(田岡なつみ) Photo: ISA/Pablo Jimenez

田岡なつみ&井上鷹がR4進出!『ISA World Longboard Championship』5日目

現地時間4月29日、エルサルバドルで開催中の『ISA World Longboard Championship』はメインラウンドがR3、リパチャージラウンドはメンズがR4の6ヒート中、2ヒート、ウィメンズがR3まで進行。

日本代表も含め、すでにリパチャージラウンド突入で敗者が出たため、国別ランキングも一気に変化が出ている。

暫定1位はブラジル、フランス、ペルー、フィリピン、アメリカの5カ国。
日本はウルグアイと2位タイ。

(リパチャージで9.93に9.17、トータル19.10とパーフェクトに近いスコアを出したオーストラリアのクリントン・ゲスト) Photo: ISA/Pablo Jimenez

田岡なつみと井上鷹が勝ち上がり、残り二人はリパチャージへ

(森大騎)
Photo: ISA/Pablo Jimenez

R1、R2と負けなしだった日本代表だったが、やはり本格的なゲームに変わるR3では明暗が分かれた。

田岡なつみがトップ通過、井上鷹がR3ではハイエスト、イベントを通しても2番目となる9.33を出してフランスのエドゥアルド・デルペーロと共に2位通過を果たした一方、森大騎と吉川広夏はリパチャージR4行きとなった。

森大騎はリパチャージR4H1でペルー、アルゼンチン代表を相手に3位となり、25位でフィニッシュ。
吉川広夏リパチャージR4H6で台湾、パナパ代表と戦うことになる。

(吉川広夏)
Photo: ISA/Pablo Jimenez
Photo: ISA/Jersson Barboza

ブラジル、オランダ代表とのカードで後半まで追い込まれていた田岡なつみは、残り10分で7.17を出して一気にトップに立つと終了間際にもノーズライドとターンでインサイドまで繋ぎ、7.50を重ねてトータル14.67で圧勝。

「今日は波数が少ないです。最初に1本乗りたかったけど、できなかったので、ストレスになりました。1本目はゼロに近いポイントで2本目でやっと7ポイントが出て気分が落ち着き、ラスト5分でもう1本乗ることができました。昨年のISAで私たちは銀メダルでした。金メダルが凄く近かったです。協力しあって金メダルを獲得したいです。ロングパドリングで疲れているので、休んで次のラウンドに臨みたいです。日本は夜中なんですけど、応援してくださっている皆さんありがとうございます。チームジャパン、みんな勝ち上がっていて次のヒートは広夏ちゃん、大騎君、鷹と続くので応援お願いします」

次のR4で田岡なつみはウルグアイ、フィリピン、コスタリカ代表とのカードになる。

(田岡なつみ)
Photo: ISA/Pablo Jimenez
(井上鷹)
Photo: ISA/Jersson Barboza

強豪ひしめくR4

(ディフェンディングチャンピオンのカイ・サラス)
Photo: ISA/Pablo Jimenez

メンズのメインラウンドR4に残っている主な選手は、ディフェンディングチャンピオン、ハワイのカイ・サラス、同じハワイのジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン。
ブラジルのベテラン、ジェフソン・シルヴァとロドリゴ・スファイアー。フィリピンのロジェリオ・Jr・エスクイエヴェル、クリサント・ビリャヌエバ。フランスのエドゥアルド・デルペーロ。イギリスのベン・スキナーと誰が優勝してもおかしくない強豪揃い。
日本の井上鷹はH3にクレジットされている。

(14歳のマラ・ロペスもR4へ)
Photo: ISA/Jersson Barboza

ハワイはウィメンズもソフィア・コーヘーンがメインラウンドに残っているが、リパチャージR2でナタリア・ヴンダーリッヒが敗退しているため、国別でのメダル獲得は微妙になってきた。

ソフィアの他、ウィメンズでメインラウンドに残っている主な選手は、フランスのアリス・レモーン、ペルーのマリア・フェルナンダ・レジェス、オーストラリアのタリー・ホワイト、フィリピンのマラ・ロペスなど。

コンテスト6日目の4月30日は朝6時30分(日本時間同日の21時30分)にメンズリパチャージR4H5からスタート。
メインラウンドのR4を挟み、リパチャージR7まで進行予定。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(染谷たかし)

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