F+(エフプラス)
ウワサ通り、バーレーヘッズは開幕と共にスタート。序盤を終了して最初の敗者が出たところで次のスウェル待ち。
ジャック・ロビンソン、優勝の次33位。まぁ、相手がジュリアン・ウイルソンとモーガン・シビリックときつめなところではあったけど、取りこぼしといえると思う。この人これがあるからワールドタイトルに手が届かないのよね。グリフィン・コラピントとかも同じだけど、実力は十分なのに、成績に波があると難しいと思う。シーズン通してのコンスタントな成績って大事。

PHOTO:© WSL/Andrew Shield
ケリーとドリアンを足して2で割ったようなルックスの、ジュリアン・ウイルソンのスキンヘッドにもびっくりしたけど、WSLの2026大幅スケジュール変更にもびっくりした。
突然、やっぱり最終戦は12月のパイプマスターズだよね~、みたいな(笑)。
ハーフカット無し、ファイナルファイブ無し、敗者復活ラウンドなし、ワールドタイトルはパイプで決まる……2026シーズンはタイムマシンで過去へ、って感じ。
VANSと再度手を組んで、パイプマスターズの名称はWSLに譲渡、代わりにVANSはパイプマスターズの公式フットウエアとアパレルパートナーになる。最終戦のパイプはポイント1.5倍。そうなると大逆転もあるだろう。手のひら返し的なパイプマスターズの持ち上げぶりは、笑うというより、大丈夫かな、って感じ。
なんだろね、この間のパイプがあまりにもガタガタしたからなのかな。
昔ならパイプの表彰式ってメディアが入るのも大変なぐらいカメラマンがいっぱいいて、パイプばかりでなくトリプルクラウン、ワールドタイトルと、いろんな表彰があったわけだけど、私も今回の表彰式は撮らなかったけど、ビーチではなくエフカイビーチパークに設けられた表彰台の前には、ライブのドローン映像で見る限りカメラマン数人しかいなかったと思う。広くとられた撮影エリアは空っぽだった。周囲にはぎっちり人がいたけど。まぁ、12月のパイプと1月のパイプ、あのまま行くと共倒れというか、なんか注目度薄まった感は確実にあったしな。
2026年の全12戦は、男36、女24でベルズ4月スタート。マーガレットリバー、スナッパーロックス、エルサルバドル、ブラジル、Jベイ、タヒチ、フィジー、トラッスルズまでの9戦でベスト7カウント、男上位24、女16にカットしてポストシーズンという名の2試合を行い、最終戦のパイプはまた全員がそろって1.5倍のポイントを争う。
ポストシーズン……存在意義がよくわからない。ちょっと残した意地のような(笑)。
最終的にはベスト9戦カウントなので、終盤のプチカットメイクは2試合多くチャンスがもらえるということなんだろうか。12試合でベスト9か10試合でベスト9かという話ではないかと思うけど、なんでこんなの残したんだろう。潔く、昔のままでみんなで12試合やって、ベスト9試合でタイトル争いでいいんじゃね?
リリースの中では繰り返しサーフィンの伝統とか、歴史とかのべられてるけど、なんだかなぁ。それを革新という名のもとにどんどん容赦なく変えてきたのが、この10年のWSLだわよね。
またまた、やっぱボビー・マルチネス正しかったよなぁ、と思う今日この頃。