セス・モニーツ Photo by snowy

セス・モニーツに学ぶ、“勝てる”コンペティターとしての資質とは。CT第6戦Jベイ

F+(エフプラス)

そんなに急がなくても……ではあるんですけど、やれるときにはやっておく、というサーフイベントの鉄則で、本日は潮が引くのを待って11時コールでオン。確かに朝はまるでダメだったけど、潮引いたらセット3本ちゃんと入ってくるし、入ってくればいいし、3人ヒートできっちり回るし、みたいな。でも待ち長い長い、35分ヒート長い長い。

昨日夕方3ヒートだけやったウイメンズラウンド1の残り3ヒートのあと、メンズラウンド2の4ヒート、そしてウイメンズラウンド2の2ヒートを消化。まさに消化(笑)。

波、来ればいいんだけどね、もう待ちが長くて長くて、その間なんでこれで試合やってるの?、みたいな錯覚に陥るぐらいフラット。で、時折入ってくる数本のセットはかなりいいんだけど、その何本目に乗るか、あるいはどこから乗るか、で明暗分ける感じ。

まぁ、男女ともラウンド2終わった時点では順当というか、これといった番狂わせナシかな。まだ6人しか負けてないんで(笑)。

Photo by snowy

持ってるなぁ、この人、と思ったのはセス・モニーツ。昨日あれだけここの波と合わずに、バタバタしてたから、え、ハワイアンなのにこの波合わないの? と思ってたんだけど、今日はしっかり合わせてきて、結構な見せ場を作った。

たった一晩でのこの辺の対応力というか、調整力というか、すごいね。合わせてくる感じ。ザ・コンペティター。失敗はきちんと調整、解決して、同じ間違いをしない。これね、勝てるコンペティターになるには絶対必要不可欠な才能のひとつなのよ。

レベルが上に行けば行くほど同じ間違いはしないけど、下のほうはいつも同じ間違いで負けてる。この辺は明白に見えるからね。ここがレベルの差ってやつなんだろう。戦ってるフィールド内での実力はそう大きく変わらないわけだから

「同じ間違いを2度しなければ、キミも3日でプロサーファー。」

故大野薫氏の名言にして、永遠の真実。同じミスを繰り返している日本人コンペティター(五十嵐カノア除く)のいかに多いことか。

明日も待つのかな、引くまで。でもさすがに男女ともラウンド3になるので、次のスウェル待ちで明日はないと思うけどね。

F+編集長つのだゆき

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