ることに成功した。
3位はルビー、野中美波は4位。

「勝ててとても嬉しいわ。私はバーレー・ボードライダースの一員であり、彼らは本当に素晴らしい。ずっと素晴らしいクラブであり続けているわ。そのクラブを代表してホームで勝利を捧げられたことが心から嬉しい。これから家族や愛犬と一緒にのんびりお祝いするつもりよ」

台湾でのQS6,000の2位に続き、2度目の大きなポイントを稼いだアイラはリージョナルランキング2位でQSとジュニアのダブルタイトルの可能性が浮上してきた。

彼女はビクトリア州で生まれ育ち、現在はバーレーヘッズを拠点としている。
名門バーレー・ボードライダースの一員でもある。

デイン・ヘンリーがAI級のエアーで新たな勝利を重ねる

PHOTO: © WSL/Surfing Queensland

メンズサイドはデイン・ヘンリー、ブロンソン・メイディと今年のWJCチャンピオン、前年のWJCチャンピオンに加え、元CT選手のジャクソン・ベイカー。
そして、日本の加藤翔平がファイナルに残った。

デインとブロンソンはQFで終了間際に9ポイント台の素晴らしいエアーをメイクしてファイナルデーをスタートさせていた。

ファイナルでも二人のエアーショーになると予感させ、デインがフロントサイドの巨大なバックフリップを成功させ、9.65を出して他選手を圧倒。
序盤にリードしていた加藤翔平を追い抜き、3位からトップに立つとすぐにバックアップスコアも伸ばし、最後には7.75を重ねて今イベントのハイエストとなる17.40を揃えて文句なしの優勝を決めた。
3位はジャクソン、 加藤翔平は4位。

「最高だよ。友人、親しい仲間、みんながここにいる。ライブやここで観戦して応援してくれているすべての人に感謝するよ。すべてのサポートは私にとってかけがえのないものさ。家族全員がここに来てくれて、祖父母の前で大会に勝てたことを本当に嬉しく思う。バーレーでの勝利は本当に特別。心の中で非常に特別な部分を占めている」

(AI級のバックフリップを大観衆の前で披露したデイン)

WJCチャンピオンになった時も、前年に圧倒的なエアーで優勝したブロンソンにインスパイアされていると話していたデイン。
この二人のライバル関係はCSでも続きそうだ。

「バックフリップをすると言っても多くの人は信じてくれず、インスタグラムのAIのようだと思われているようだった。だから、地元の皆の前で一発決めることができたのは本当に特別だったよ。コーチのダフィー(アダム・ダフナー)は、『ブロンソンのペースに巻き込まれるな、フリップはするな』と言っていたんだ。セクションがあまりに良すぎたので、コーチの言葉を無視して飛んでしまった。あの後、それが笑い話になったよ。本当に最後の最後まで、決して安全な状況ではなかった。もし、ブロンソンが最後の波を掴んでいたら、自分がここに立っていないと保証する。ブロンソンは自分を絶対的なベストへと駆り立ててくれる存在さ。もっと多くの戦いができることを熱望している」

アジアリージョナルのランキングでは2位になったブロンソンが小林桂を抜いてトップに立っている。
2026年のCS出場権に関わる最後のイベントは2月26日〜3月4日にフィリップアイランドで開催されるQS4,000『Phillip Island Pro』

『Gold Coast Open』結果

1位 デイン・ヘンリー(AUS)
2位 ブロンソン・メイディ(IDN)
3位 ジャクソン・ベイカー(AUS)
4位 加藤翔平(JPN)

ウィメンズ
1位 アイラ・ハッパッツ(AUS)
2位 ミラ・ココ・ブラウン(AUS)
3位 ルビー・ベリー(AUS)
4位 野中美波(JPN)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(黒本人志)

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。