Photo by Hiroaki Aoyama

ツインフィンの違い、その1(レトロフィッシュ)

レトロフィッシュを乗りこなせると、ちょっと大人でかっこいい

シリーズ「おいらはサーファーの味方」No.40


レトロフィッシュは、サンディエゴのスティーブ・リズによって誕生したツインフィンのサーフボードで、サンディエゴフィッシュとも呼ばれています。

レトロフィッシュはショートボードですが、幅と厚みがあり、まるで魚のような形状です。テールの幅があまり狭くならないのもレトロフィッシュの特徴です。

フィンは、キールという横幅の広いサイドフィンがついていて、加速性と安定性を得られます。

レトロフィッシュのキールフィンは、ウッドフィン(合板)が伝統です。ウッドだと軽量で、しなりは硬めです。見た目の美しさもあります。

ウッドフィンはグラスオンされていますが、ファイバーグラス製のフィンや、フィンプラグでフィンの交換が可能なタイプもあります。

※グラスオン:グラスファイバーでフィンをボードに直接取り付ける伝統工法

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レトロフィッシュはフィンフォイルの違いで乗り味が大きく変わってくる

早いテイクオフから、波のフェイスを高速で駆け抜けてしまう魅力がこのレトロフィッシュです。ボードのテールエリアが広いから、揚力があり、波のパワーゾーンから外れても失速しにくく、パワーのない小波でもサーフボードを走らせることができます。

その一方で、このレトロフィッシュはいわゆる「横っぱしり」と呼ばれる直線的なサーフィンになりがちです。しかし、レトロフィッシュもデザインのアップデートを繰り返して、扱いやすいサーフボードになっていますから、ライダーのテクニックしだいではオフザリップなどのバーチカルなサーフィンも可能です。

レトロフィッシュを選ぶときのポイント

レトロフィッシュを選ぶときは、そのフィンが両面フォイルか片面フォイルかを確認しましょう。そのフォイルによって、ターンのフィーリングに違いがでます。両面フォイルは、自動車のハンドリングでいうアンダーステア、片面フォイルはオーバーステアになる傾向があります。フィンプラグのボードならば好きなフィンを付けられます。伝統やレトロな雰囲気にこだわるならばグラスオンは魅力的です。

※アンダーステア:ハンドルを切ったときに車がカーブの外側に向かう特性、オーバーステアはその逆
※フォイル:トライフィンのセンターフィンは両面フォイル、サイドフィンは片面フォイル

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Surfer: cool guy
ちょっと大人のテイスト、それがレトロフィッシュの魅力

(李リョウ)

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