bayfmが房総半島のサーフショップ等に“拾い箱”を設置「ゴミ拾いしやすい環境を」

千葉のラジオ局bayfm(ベイエフエム)のLOVE OUR BAY実行委員会が、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、ごみ拾い活動専用のごみ回収箱「拾い箱」を千葉県内房総半島各所に設置した。

「拾い箱」は普通のごみ箱ではなく、ごみ拾い活動で拾ったごみ専用の回収箱で、9月3日~10月31日までの約2カ月間設置される。

日頃からビーチクリーンなどに積極的なサーファーが集まるサーフショップや、地元スーパー、南房総市観光協会など房総半島各所全15か所に設置されている。

実行委員会は、プロジェクト実施の経緯を「日常の生活で通うスーパーやサーフショップなど、生活の一部でごみ拾い活動を意識付け、実施しやすくなる環境を作ることで、ごみ拾い=ごみ削減を日常化できればと思い、この拾い箱を設置しました。」としている。

■拾い箱設置個所
サーフショップ5ヶ所(DEEP SURF/K.I.SURF/MALIBU POINT/SURF SHOP RIKKY’S/Dakini Surf&Beach)
・地元スーパー「せんどう」5店舗
・南房総市観光協会
・白浜野島崎公園、ザサンモスト・シラハマ・ベース、ひとやすみCafe&Garden MANDI、鴨川太海海岸 浜茶屋太海

DEEP SURF
K.I.SURF
MALIBU POINT
SURF SHOP RIKKY’S
Dakini Surf&Beach

ちなみに、協力先のサーフショップは、サーファーにはお馴染みのサーフィン番組「Ocean Tribe」(毎週土日、午前5時〜)のDJ TSUYOSHI氏が、番組とも連携している千葉県内各所のサーフショップの中から、旭から南房総までまんべんなく展開していく狙いで設置先を選定したという。

各サーフショップは、拾い箱の管理や集まったごみの処理、ショップを利用するサーファー達にごみ拾いの参加を呼び掛けるなどの協力を行っている。

千葉でサーフィンをする際は、この「拾い箱」を利用してみては。

イベント概要

・開催概要:「拾い箱」の設置及びごみ拾い活動
・日程:9月3日(金)~10月31日(日)
・開催場所:千葉県内15か所
・参加人数:約3,000人
・協力団体:せんどう、南房総市観光協会、サーフショップ各店他

LOVE OUR BAY 実行委員会

団体名称:LOVE OUR BAY 実行委員会
本社所在地:千葉県千葉市中央区宮崎町726-7キャッスル蘇我512
電話番号:043-305-8155
代表理事:望月清隆
設立:2021年1月1日
URL:https://gomizero.loveourbay.jp/
活動内容:海洋ごみ削減活動及びその啓蒙

bayfmは30年前から「LOVE OUR BAY」をステーションメッセージに環境保全やビーチクリーンなどの活動を行っており、今年、2021年国連のSDGメディアコンパクトへの参加をきっかけに本プロジェクトをスタート。「拾い箱」の設置の他には、ごみ拾いSNS投稿で「チーバくん」を完成させる「チーバくんゴミゼロMAP」など、様々な啓蒙活動を展開中だ。

9月20日には「LOVE OUR BAY」3時間特番で、「海洋ごみの7~8割は街中のごみが流出したもの」という周知も含めて、海洋ごみ問題を中心にSDGsについて特集した。今後は、11月後半に「千葉県内一斉ごみ拾い」を予定しているほか、様々な形で「海洋ごみ」削減の活動を行っていく。

日本財団「海と日本プロジェクト」

海と日本PROJECTは、公益財団法人日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省の旗振りのもと、オールジャパンで推進するプロジェクト。悪化している海洋環境の現状を伝え、海を未来へつないでいくためのアクションの輪を日本全国に広げていく。
URL:https://uminohi.jp/

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクト。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していく。
URL:https://uminohi.jp/umigomi/

(THE SURF NEWS編集部)

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