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東京2020オリンピックに向けて各国代表争いが始まった!

オーストラリア・ゴールドコーストで4月3日〜8日に開催されたCT開幕戦は2019年のワールドタイトルレースの始まりだけではなく、東京2020オリンピックのクオリファイの第一歩。

メンズ、ウィメンズ共に20名が史上初のオリンピック、サーフィン種目に出場するが、ワールドツアーのランキングはその選手選考の優先権で一番目となり、メンズ10名、ウィメンズ8名が選ばれる。
もう一つ重要なのはその中で各国最大4名(メンズ2名、ウィメンズ2名)に制限されていること。

最終的なランキングはシーズンが終わる12月に決定するが、シーズン最初のイベント後、オリンピックの選手選考レースがどのようになっているか参考のために取り上げてみる。

メンズはブラジル、オーストラリア、アメリカ代表が熾烈な争い

CT開幕戦を制したイタロ・フェレイラ
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開幕戦は優勝したイタロ・フェレイラを始め、ガブリエル・メディナ、ウィリアン・カルドソ、ヤゴ・ドラと4名のブラジリアンがトップ10に入っている。
2018年を振り返ってみてもトップ10に3名のブラジリアン。
その他、オージーも3名ランクインしており、その他のCT選手を見ても代表争いが熾烈になることが予想される。

更にオリンピックのメダル獲得数でダントツの一位を誇るアメリカ。
開幕戦で2位に入ったコロへ・アンディーノ、ハワイも含まれるためにジョン・ジョン・フローレンス、 コナー・コフィン、セス・モニーツの4名がトップ10入り。
2019年はジョン・ジョンが怪我から復帰、今シーズン最強のルーキーと言われているセスが加わったため、トップ10に1名のみだった2018年とは様相が変わる。
ここに本気のケリー・スレーターが加わることも忘れてはいけない。

また、五輪ではフランス領ポリネシアであるタヒチもフランス枠に含まれるため、ミシェル・ボウレズ、ジェレミー・フローレス、ジョアン・ドゥルーの3名が代表争いをすることになる。

ジョーディ・スミスは南アフリカで唯一の選手 トップ10=代表選手が決定
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一方、トップ10に入れば確実に代表に選ばれるのは、南アフリカのジョーディ・スミス。
そして、日本の五十嵐カノアだ。
カノアの場合は開催国の1枠もあるが、2019年CTトップ10入りでの選出を優先的に考えているだろう。

ウィメンズはアメリカ代表の争いが突出

CT開幕戦の結果を見る限り、ウィメンズはアメリカ代表の争いが突出。

優勝したキャロライン・マークス、2位のカリッサ・ムーア、マリア・マニュエル、セージ・エリクソンが上位に入り、更にレイキー・ピーターソン、コートニー・コンローグの強豪も今後は巻き返してくるだろう。

CT開幕戦で元気がなかったオージー。17名の内、7名を占めるオーストラリアも激戦区だが、タイラー・ライトが前半戦の欠場を発表して事実上レースから脱落しており、これまでの成績を考慮するとステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズの2名が主導権を握ると予想される。

一方、昨年ハワイからブラジルに国籍を変えたタティアナ・ウェストン・ウェブ、フランスのジョアン・ディファイ、ニュージーランドのペイジ・ハレブ、コスタリカのブリッサ・ヘネシーはトップ8入りすれば自動的に代表選手になれる。
昨年までのランキングを見ると有力候補はタティアナ、ジョアンの2名。

サリー・フィッツギボンズ
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メンズは11戦、ウィメンズは10戦で争われる2019年のワールドツアー。
シーズンが進むに連れてオリンピック代表、18のスポットの戦いの注目度も高くなるだろう。

【CTカレントランキングによるオリンピック代表資格保持者】

メンズ
イタロ・フェレイラ(ブラジル)
コロへ・アンディーノ(アメリカ)
ジョーディ・スミス(南アフリカ)
ジョン・ジョン・フローレンス(アメリカ)
ガブリエル・メディナ(ブラジル)
ウェイド・カーマイケル(オーストラリア)
オーウェンまたはマイキー・ライト(オーストラリア)
ミシェル・ボウレズ(フランス)
五十嵐カノア(日本)
ジェレミー・フローレスまたはジョアン・ドゥルー(フランス)

ウィメンズ
キャロライン・マークス(アメリカ)
カリッサ・ムーア(アメリカ)
サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)
ステファニー・ギルモア(オーストラリア)
タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)
ジョアン・ディファイ(フランス)
ブリッサ・ヘネシー(コスタリカ)
ペイジ・ハレブ(ニュージーランド)

参考記事
Olympics: Off to the Races!

(空海)

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