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五十嵐カノア、村上舜、都筑有夢路が受賞!『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2019』

11月22日、一般社団法人JASA(日本アクションスポーツ連盟)は、東京・原宿クエストホールにて、今年アクションスポーツの発展に貢献した人物や、企業、イベントを表彰する『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2019』の授賞式を開催した。

サーフィン、スケートボード、スノーボード、BMX等のアクションスポーツを代表して「ACTION SPORTS of the YEAR」を五十嵐カノアが受賞。「SURFER of the YEAR」には村上舜と都筑有夢路が、「SPECIAL AWARD」には波乗りジャパンが選ばれた。

会場には五十嵐カノアと都筑有夢路、日本サーフィン連盟の関口嘉雄理事 が出席し、受賞の喜びや来シーズンの抱負を語った。村上舜は台湾遠征のため残念ながら欠席したものの、ビデオレターを寄せた。


アクションスポーツオブザイヤー 五十嵐カノア

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「今年はバリで日本人初のCT優勝ができたことがすごく記憶に残っています。ISAの世界戦では、洋人と舜と2年連続で出場して、団体でメダルも取れたので、アメリカやブラジルやオーストラリアに“日本は気を付けたほうがいいよ”って示せたと思う。2020年の目標はもちろんオリンピックでの金メダルだけど、WSLのワールドタイトルも取りにいきたいです。」

■五十嵐カノア プロフィール
生年月日:1997年10月1日(22才)
出身地:カリフォルニア

サーファーであった両親の影響で、わずか3歳でサーフィンをはじめる。その3年後には初出場したローカルコンテストで初優勝を遂げ、類稀なるその才能を当時アマチュアUSAコーチに見出され、最年少の9歳で強化選手としてUSAチーム入りを果たす。
2009年にはサーフィン界のレジェンドが持つNSSA(全米アマチュアサーフィン連盟)最多優勝記録30勝をマークする。この記録は未だに破られていない。2012年、13歳の時にASP初優勝、また、USAチャンピオンシップU-18クラスを14歳という最年少記録(当時)で優勝を果たし、着々とそのキャリアを積み上げた。
『US Open of Surfing』を2017年、2018年と2連覇。WCTツアーにはアジア人初の参戦資格を得、ルーキーながらも全ツアー戦を通し、1回戦敗退が一度もないという堅調なサーフィンとクレーバーな戦いぶりを見せる。
2019年、ついにWCT第3戦『Corona Bali Protected』で自身と日本人初となる優勝を果たす。2020年東京五輪へ向け世界中が注目する若き至宝。

サーファーオブザイヤー(WOMAN) 都筑有夢路

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「ポルトガルのQS10,000で勝ち進んでいくにつれて、私もCTで戦えると思いました。オリンピックで金メダルを取るのは夢でもあるし、取れるサーフィンをしているという自信もあります。もし出られたら、金メダルを取りたいし、私のサーフィンをすべて見てほしいです!」

■都筑有夢路プロフィール
生年月日:2001年4月5日(18歳)
出身地:神奈川県

サーファーであった父親の影響で2歳上の兄と共にサーフィンを始め、15歳の時にプロに転向する。2014年『Go Pro JUNIOR GAMES U-20 girls』準優勝、2015年『NSA 第33回全日本級別サーフィン選手権大会』3位、同年『NSA 9th ALLJAPAN SURFING GRAND CHAMPIONGAMES2015』準優勝。
2017年には、『WSL Ichinomiya IsumiPro Junior Surfing Governor‘s Cup U-18』にて優勝し、2018年『WSL PanteinJunior Pro by Gadis』3位。2019年、ついに『WSL QS10000 ABANCA Galicia Classic Surf Pro』にて優勝を果たす。今や世界が認める日本を代表したガールズサーファーの1人。

サーファーオブザイヤー(MAN) 村上舜

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■村上舜 プロフィール
生年月日:1997年3月3日(22歳)
出身地:神奈川県

父親の影響で小学校2年生の頃からサーフィンをはじめる。10歳頃には早くもコンテストに出場し、NSAのコンテストで上位に入り才能を開花させる。
2012年、NSAのボーイズでタイトルを獲得。2013年、『Malibu HyugaPro』で初優勝を決める。2014年からは年初のハワイ『VolcomPipe Pro』を始め、本格的にWCTへのクオリファイを目指して世界を転戦。日本のプロツアーJPSAでは2015年から2017年まで3年連続で新島で優勝、2017年、2018年と2年連続で仙台新港で優勝している。
『ISAワールドサーフィンゲームス』では2年連続で日本代表に選ばれ、2年連続でファイナルに残り、4位のカッパーメダルを獲得。暫定的ながら2020年東京オリンピックの出場権、アジア枠の一つを獲得した。日本人で世界レベルで戦える今最も勢いのある一人。

スペシャルアワード 波乗りジャパン

JASA理事サミー・ユー氏とNSA理事関口嘉雄氏 Photo: THE SURF NEWS

「今年、波乗りジャパンは本当に声援に支えられました。宮崎のISA世界選手権では最終日に1万8千人が、雨の日ですら1万人もの人が応援に来てくれました。これまでいくつもの大会に関わってきましたが、日本であんなに盛り上がったのは見たことがありません。今後は、技術だけでなく言葉や環境も含めて選手をサポートし、世界で戦える選手をもっと輩出していきたいです。サーフィンで夢を見せていきたいと思っています。」
―関口 嘉雄氏

■波乗りジャパン
2016年に発足したサーフィンの世界選手権、世界ジュニア選手権に派遣される日本代表チームや限られたNSA強化指定選手が、日本を代表して戦うときの愛称。
2018-2019シーズンにおける「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」の活躍は目覚ましく、2018年9月『ISA2018アーバンリサーチワールドサーフィンゲームス』団体優勝、11月『2018 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』でも団体優勝。まだまだ記憶に新しい2019年『2019 ISA World Surging Games presented by Vans』では例年以上の強豪選手が出場する中、見事団体で3位、選手個々の活躍も含めて大きなインパクトを残した。


そのほか、スケート部門は堀米雄斗、西村碧莉、岡本碧優の3名が受賞。スノー部門は村瀬心椛、BMX部門は中村輪夢、スペシャルアワードはスケートボードから四十住さくらが受賞した。

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