Image: Toasted Media(YouTube)

ケイトリン・シマーズの新作「BLOUSE」に見る新しいサーフムービーの流れ

昨年、史上最年少でワールドタイトルを獲得したカリフォルニアのケイティことケイトリン・シマーズ。

彼女はコンペティターであると同時にアーティスト、クリエイターとしても注目されている。

弟のティモと友人たちと手掛けるメディア「Toasted Media」は、まさにカリフォルニアのZ世代を象徴する存在。
その「Toasted Media」から新作「BLOUSE」が公開された。

タイトルの「BLOUSE」は洋服のブラウスの意味。
昔からボーイッシュだったケイティだが、最近は女性らしいものにも興味を持ち始めており、女性らしい可愛いシャツを連想させるフェミニンな言葉という理由でこのタイトルを付けたそうだ。

ケイティの成長

20分に渡る「BLOUSE」は、ハワイを皮切りに、世界中を舞台に撮影されている。
18歳(2024年10月に19歳になった)のケイティのサーフシーンの映像は、前作までに比べて成長を如実に感じさせるし、全く飽きさせない。
ワールドチャンピオンの称号にふさわしい内容で、ステフがツアーに戻りなくない理由がこれを見ると分かる…。
もはや、ウィメンズサーフィンの枠を超えている内容なのだ。

ケイティに影響を与えるジャレッサ・ヴィンセント

ケイティは以前にデーン・レイノルズの映像に影響を受けていると話していたが、最近ではオーストラリアの女性、ジャレッサ・ヴィンセントに注目しているそうだ。

プロサーファーでもある彼女の映像はアーティスティックで、個性的。
伝統的なサーフムービーの枠を超えた新しい視点が特徴で、特に若い世代やアート志向のサーファーたちに影響を与えている。

ケイティ、15歳の未公開映像

ワールドタイトル獲得度、15歳の時の未公開映像が流れた。

この映像を手掛けたのは、環境問題に取り組む「The Cigarette Surfboard」。
彼らはタバコのポイ捨てやフィルター禁止運動をテーマに、サーフィンと環境保護の重要性を伝えている。

映像内でケイティが乗るのは、ロブ・マチャドがデザインした「シーサイド・シギー」のクアッド。
いつもより浮力のあるボードをティモと共に楽しそうにスタイリッシュに乗りこなす姿は、まさにカリフォルニアのサーファーそのものだ。

(空海)

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