(エリン・ブルックス) PHOTO:© WSL/Pat Nolan

「破竹の3連勝で話題をかっさらったエリン・ブルックス」 – F+コラム

F+(エフプラス)

トラッスルズ……普通ならメンズ優勝誰それ、ウイメンズ優勝誰それ、となるわけだけど、エリン・ブルックス、話題さらったね (笑)。3連勝って、男女通して久しぶりの出来事かも。自信はすべてを変えるってことか。ただし、個人的にはエリン・ブルックスのバレル以外のサーフィンが今ひとつピンとこなかったので、いまだに、ジャッジは彼女の何を買っているんだろう、私は彼女の何を見逃しているんだろう、と考えながらリプレイとかしつこく見ている。
カナダとはいえオリンピックがらみの移籍組。実際にはアメリカ内陸生まれのハワイ育ちなので、サーフィン的にはハワイで、バレルテクのすごさもわかるっちゃわかるんだけど、あのバレルのレールワークができて、あのマニューバーでのレールワークはなんで? な感じだ。
シャープでパンチーではあるんだけど、軽い感じというか、止まる感じというか、なんかいつも私が思ってるより1点高く転ぶ感じで、う~ん、なんだろうな。たぶんスピードとかダウンタイムのなさ? あとバックハンドでタテのラインを作る感じ?
スピードは画面上では見えにくい部分だし、そこに答えを求めるしかないかな、と現状では思っている。

(エリン・ブルックス)
PHOTO:© WSL/Pat Nolan

ワイルドカードでフィジー優勝とか、昨年のルーキーオブザイヤーとか、実績はあるんだけど、なんか急に来たな。コメンテイターのジェシー・メンデスが、「バックミラーに影も形もなかったのに、急にどこからか表れて猛スピードで横を追い越していった感じ」って言ってたけど、まさにそれ。

ダウンタイムに関しては最近よく見られている部分だと思う。つまりつなぎをだらだらやらない、タイミング取らない、休む間もなくきめのマニューバーを繰り出す、みたいな。休憩なし、トリミングなしのターンからターンみたいなことがまた気にされるようになってると思う。

(五十嵐カノア)
PHOTO: © WSL/Emma Sharon

この辺超上手かったのは2位の五十嵐カノア。クリーンでもオンショアでも、「見せる」、という部分ではいつもながら正確無比だったし、有効なマニューバーの再現性も高かった。この人のすごさはここだ。これでポイントが出るとわかれば正確にそれを再現して見せる。簡単なようでとても難しいことだと思う。

(ガブリエラ・ブライヤン)
PHOTO:© WSL/Pat Nolan

改めて、メンズ優勝ミギュエル・プポ、ベルズに次いで今シーズン2勝目、2位五十嵐カノア。ウイメンズ優勝エリン・ブルックス、タヒチ、フィジーに続いて3連勝、2位ガブリエラ・ブライヤン。
朝のうちはクリーンだったけど風が吹いてきて面は荒れ気味。画面で見ると結構いい波に見えるんだけど、現実は相当ひどいというか難しいのはもう何十年も通い詰めたロウワーなので、簡単に想像できる。あぁなっちゃうと当てるのも飛ぶのも一苦労だっただろう。ファイナリストの4人はその辺がしっかり対応できてたと思う。

(ミギュエル・プポ)
PHOTO: © WSL/Emma Sharon

ミギュエル・プポ、遅咲きながら34歳にして世界のトップレベルで今シーズン2勝目、しかも4児の父、ってすごいな。飛べて当てられる、タイプ的にはヤゴ・ドラの系統だと思うけど、ヤゴのほうが少し上行ってるかな、と思う。今回はカノアにやられたけど、やっぱりヤゴうまいな、って思った。

F+編集長つのだゆき

blank

「国内外サーフィン界の最新トレンド・ニュースを読み解く」をコンセプトに、最新サーフィンニュースをお届けします。

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。