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’目標はシンプルにCT入りさ’ ジャック・ロビンソン インタビュー

ジェイミー・オブライエン、ジョン・ジョン・フローレンス、ケリー・スレーターとパイプラインのスペシャリストの中でも最高峰のサーファーが制している『Volcom Pipe Pro』で6人目のトロフィーを獲得したオージーのジャック・ロビンソン。
ニックネームは’Robo(ロボ)’

まだ2019シーズンは始まったばかりだが、現在QSランキング1位。
念願のCT入りに向けて最高のスタートを切った。

あの優勝から1週間の間にブラジリアンの彼女、ジュリア・モニーツとオアフ島イーストコーストへハイキングに出かけたり、シェイパーのエリック・アラカワとチャリティーを行ったり、ワイキキの高級ホテルで写真撮影をしたり、忙しい日々を送っている。

「優勝を実感するのには時間がかかったね。でも、今はいつもの仕事に戻ったような感じさ。この前のパイプでの優勝よりも、次のQSイベントにワクワクしているよ。こんな気分は久しぶりかな。いつもの自分のベストの時と同じように自信がみなぎっているんだ」

世界最高のチューブライダーとの呼び声も
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2015年、17歳にして『Billabong Pipe Masters』のワイルドカードを決めるトライアルで優勝。
QSを3年間フルで回り、昨年のランキングは過去最高の39位。
2018年、チリのQS1,500『Heroes de Mayo Iquique Pro』での優勝を除くと彼の最も良い結果はハワイに集中している。
2019年は『Volcom Pipe Pro』での優勝の他に『Sunset Open』で2位になっている。

「昨年はQSを39位で終えた。僅か数回のヒートが大きな差になったんだけど、良い感じではあったね。今回の優勝で更に近づいた気がする。みんな忘れているだろうけど、まだ自分は若いんだよ」

『Billabong Pipe Masters』のトライアルで優勝する更に前、2013年15歳の時にバリ島で開催された『Oakley Pro Bali』にワイルドカードで出場していたジャック。
更に遡ると12歳の時にはウェスタンオーストラリアの神童としてメディアの注目を浴びていたために、すでに中堅のような印象があるが、まだ21歳(今年で22歳)の若さということを考えると目標のCT入りは決して遅くない。
約10年間の間、パイプライン、タヒチのチョープー、ウェスタンオーストラリアのノースポイント、The Box、Gnaraloo、その他、世界中のヘビーな波で成長してきた証が今年のハワイでの結果に現れている。

ジャックのクオリファイの足枷になってるのは、多くのQSイベントで強いられるスモールコンディションや他選手との激しい競争だろう。
ノースショアで約4ヶ月間過ごした後、ブラジルでのQS6,000、オーストラリアレッグに向かうが、この期間こそハワイよりも真剣にコンテストに向き合わなければいけない。

「目標は常にCT入り。他のことについて考えたことは一切無いんだ。良いフリーサーファーになって凄い映像を撮影するのも悪く無いけど、自分はCTに入りたいんだ。トップの選手と戦うのが大好きだし、それが一番自分に合っていると思うのさ」

エリック・アラカワのボードを抱え、ヒート前に集中
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「エリック・アラカワとは何年も一緒に親密に仕事をしてきたよ。彼はとても協力的だし、サーフボードも最高なんだ。どんなことでもサーフィンを良くするためのことに興味がある。子供の頃から小さな波で大きなエアーをするようなサーフィンが大部分だった。トレーニングでも練習でも上手くなるためならどんな準備でも飽きることはないし、正しいことをやり続けるよ」

意外にも彼には特別なコーチはいなく、現在は10代の頃から運転役などを務めていた父親とも離れ、彼女のジュリア・モニーツと旅をすることが多いそうだ。

「彼女のサポートは素晴らしいし、良いモチベーションにもなる。それにトレーニングとダイエットを見守ってくれているんだ。自分が幸せだということを知っているし、良い場所にいると思う。昨年は色々なことがあり、考えることも沢山あったんだし、大きく成長したよ。自分にとって物事を過度に複雑にしないことが大切なんだ。今が丁度良いし、目標はシンプルにCT入りさ。頑張るよ」

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参考記事
Jack Robinson Has One Goal

(空海)

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