Photo by snowy

「サーフィン史上初のオリンピックを終えて」-F+

F+(エフプラス)

大変ご無沙汰いたしています 最近更新ないなぁ、と思ってた人、そういうことはよくあるので、考えないように。 この間私が何をしていたのかというと、オリンピックのサーフィン会場に取材に来られる国内外のプレスの方々のお世話をしていたのです。 普段はお世話される側ですが、今回はお世話する側。 よく働くフィールドキャスト(ボランティア) さんたちにも助けられながら、普段とは逆の立場でいろんなことを感じ、いろんなことを考えたわけですが、取材する立場ではない人間としては、自由に好き放題のべる立場にはなく、詳細は控えます。大人なんで(笑)。

Photo by snowy

役職はプレスオペレーションスーパーバイザー、まぁ、私がよく大会で取材のベースにしているプレスルームの管理人ですね。立場が逆になって、普段いかに助けられているかを思い知ったかな、と。まぁ、オリンピックなんで、スケールとレベルがだいぶ違うけど。 バブル方式ということで、メディアの方とか、選手たちはバブルの中なので、会場周辺はいたって静か。無観客開催ということもあって、地元民としては、やってるかやってないかわからない感じだったんだろうと思う。

Photo by snowy

サーフィン的にはガブとイタロ、次元が違ったな。バックハンドのノーグラブフルローテーション。ちょっとタテ入った感じの3Dエアーがそのスピードや回転の仕方などなど、細部を順当に採点されていたかといえば、されてなくてお気の毒だったかなと思う。彼らの進化にジャッジがついていけてない感じかな。カノアがSNSで中傷されているというニュースが出ていたけど、つつくなら責められるべきはジャッジであってカノアじゃないし、彼には何もできないので可哀そうかなと思う。

まぁ、とにもかくにもサーフィン史上初のオリンピックが終わり、ワールドツアーも残すところ2試合。ジョンジョンはこれをスキップして膝のリハビリに専念する、ジュリアンは無期限で休み。コロナでいつものよう家族でツアーを回れないので、家族といたいという理由。理由はどうあれ、今シーズンのジュリアンは序盤から不運続きで、なかなか思うような成績が出せなかった。まぁ、ジュリアンならずとも心が折れちゃうだろうな、みたいな展開ばかりだったように思う。オリンピックでもイマイチジュリアンらしくなかったし、本当に心が折れちゃってるんだと思う。 まぁ、この先2試合でトップ5を狙える、あるいは確定できるのであれば出る価値あるけど、そうでない場合でクオリファイは確定みたいな人は休んでもいいのかな、というシステムなので、そういう人もまだ出てくるかもしれない。6番も20番も同じ、的な。

Photo by snowy

オリンピックファイナルデーの早朝、玄関を開けたら犬が脱走して走り去った。お母さんも体力的に限界だったけど、犬猫も留守番ストレス限界だったんだと思う。追いかけて捕まえてる時間はなかったので、そのまま放置して出勤したら、しばらくして隣人から電話があり、家の庭のデッキに座ってて無事捕獲されたらしい。私のオリンピック協奏曲、最終章の事件。なんやかんやとありまして、イタロはフェヘイラになり、ガブはメジナになりましたとさ。めでたしめでたし。

F+編集長つのだゆき

blank

「国内外サーフィン界の最新トレンド・ニュースを読み解く」をコンセプトに、最新サーフィンニュースをお届けします。

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。