PHOTO:© WSL

ケリー・スレーターが新型インフルエンザに感染…。

今年は怪我から復活して間も無く迎えるだろう現役引退を前に素晴らしいパフォーマンスを披露してくれ、4年ぶりにブラジルでのCT第5戦 オイ リオ プロにも参加して意欲を示していたケリー・スレーター。

現在CTランキング7位と12度目のワールドタイトルを狙える位置にいる彼にとってシーズン中盤の大切な一戦となる第6戦『コロナ オープン J-Bay』を前に心配なニュースが入ってきた。

WSLが6月29日に更新した「SURF BREAKS」によるとケリーがブラジルでインフルエンザに感染。
自身のInstagramのストーリーで病院のベットでマスクをしている姿を公開。
昨晩は39℃まで熱が上がったと話していたそうだ。

ケリーが感染したインフルエンザは、2009年に世界中で流行した新型インフルエンザ、「H1N1」
豚インフルエンザウィルスが農場などから人に直接感染して広まったと言われている。
アメリカでは死者が1000人以上と言われ、日本を始め、世界中に感染が広がって大きな問題になった。

ブラジルでは2016年のリオオリンピックの年も同型のインフルエンザが流行、同じ時期に蚊が媒介する感染症ジカ熱も拡大。
当時、明言は避けていたが、ケリーを始め、ジョエル・パーキンソンがこの年のブラジル戦の出場をスキップした経緯がある。

両者共に翌年以降もブラジルを避け、ジョエルは結局そのまま引退。
今年、4年振りにブラジルに来たケリーが不幸にも感染してしまったのは悪縁か…。
早期回復を祈りたい。

(黒本人志)

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