五輪サーフィン競技での選手選抜方法、公式文書で発表

IOCとISAの間で調整中だったオリンピックのサーフィン競技での選手選抜方法が確認されたようだ。ようだ……というのは、なんか公式文書なので、英文のディテールが難解なものになっていて、いまいちわかりにくいからだ。早く日本語で読みたい(笑)。

ざっと読んだところ、先に報道したCTから男女で18、開催国枠男女各1、残りISAのイベント上位陣ってやつの大枠はその感じではあるんだけど、参加国ごとに上限男女2名ずつという条件が付いた。ただし、CTからの枠との兼ね合いで、3に増える国もある。
男女各20名の定員なので、ざっくり参加国男女各10か国前後、ということになる。
開催国枠男女各1は確保されているので、日本人が出られることは決まったっぽい。

該当者がいない場合はこう、次はこう、みたいなリプレイス案も明記されてあって、例えばCTやISAイベントで活躍する国から男女各2名選びきってしまった後にまだ枠があいているとすれば、違う国なら入れることにもなる。この辺が世界のトップサーファーのイベントというより、世界中の国が参加するオリンピックという感じなのかな。(勝敗ではなく)参加することに意義がある。

で、日本も最大男子2名女子2名の枠があるわけだけど、それをどう決めるか、みたいなことはまるで分らないというか、現状のオリンピックサーフィンの窓口であるNSA、WSL(日本)、JPSAのタグチームには何の決定権もない、ということは先のインタースタイルで行われたプレスカンファレンスで唯一明確にわかったことだ。彼らにはこういう風に決めましょう、というお伺いをたてる提案権はあるんだろうけど、最終的に決めるのは彼らの上部のISAであり、JOCであり、IOCであり、なわけだ。ツルイチ、トップダウン、全然あり、という感じの組織図だったもんな。最末端のコアなサーフィン連盟的なものには、オリンピックに関しては何の決定権もない。だから皆さん、彼らを攻めたところで何も出てこないですよ(笑)

まぁ、このリリースを見ても、すべては2019年のシーズンに誰が活躍するか、で決まるような感じだ。その場所がCTなのかISAイベントなのか、どちらにしても2019年のシーズンはオリンピック志向の選手にとっては最重要なシーズンになる。でもっておまけに2019年、ハワイのイベントはすべて、ハワイ州政府とWSLの間での調整が取れず、開催許可が下りずに、大会はできないことになっている。よって、ハワイなしのツアーでのオリンピック選手選考。ま、これもまた微妙にいろいろ結果にかかわってきそうだ。

オーストラリアのオリンピックチーム、バリとJベイの間ぐらいにケリーのプールで練習会があるんだって。この情報をどう読むか……。

今日のスナッパーロックス

F+編集長つのだゆき

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